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2008年イマカツ的何でもTOY第2位発表の巻
愛しいこの娘に会いにはるばる地球の裏まで。
その出会いの感動は何年、何十年たっても色褪せない。
それがバスフィッシングだ。

2008年も残す所あと僅か、ちょっと冬らしくなってきた今日この頃ですが、それではいよいよ第2位の発表です。まあ、この辺は入ってなきゃおかしいよねって思う人もいるかと思いますが、2008年、惜しくもRUNNER UPの座に輝いたのは…

2008年イマカツ的何でもTOY第2位は、バクラトスイマー&ハドルストンBros.で文句無しに決定!!でしょう。

2008年、まさに圧倒的と言うほどの威力を発揮したハドルブロス。
その実績は誰にも文句のつけようがない。

まあ、ホンマ、今年の50アップのおよそ70%は占めるのではないかと言うほどの恐るべき50アップ捕獲率はもはや誰も文句のつけようなし。特に今年はこの2つで「スイムベイトブーム・リローデッド」と言っても過言ではないかもしれない。一時は完全に鎮静化したと思われたスイムベイトブームだったが、斬新な動きとテールデザインを持つハドルストン、そしてシンキングスイムベイトと言う新しいカテゴリーに踏み込んだバクラトスイマーによって、再びスイムベイトが脚光を浴びた2008年だった。

表層&中層のハドルブロスに対し、ディープ&ボトムでは圧倒的な強さを発揮したバクラトスイマー。
2008年、メインに使った取材での50アップ率は実に100%。

実際、LOVE FISHコーナーへの投稿でもバクラトの50アップ率は断トツである。2009年夏までにはバクラト、そしてハドルスイマーシリーズにもリアルフィニッシュモデルが3〜5インチまで全て勢ぞろいする予定。待望のコブラクラスで使えるNEWバクラトスイマー改4インチもいよいよ登場だ。ちなみにハドスルスイマーは特にプリスポーン〜ミッドスポーンかけて、ハドルストン同様まさに無敵の爆発力を発揮する。シーズンになったらなかなか手に入らないと思うので、3月までに十分に揃えておくことを強くお勧めする。

小よく大を制す。
ハドルスイマー3インチはプリスポーニングの
超絶激ヤバアイテム。来春までに必ず揃えておこう。

さて、TOY第2位は当たり前と言えば当たり前の結果、それではお楽しみの2008年イマカツ超個人的偏見なんでも裏TOY第2位の発表です。
裏TOY第2位は…

なんと「渡辺健司」&「DVD銀河英雄伝説第1巻〜第28巻&ポータブルDVDプレーヤー」のW受賞決定です!!。

ヘアスタイルがコロコロかわるワタナベ。
最近妙に色気づいてる感じしませんか????

なんじゃそれ〜って声が聞こえてきそうだが、2008年は私にとって過去最高に厳しく、そして苦しい年だった。大病からの復帰、そして腰痛の再発など精神的にも肉体的にも限界を超えた戦いだったと言っても過言ではない。途中、本気で何度も引退を考えたが、その苦悩の現場に居合わせた者は後にも先にも渡辺ただ一人だった。まあ、あまり褒めるとツケあがりそうなので止めておくが、渡辺健司のアシストなくしてはこの難局を克服する事は決して出来なかったことは事実である。おそらく渡辺的にも2008年は最も気力と体力を必要とした年だっただろう。四国の片田舎から出てきて既に6年近くがたつが、現在はイマカツDC部門(デジタルコンテンツ)部長としてその才能を発揮し、今日ナベキャラとしてイマカツWEB内ワンデイ・アクセスランキングでは20000件越えの不動のブッチギリ2位を守っており、もはやイマカツにとって強力な戦力となっている。

最初は「牛」みたいな奴で、頼りなさすぎだったナベだが、
今やイマカツをしょって立つ貴重な存在に成長した????

初めてのバカラックでも大事件を起こしてスタッフ全員を凍りつかせてしまったように、竿を持たせると只の釣りバカになってしまうのが相当にキズだが、まあ、今年1年、よく頑張ってくれたので感謝の意を込めて2位としておこう。渡辺には副賞としてミート高橋カレー3食分と大納言中古詰め合わせセットを贈呈したい。ちなみにボーナスや査定には一切関係ないのであしからず…。

初めてのバカラックでスタッフを凍りつかせ、ライターを再起不能寸前に追い込み、私を再度バカラックに導いた、最終日、まさかの11ポンド。
おまけに竿まで折るし・・・。釣りをさせるとある意味、超危険人物です。

そして、もう一つの裏RUNNER UPは「DVD銀河英雄伝説第1巻〜第28巻&ポータブルDVDプレーヤー」。

今回のバカラック大成功の立役者。
帰りは飛行機の中で徹夜で見まくってしまいました・・・。
ポータブルDVDプレーヤー恐るべし。

なんか意外な選出のようだが、これはバカラック遠征の時の貢献度が大きく関係している。毎回、メキシコ遠征はある意味、強烈なラテン系メキシコ人の絶叫とまくし立てるようなスペイン語まみれの旅となる。それも1週間単位での滞在となると、日本語も英語も話せず、日本語の会話も食事と移動の時くらいになり、「話せない」「聞けない」事がストレスの大きな割合を占める。そのため、今回はとにかく何か日本語が聞けるもの見れる物を用意していこうと、買って行ったのがポータブルDVDプレーヤー。しかし、レンタルビデオは借りる期限が短いし、DVDを山盛り買って行くのも大変…。そこで日本語ならんでもいいやと、以前、某人物が突然、「名作です!!」と送りつけてきた長編DVDアニメ「銀河英雄伝説」を持って行くことにした。

