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初公開!モグチャの裏技と裏秘密&カレカ最終カラー確定の巻

2010年寅年の初荷となるデビルリッパーカレカ。
やっぱ大好きな虎カラーは入れなあかんでしょ。
かなりカッコイイ出来栄えになりました。

2010年初仕事は15日予約販売開始のカレカ最終色出しのおかげで、年始早々予想通りのスーパー午前様…。しかし、どのカラーを選んでも自分なりのキモを含めた、効果と見た目の双方を満足できる実戦力の高いカラーリングを完成させる事が出来たと思う。と言う事で、サイドリバーネット限定販売のカレカ確定4色の発表です。

干支と虎バスチームにちなんで、気合を入れて自ら塗った2010年最初の作品「WILD TIGER」。
TOPのカラーとしては見やすく、3トーンのグラデーションは実戦力も保証付き。
最終、もう少し虎模様がシャープに、細くなるよう修正済み。(トップ画像が最終模様の予定。)

目の覚めるようなイタリアンレッドのMOULIN ROUGE(ムーランルージュ:赤い風車)。
CIMA ROUGEに比べてなんて美しい発色・・・。
ベリーは粗目のホワイトパールマイカ。
このコントラストが強烈。まさに赤い風車。

実戦釣獲力ではピカ一の「ボーンマテリアル鮎」。
ナチュラルなのに目立ち、全身のマットブルーパールがソフトボディーの様な錯覚を起こす独自の配色。
実際に見てみると、まるでソフトスキンの様な艶めかしさを持つ色。
やはり絶対定番色として必要。

もうおなじみの「霞ワカサギ」。
イエローを強調した大型ワカサギをデフォルメして自分なりに完成させたカラー。
見栄え、実戦力とも申し分なし。

さて、カレカの予約販売を皮切りに、今月はいよいよモグチャ専用の「リアル・モグラジグ」が登場する。こちらはド派手なブルーチャート以外は全て「リアルカラー」シリーズ。ラバージグとしては世界初?の異色カラーだ。まあ、ワームがリアルになったのだから、ジグがリアルもありとは思っていたが、モグチャに組むとまるで小魚の群れの様に見える泳ぎで、最高の相性を魅せてくれた。ヘッド材質はメッキ塗装との密着性、衝撃剥離耐性を考慮し、現在は廃番だったTG(樹脂タングステンヘッド)」を復活させた。

いよいよモグチャ・リアルシリーズが今月25日前後に出荷。
カラーはフラッシュハス、フラッシュゴールドハス、メタリックレッドクロー、ブルーチャートの4色予定。
すべてTGモデルです。

今までラバージグにメッキ塗装(リアル系)が存在しないのは、障害物や岩への意図的接触による剥離が激しく、アッという間に禿げてしまうため耐久性の面から商品化できないのが理由だった。しかし、ラッキーな事にモグチャの後付けワイヤーが丁度、障害物との接触をガードしてくれるバンパーとなり、ヘッドの剥離を最小限に抑える効果が高い事が実釣テストで判明。本来販売は無理だと思っていたリアルジグが、モグチャとしては完全に実釣レベルに耐えることから実現した。

11月頃からかなり使いこんでみたが、
後付ワイヤーがヘッド底辺部をうまくガードしてくれるため、
スピナーベイト以上の耐久力を見せてくれた。

しかも、最初、「ワイヤー後付け式」は不細工なので他のスマートな方法を模索したモスブレードだったが、結果としてモグラジグとの別体コンボだからこそ出来る「裏技」も可能となった。これは余り言いたくなかったが、実はモグラのブラシガードを残してセットすることで、チャター最大の弱点を見事にカバーできるのである。チャターベイト最大の弱点とは「カバーコンタクトに弱い」事。チドってふらつくが故、カバーに接触した時の反転で、レイダウンなどにはかなりの確率でフックが引っ掛かってしまう。ウィードやライズアップにはめっぽう強いが、ウッドカバーに弱いのが最大の弱点だったのである。

夏以降、色んなカバーでチャターを試した結果、色んな裏技を発見した。
チャターは巻くだけが能ではない。
ただ、ノーマルではオカッパリからのレイダウン攻めには大苦戦・・・

チューン方法はモグラのガードを好みに応じて間引いてモスブレをセットするだけだが、重要なのはカバーの濃さに応じての間引き加減。ブラシガードを残すとチドリが非常に悪くなるので、適度にブラシを間引いて、泳ぎを見ながらブレードの反りをフラット方向、もしくは逆ゾリへ微調節し、適度に千鳥が発生するように調整する。

