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2008年イマカツ的何でもTOY第3位発表の巻
スピンクランクシステムはバカラックでも重要なテスト項目の一つだった。
カレイド・スーパースピンコブラは60cmを超えるバスを軽々と手玉にとった。


ではいよいよベスト3の発表。
第3位に関しては、イマカツ的には2009年開発コンセプトのうちでも特にスピニング部門の新たな可能性を担っていくと思われるとても大きな存在である。
そのイマカツ的TOY第3位は、TOP50遠賀川戦でハードベイトのみでも今も十分に表彰台の一角を狙えることを証明したIS/WASP55「スピンクランクシステム」で決まり。

トーナメントに、オカッパリに、そしてソルトにも。
このNEWハードベイト・スピニングシステムは2009年の台風の目になるかもしれない。

このWASP55はWASP50を制作した折に出てきた派生モデルで、不朽の終点作となった「スーパースレッジ」の性格とは反対の部分に存在するもう一つの途上の名作「スピンムーブ」の終着点を強く意識した事は言うまでもない。スーパースレッジも実は第一回のワールド遠賀川戦用として生まれたものなのだが、奇しくも同じ遠賀川からWASP55とスピンクランキングシステムが生まれてきた。このシステムには専用とも言える4軸をコンバートした7フィートのスーパースピンコブラ、そしてブレがなく巻き上げ力に優れたハイギアのステラ3000HG等、絶妙のトータルタックルバランスが必要だった。

TOP50のプレッシャー下でも有効性を証明したWASP55のクランキング。
ここ数年、シャッドは明らかにオールシーズンルアーになった。

ちなみにスーパースピンコブラは現行のスピンコブラとはかなりその指向性に変化を持たせてある。7フィートにレングスアップした分、パワーを長さのトルクで補えるようになり、よりキャストフィールを重視した設計にした。むろん、ハードベイトへのノリも考慮した独特のティップセクションである。2009年はこのスピンクランクシステムに関して専用プラグは元よりさらにトータルなタックル開発を始めており、その結果としてソルト用タックルとのクロスオーバー的なシステムも登場する事になるだろう。

カレイド・スーパースピンコブラの最初のテストターゲットは50cmを超えるチヌの連打だった。
バス用リールとラインシステムに限界を感じた。

すでにこの構想は2008年のブラックタイ(チヌです…)ゲームにおいて発動し始めている。ソルトや管釣りでは当たり前のスピンプラッギング専用タックルがバスゲームにないこと自体少し不思議に思う。イマカツではこのジャンルの開拓者、先鋒たる誇りをもって2009年内のスピンクランクシステム確立を目指している。

50cm程度のチヌなら楽勝引きぬく4軸スーパースピンコブラのパワー&トルク。
フレッシュとソルトのクロスオ-バーポイントが見えてきた。

次に裏3位だが、今回も2組が同率受賞。その一つ目は今後の日本のフィールド事情を考える上で、いずれこの存在は非常に大きなものとなってくるだろうとの予測からここにランクイン。
イマカツ的TOY裏の第3位は高速エレキ専用艇「レオパルド14世」が獲得!

高速エレキ専用艇レオパルド。
ジョンボートベースのVハル採用で、最大有効釣座3人分を悠々と確保。驚くべき安定性能もあわせもつ。

14世って言うのは勢いで言っただけで、本当は14フィート。このレオパルドは試作艇第一号だが、余裕の3人乗りの釣り座を持ち、1人乗りの109ポンド2機掛けイマカツエレキ艇「ポインター」を2人乗り109&82ポンド2機掛けで完全にオーバーテイクしてしまう高速エレキ艇である。余裕ある3人乗りで、109ポンド一機でも早さに不満を感じる事がないほどの機動性に優れた特殊ジョンボートである。

とにかく広いレオパルド。フルフラットだとトレーラー仕様だが、本体は超軽量、そして圧倒的浮力。

現在、プラスゲインにて量産化が検討されているようだが、このエレキ専用艇(エンジンも15PS取得が可能になる予定)の存在は、今後動力船乗り入れ禁止の湖において大きな意味を持ってくることは間違いない。今以上にクリーンエンジンである高速エレキ専用艇が一般に普及すれば、本格的ライトウエイトスポーツとしてのトーナメントが可能なフィールドも多くなるだろう。大型エンジンに対する環境的規制が厳しい中、特にローカルエリアにおいて、3人乗りでも楽しめ、1人でもカートップが可能なエレキ専用艇の普及は日本のフィールド事情にとって今後欠くことのできない存在になるかもしれない。

ジョンボートながらスタイリッシュさはバスボート並みの雰囲気を持つ。
非常に実戦的かつ効率的なボートである。

そして栄えある第3位同率受賞はこれまた意表を突いた「SUREFIRE/ EB1 BACK UP」が堂々の受賞となった。実はこいつは貰いモノだったのだが、予想外に今年大活躍してくれた100mmサイズのポケット式マグライトの一種。しかし、このSUREFIREの凄さは使ってみて驚くべきものだった。まずアメリカの警察官がベルトに差して職務質問に使うと言われるだけあって、そのLEDならではの明るさは、もろに見たら一瞬、視界が失われるほど強烈。説明書がなく機能に関しては少し難解だったが、LO-HIの切り替えができ、日没後の片づけや、寝るときにスモールランプ等のない真っ暗な部屋に泊まった時には室内灯としてベッドの横に置き非常に重宝した。夜中真っ暗になるバカラックの宿でもLEDの拡散光は優しく極めて明るく、何かと非常に活躍してくれた。後で値段を調べてひっくり返った(なんと28,900円!!)が、その値打はあるなとうならされた逸品であった。

この大きさから想像できないほど、衝撃的な明るさです。
LOだと30時間以上使えるようです。本来はサバゲー用??

ということで、3位は結構、真面目な選出。いよいよ残すは第2位と栄えある?2008年イマカツ的TOY・優勝を残すのみ。それではまた明日!

 

 

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