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To all my bass fishing friends in Japan.

To all my bass fishing friends in Japan,
I hope you and your families are safe during this tragedy. This is a terrible tragedy for our bassin buddies to endure. Sometimes fishing is the perfect way to clear the mind. Good luck on your journey. My thoughts and prayers are with all of you.
Larry Nixon



日本のバスフィッシングの友人たちへ
この悲劇の中、皆さんのそしてご家族の安全を心から願っております。この度の出来事はバスフィッシングを愛する者にとって、耐えがたく辛い悲劇です。しかし、時として釣りは心を癒してくれる最良の方法になる事があります。今後の皆さんの幸運を願うと共に、心からお見舞い申し上げます。
ラリーニクソン


  
まずこのたび、東北地方太平洋沖地震により被害を受けた皆様には、心よりお見舞い申し上げるとともに、犠牲になられた方々とご遺族の皆様に対し、深くお悔みを申しあげます。

昨日、ようやくイマカツ東北ソルトスタッフ、並びに古い友人達の無事が確認できた。
先週末、偶然にもテレビで何度も目にした光景は、気仙沼に住むスタッフが勤務する釣り具店が津波に呑み込まれる衝撃的な映像だった。そして惨禍の中心地となった陸前高田市で働く古い友人とは、昨日まで全く連絡が取れなくなっていた。

阪神淡路大震災を身近で経験した翌日、安否不明になった当時の上司を探しに、モリゾーにバイクを借り神戸まで水を持って走った記憶が鮮明に蘇った。尼崎を超えたあたりから景色が一変し、倒壊した阪神高速を横目に神戸を目指したが、報道を遥かに超える地獄絵図のような惨状は16年たった今も鮮明に脳裏に焼き付いている。幸い、上司の家だけは奇跡的に半壊で無事だったが、周りの家はほぼ全壊、多くの犠牲者を直接目にする事になった。現実はTVで報道される何百倍も生々しく、そして遥かに悲惨だった。

震災の恐ろしさを現実に体験し、その何倍もの惨状となった今回の東北関東大震災を目の当たりにした時、個人的感情から、とても仕事とはいえ釣りに行ける心境にはなれなかった。ブログや雑誌記事も何度もパソコンに向かいながら、指が動こうとはしなかった。現実、今もまだこれが精一杯である。ラリーからメールがなければ、まだ何もする気になれなかったかもしれない。

「この状況の中で釣りをする等、なんて不謹慎な…」、プロスポーツでさえ中止延期が相次ぐ中、恐らく一般社会常識では誰もがそう思うかもしれない。しかし、ラリーは「釣りは心を癒す最良の方法」と迷いなく言ってくれた。本来、釣りは時として最高の「癒し」になる事を忘れていた自分がいた。

中学1年生の頃、学校の教室で小川ヨシヒロと一緒に見た1冊の雑誌。その中で黒銀色のスキーターのドライバーズシートから手を上げるラリーニクソンに憧れ、二人の悪ガキはバスフィッシングの道に足を踏み入れた。あれから33年、何時まで経ってもタフなこの親父は、私の、そして日本のバスフィッシングの父なのだろうか…。

自分の記事が癒しになるとは思えないが、自分自身の癒しでもある釣りを通じ、微力ながら復興に貢献できる事を自分なりにしていきたいと思う。
                                        


尚、株式会社 イマカツでは、被災者の皆様を支援するべく売上の一部を義援金として、個人的には今年度のTOP50トーナメントでの獲得賞金全額を義援金として、日本赤十字社を通じて寄付させていただきます。
また、本日発売のルアーニュース連載記事「今江克隆ルアーニュースクラブ」を急遽、チャリティーオークション企画に変更しています。そしてその落札額全額をルアーニュース名光通信社を通じて被災地に寄付させて頂く事になりました。詳しくはルアーニュース、WEBサイト「ルアーニュースTV」にて御覧下さい。

 

 

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