先月の大雪の中でもバスを浮かせたリアルモグラチャター改。攻めるカバーに応じてブラシガードを残してある。
2日間コレ一つを使いこんだが、思いのほか塗装は無事。
チャターは使い方次第で真冬でも釣れる事を証明した。

ただ、ピッチングで直接カバー内にぶち込んで使う場合は、チドってもあまり意味がないので丸ごと残してもOK。この場合はトレーラーを侍ホグやバタフライクローの「縦付け」にするのがシークレット。…本当にこれだけは春まで黙っていたかった。水深のあるカバーやオバハン下で浮いているバスに強烈に効く特殊な使い方があるので、それは自分で見つけてください。まあ、TSR付録DVDでほとんどバレちゃってますが…。
ちなみにこの釣り方は「巻き」ではないので、「フォール速度が速い1/2oz」がおススメ。リアクションとロッド選択の違いが理由だ。琵琶湖の様な広大なフラットもモグチャは1/2ozが主流。野池なら1/4ozも良いが、3/8ozは万能である。

水深のあるカバーの中層を攻めるためのモグチャ改。
バタフライ系はテールを縦にセットする方が、ビラビラアクションが際立つうえ、千鳥も発生させる事が可能。

ところで、最近はモスブレードを型取りして自作されている方も多いが、そろそろ本当の秘密を明かしておこう。皆さん、「奇跡のチャターブレード」の形状や穴位置が、奇跡のアクションに非常に重要と思い込んでいるようだが、実はブレードに関して本当に重要なのは…「ブレードの厚みと重量」なのである。形状はどう見ても全く同じように見えるのに、何故か全く動きが違う。その理由が解らず本当に頭を抱え込んでしまうほど謎だったのだが、実はアメリカ製のブレードは形状以上に、メッキやペイントの状態で「重さ」がバラバラだったのである。コンマ数グラムで劇的に全てが変わるこの世界、モスはこのブレードの重さと質にこだわって作られている事を知っておいて欲しい。

実は形の違いは余りバイブレーションや千鳥には関係ない。様々な形があるがシンプルなこの形がベスト。
むしろ、穴位置と穴から上部の「重さ」が一番のキモだった。
慣性の法則の一種ですね・・・。

しかもアメリカ製は鋼に塗装?の様な安価なメッキを施してあり、非常に硬く金属疲労に弱い。昨年半年で数回、アメリカ製のブレードでバスとのファイト中、ブレードホールが割れて外れてしまうトラブルが起こっている。モスが米国製に比べやや柔軟なのは、チューンしやすくした事もあるが、金属疲労において亀裂が入りにくい「耐久性と粘り」を持たせたのも理由の一つだ。そのためアメリカ産オリジナルより0.05m厚くし、その上で「奇跡のブレードが持つ重さ」をキモにして生産したのが「モスブレード」なのである。また、これ以上僅かでも肉厚にすると水切りに抵抗が生まれ、今度はスローでの立ち上がりが極めて悪くなるなど実に繊細な世界なのだ。他にヘッド部にも偶然が重なって生まれた重大な秘密があるが、これはおいおい明かして行こう。モグチャは本当に幾つもの偶然が重なり生まれた「奇蹟」のルアーなのである。

琵琶湖のテストではアメチャブレードがネジ切られるハプニングが相次いだ。
硬いアメチャブレードの金属疲労は見ただけでは解らないから厄介。
モスブレードはネジ切れる前に、穴が変形してくるので交換時期だと解る。

余談だが、4年前アメリカでチャターが大ブレイクした時は、何故か「ブラックブルーのスカート」に、「ブラックメタリックブレード」が瞬殺の超人気だったそうだ。そう言えばラリーも菊さんも、ジグはブラックブルーフェチ…私はリアルか、ブラウンパープル党です。
また、モグチャを静かな所で泳がせると、かなり「複雑なスクラッチ音」が出ている事に気がつく。ひょっとするとバスは金属と何かが擦れるような音が好きなのかもしれない。

最後にモグチャにはもう一つ、普通のモグチャ使い達に格段の差がつけられる最後の裏ワザが存在する。これはマジでヤバすぎるので、公開を死ぬほど悩んでいる。ヒントは…やっぱ今はやめとこ。


モグチャを私のボックスからガメて以来、
琵琶湖スランプを完全に脱した赤い彗星セッキー。
新春球団公式?虎バス大会に出てこれないのは
超残念です・・・。

極寒の寅年新春虎バス公式トーナメント開催間近!
全員丸ボーズにならないよう、必死で頑張りましょう!(ソートーヤバそうですが・・・)。

 

 

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