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第3戦旭川ダムプリプラ終了&重要なお知らせ?の巻
増水後の急な減水でヌーちゃんチルドレン達のおうちも陸の上。
藻だらけゴミだらけで大変そうでした。



2003年以来、久々の会場となっていたTOP50第3戦早明浦ダムは、プリプラ期間を延長してまで開催判断に望みを掛けたが、残念なことに減水による中止が21日に決定された。
それに伴い、代替え地となった旭川ダムでTOP50第3戦は予定通り7月2日から開催される事になった。しかし、ホトホト旭川と早明浦にはカラ梅雨大減水で泣かされてしまう。今回もあらかじめ組んでいた予定を大幅に入れ替えて、カツカツの状態で3日間だけのプリプラを行った。依然、腰椎の状態は良くはないが、先の手術の効果が遅れて出てきたのか、最悪の状態だった霞ヶ浦に比べると幾分マシにはなってはいる。ただ、試合の状態は、今期は厳しい試合が今回も続きそうだ。

大雨で一時的にランチングは問題なくなったが、今度は急減水が心配される旭川。
大型ボートでは座礁危険が高く、今回はクレストライナーを登板させる事に。

今回の旭川ダムは先週21日の晩に降った大雨の影響が色濃く残る、極めて流動的要素が大きい状態。大雨の影響で湖は1m30cm近く急増水し、おかげで一時的に大型ボートも問題なく使える状態にはなったものの、今度はピーカン猛暑が28日まで続き、これまた一気に減水中。
湖のカバーはほとんど干上がり、バンクは剥き出しの赤土状態。まだ普段は比較的クリアな旭川も大雨と急減水の繰り返しで、全域浮きゴミまみれの濁りが停滞している。今期は高滝、霞とマッディーレイクが続くが、今度は28日からまたしても4日連続の雨予報で、ほぼ間違いなくまたしても「濁り」との戦いになりそうだ。今年はクリアレイクでのサイトには相当の自信をもっていただけに、今回の早明浦戦中止は残念でならない。

減水でリザーバーと言うよりは、沼っぽくなってしまた旭川。過去、この時期のTOP50旭川開催は過去2回全て減水で中止になっており、開催できれば春以外では初開催となる。

さて、結果から言うと短期間のプリプラだったが、TOP50プロ達が湖にかける本気のプレッシャー(体圧?)の凄さを実感する結果となった。特にトーナメントが頻繁に開催されているトーナメントレイクでは、バスのプレッシャーに対する行動の変化が著しく激しく、通常の状態での釣りとは全くかけ離れたモノになる事を痛いほど痛感したプラクティスになった。

なんか完全に関西だとロケか取材と勘違いしている気が・・・。普段ならこれだけで十分ですが・・・試合は別物です。

まだTOP50プロも半数だった練習初日は、いくらトーナメントレイク旭川と言えど通常に近い状態がまだ維持されていた。最近、試合とロケは絶対に混同してはいけないと、解っていながらまず投げてしまったのは「SG-PLUS改」…。「これで釣りたい」と言う気持ちを持ってはいけないのがトーナメントで、最高のスポットでも1投目からウルトラライトリグを投入する位の減圧的用心深さと、石橋を叩いても渡らないで地道を行く程の手堅さが今の時代は絶対に必要なのだ。解ってはいるのだが、バス釣りの楽しみの一翼を失うようで、なかなか夢を捨てきれない。それが限りなく不可能に近い夢と知りながら…。

いきなりSGプラス改で釣れてしまった旭川50アップ。
釣れる時の破壊力が凄すぎてヤメられません・・・。

と言う事で、初日は案の定、いつもの関西流。のっけからあっさりSG-PLUS改で旭川50アップとご対面。これで完全にまたハマった…。

ズーボ神・ナベですら、初日から珍しくナイスフィッシュゲット。
バクラト100リアルで一撃でした。しかしその後は・・・。

それでもバクラト100・REAL、ダッドカットで順調に2日金曜日目中盤までは釣れてくれた。しかし、SGへのチェイスは2日目には皆無に、そして好調だったバクラト100にもバイトがなくなり、辛うじてハドスイ4でバスが触れる程度になってきた。この日にはほとんどのTOP50プロが勢揃いし、常に視界に選手の影を見ながらの練習となり、晴天無風の暑さも手伝って、明らかに湖がこの日から別の湖に(いつもの試合舞台に?)変化し始めた。

2日目はダッドカットノーシンカーのカバー撃ちでこれまたビッグフィッシュ。
ただ、3日目にはカバーは陸の上になってました・・・

そして3日目最終日。この日はやや澄みかけてきた旭川最上流(と言ってもバスボートで上がれるのは旦土橋が上限)でほとんど丸1日時間を費やし、本気で攻めて見るが…。結果はどうあれ、既に極限にプレスが掛かっている事は紛れもない事実だった。しかし、そこに紛れもなくビッグフィッシュがいることも事実である。獲れれば天国、外せば地獄…バスは小さいが手堅さは勝る最下流まで、トーナメントルール上、移動に往復2時間を要する。これは前回の北浦から恋瀬川へのロングランに匹敵する時間だ。攻めるか守るか、どちらかに根性を決めなければ、今回も霞ヶ浦の二の舞になる可能性は高い。

マスター戦で旭川には通いこんでいるナベは、新開発のリアルピンテールでナイスキーパーを絞り出すが・・・。
全く単発で後が続かず。何の役にも立ちません・・・。

トーナメントの理想と現実、過去、多くのトーナメンター達が直面し、スタイルを変えまでアジャストしてきた者もいれば、舞台を去り別の地に理想を追い求める者もいた。これから毎試合、試合会場が大きく変わらない限り、この哲学的問題に直面していくことは避けられないのだろう。しかし、それでも楽しさ面白さを超えた所にこそ、勝利の美酒が用意されている事は間違いない。その美酒は飲んだ者にしか味わえない、全ての辛苦を忘れさせる格別の味であることも間違いない。それを知っているからこそ、やはりいつの日か、理想を現実に変えるまで敢えて「求道者」として挑戦し続けていきたいと思う。

第2戦同様、第3戦も厳しい戦いになりそうだ。
しかし、その先の答えを求めて道を歩む。

オフリミット期間が2日しかない以上、かつてないプレッシャーの高さは避けられないが、これから数日、再び梅雨前線が活発化する旭川。おそらく水位も、状況もプリプラとは違った何かが起きる気がする。今は体調のケアに細心の注意を払い、公式練習直前2日間に集中していきたい。 



オマケ
重要な?お知らせ2つです。


エバーグリーンWEBサイトにて、トリニティー66MXコンセプトを書き下ろし公開中。
要は、66M兄弟、レイブン、レーサー、コブラの個性の違いとコンセプトです。
http://www.evergreen-fishing.com/bass_rod/kaleido_casting/concept/kaleido_concept_66.html

お知らせパートII。

ルアマガ携帯サイト、おかげさまでガメの首は当面、安泰だそうです。
ありがとうございました。
6月17日から先行Iモードに続き、au、ソフトバンクでも配信開始。
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