こんな部屋で1週間。音を発生するものはちっちゃなTVだけ・・・冷蔵庫などあるわけなし。
朝からスペイン語聞くと疲れまくり・・・。

このアニメ、映画評論家を目指す私としてはすでに名だたる洋画、邦画、海外ドラマにアニメは大概見尽くした感があったが、あまりに古い(1988〜1997に亘ってOVA化されている)こととあまりに長編(100分DVDで実に28巻)だったため、半年近く放置プレーされていたものだった。最初の1話は見たのだが、アニメとしてはあまりのアナログ的古さとまるで歴史の教科書のような古典的描写&語り口に瞬殺で早送りフィニッシュされていた経緯があった。
ところが…暇つぶしにとずっとバカラックのロッジで日本語のBGM代わりにかけていただけで、真面目に見る気など全くなかったのだが、日を追うごとに徐々に徐々にではあるがズブズブとこの伝記的歴史ストーリーアニメの地味〜な魅力にハマっていく自分がいた。後半には釣りをしている途中から続きが気になって、ロッジの部屋に帰るのが楽しみになってきていた。

日本語を話せるのは食事のときと移動のときだけ。
英語にスペイン語にわけのわからんプリモー!!
日本語のBGMは偉大でした。

おかげで今回のバカラック滞在はこのDVDのおかげで非常にリラックスでき、まったく地球の裏側にいる気がしなくなっていた。まるで自分の部屋に帰る感覚で、釣れないストレスも部屋に帰って寝るまでの間にすっかり発散、朝も日本語のTV(DVD)が見れるような感覚で、如何に母国語が癒しの効果を持っているのかを実感した。また、麻生さんじゃないけれど日本のアニメはこの時代にも、これほどの作品を残していたことに驚きを隠せなかった。内容的には帝国独裁主義国家と民主共和制国家の近未来戦争小説。通常こう言った設定は民主国家が「善」で帝国主義国家が「悪」と言う解り易い構図が多いのだが、この「銀英伝」はそういった単純なものではない。人望と才覚、傑出した戦闘能力を兼ね備えた独裁政治に悩める?若き帝国軍皇帝と、選挙で選ばれた事をいいことに腐敗にまみれた民主主義権力者に疑問を持ちつつ、民主主義存続のために不本意ながらもその天才的軍事才能を発揮する若き共和制国家軍司令官というストーリーが軸になっている。

大概、どこのTUTAYAにもありますが、あまりの長編なので見るのにかなりの勇気がいります。
しかも古い・・・。完全な歴史小説のOVA(オリジナルビデオアニメ)なので、かなり大人向けですが評価Aランク。

あまりに長期間に亘ったOVAのため、物語途中で主役級声優が亡くなると言うハプニングもあり、エンディングもかなり意表を突く展開になっているが、その理由が後々「外伝」で解ったりと、更に歴史小説的深みを増してくれる。
今の戦争アニメのように派手なロボット戦があるわけでもなく、ヒーローや救世主が登場するわけでもない。しかし実に淡々と、リアルすぎるほどリアルに、まるで本当にあった人類の歴史のように展開されていく叙述詩的手法は、昨今の短絡的な派手さ、あり得ない奇抜さに偏った映画事情からも鑑みても逆に新鮮味を感じたほどだった。

地球の裏側まで来ての全力ロケはかなりキツイ。
釣れないと夕方から一気に疲れが襲ってくる。

正直言って、バカラック遠征がなければこの前時代的ウルトラ長編DVDの根本にある魅力と面白さに気がつくまで見続ける事は到底出来なかったかもしれない。決して万人にお勧めできる作品ではないが、私個人的には主人公や脇役達の生きざまに色々と考えさせられることや、参考になるような部分もあり、非常にいい作品だと思った。一回目のバカラックでは東野圭吾の小説・「百夜行」にハマってしまい、おかげで釣果も滞在中もかなり暗くなってしまったが、今回のバカラック釣行大成功の影には、この古いDVD「銀河英雄伝説」の予想外の内容の良さと、「日本語の言葉としての癒し力」があったように思う。と言うことで、これまた非常に変な裏TOY第2位となってしまったが、バカラックロケ大成功もあってDVDポータブルプレーヤー、そして「銀河英雄伝説」に文句なしの決定。

銀河じゃないけど、銀幕のような幻想的景色のバカラック。
現在、「銀河英雄伝説外伝」まで進行中・・・寝不足や・・・。

と言うことで、明日はいよいよ2008年イマカツ的TOY栄えある第一位の発表です。お楽しみに!!

 

 

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