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RELOADED…&IMFORMATION
THE SHOW MUST GO ON、AND LIFE MUST GO ON.



東北関東大震災発生から11日目、現状はまだ震災の余波が色濃く残り、収束の気配すらまだ見えない。本来ならバスシーンは最も盛り上がるプリスポーニングを迎える直前だが、このところ自粛と不謹慎の境界線をめぐって、世間では様々な論争が繰り広げられている。確かに何もかも自粛し、経済活動(釣り業界の場合は釣りに行く事?)を止めてしまえばそれだけ復興も遅れてしまうと言う話の筋は解る。しかし、だから釣りに行くと言うのも重篤な被災者の側になれば、また、釣りをしない一般の方から見れば体の良い言い訳、業界人の自己正当化にしか聞こえないかもしれない。
実はこの自粛論争、ブログと言う個人意見の露出が誰にも可能となった時代だからこその論争かもしれない。ブログなどほとんどなかった阪神大震災の時には耳にする事もあまりなかった話だ。個人が自分の主張と行動、考えを不特定多数に表現するブログゆえに、その表現に対し自分なりの大義を掲げないと何をするにも前に進みにくい。特に娯楽の要素が強い釣りは、この非常時に置いては尚更だろう。

しかし、いずれの立場も賛否両論、どちらも間違いではなく、個人の信義、受け取り方に絶対的な大義などない。故に裏返せば、人の意見に左右される必要もない。結局は、それが自己正当化であったとしても、何かをしたいと言う個々の「義の信念」に基づいて、被災者の心情に最大限の配慮をしたうえで、無理せず自分の出来る範囲で自分なりの行動で示す事でよいのではないか。義に煽られ感情的になって無理をしすぎても、長続きしなくては意味がない。

この災害復興は長期戦になる。かつて紀伊半島沖で起きた昭和南海大地震(1948年M8.0 死者約1400人)は100年周期で発生すると言われており、またいつ何時、その災害が自分のすぐそばで起きないとも限らない。
幸運にも被害にあわなかった地域では、長い目で支援活動に貢献できる安定した生活基盤作りと、対岸の火事ではなく、阪神大震災の教訓を生かし、いつ誰の身に起こるかもしれない不測の天災に対し常在戦場の心構えを忘れてはならない。

間もなく、今季開幕戦4.22早明浦に向けた練習が始まる。
自分は子供の頃から「超」が付く程バス釣り好きな人間である。それが高じてプロアングラーとなり、気が付けばルアーメーカーの経営者にもなっていた。心から愛するバス釣りを通じて、そしてトーナメントを通じて何かの役に立ちたい、何かに貢献したい、この信念は震災以前も今も変わりはない。だからこれからも変わりなく、そこに被災者のための支援も含めて、ライブなバスフィッシングの楽しさを通じ、自分の出来る範囲で、自分なりの行動をしていこうと思う。たとえそれが自己正当化であったとしても、自らに与えられた、少し人より恵まれた「GIFT」を生かす道だと信じて。


バスフィッシングを通じてできる事。今年も自分なりの答えを探して行こう。


JB・NBCより緊急のお知らせ。
http://www.jbnbc.jp/infomation/view_infomation.php?#uid1865
富士河口湖町観光連盟に所属する宿泊施設が今回の地震で避難生活を強いられている方々の受け入れを行っています。
本日の新聞では「旅館・ホテル 約40軒800人の協力」と発表されましたが、その後、民宿・ペンションでも受け入れが始まり、更に受け入れ人数は増えるようです。
各施設には一人一泊二食付き2,000円以下で宿泊〜長期滞在が可能です。
一部施設は所持金がない場合の後払いも受け入れます。
お問い合わせ先:富士河口湖町観光連盟国際観光推進委会 電話 0555-72-2603(山下)

 

 

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