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復活?それとも…バカラック裏話の巻

なまじ10ポンドに近いだけに嬉しさより悲しさが・・・・
60アップは久々ですが、ロッドがワイスタなので
イマイチピンとこず・・・。

メキシコシティーはとにかく車が多すぎ・・・・
排気ガス&砂埃の街
標高2400m、世界最高地にある首都。
マジで息苦しいし疲れるのだ。

今月号のルアマガ100号特別企画で行ってきたのはメキシコ・バカラック。かつて10年以上前に10ポンド大フィーバーに沸いた湖だ。しかし、その後、世界的に有名になりすぎバスアングラーの増加や持ち帰り、乱獲で忘却の彼方へと忘れ去られた湖。

ロッジはこんな感じ。
壁が薄いうえ、夜中までアメリカ人が大騒ぎ・・・
しかも朝は3時にはガイドたちが集合しハイテンションで
大騒ぎ・・・
神経質な人だと持ちません・・・・。
しかし2003年頃からフロリダバスの再移植やオフリミットの設定、持ち帰り制限、湖の人数制限といったルールが決められ、ようやく復活の兆しが見え始めたところである。

ガイドの人たち。ほとんどが元漁師さん。
誰を見てもヤバそうに見えるのは気のせいか・・・・
しかし、現実には設備も宿もバスの量も圧倒的に整備されたリゾートレイク、エルサルトに人気を持っていかれ、正直言ってリゾートや楽園と呼ぶにはまだ程遠い環境だといっても良いだろう。少なくともエルサルトのようにカップルで楽しくって感じではない。ガイドロッジも3軒しかなく、そのうちの一軒は廃業していた…。

部屋はこんな感じ。
夜ナベをしてデカバタクロー製作中。
睡眠時間は毎日3時間ほど・・・。
まわりにレストランや設備らしきものは全くない。いかつい軍隊のジョンボートが湖では良く見かけられ、あちこちで山から火の手が上がる…マリファナの密栽培場の焼き払いには何度も出くわした。よほどタフ&ワイルドでない限り、カップルでバカラックに行くのはお勧めできません…。

晩御飯はカエル、バス、Tボーンステーキ、正体不明の何かなど等。
結構微妙・・・タコスはイケました。
今回の釣行は知ってのとおり、エルニーニョのためか本来は20度以上にもなるはずのバカラックが、大寒波のおかげで朝は5度前後、昼間もよくて15度前後。この時期としては記録的な寒さだったそうで、半袖でいけると聞いていた我々一行は防寒着などあるわけもなく、フリースの寝巻きを着込んでジャンパー&レインパンツ、まさに日本の冬とかわらんやんけ!!って感じの悲惨さだった。

早朝からスーパーダイナマイトクレージーギガハイテンションで絡んできてくれるロッジスタッフブラザース。
ラテンのノリは凄まじい・・・。
頼むから食事中に大人の○○○○を振り回さんとってくれ!!
ルアーマガジンでは2回にわたって連載になるので結果はそちらで見て欲しいが、正直ってマジで難しかった。時期的なものなのか、コールドフロント直撃のためなのか、予想を遥かに超える厳しさだったとだけ書いておこう。

極寒の早朝。しんどかろうが、腹が痛かろうが、毎朝強制的に5時半出発。これで釣れなきゃ結構地獄・・・。
ただ、50アップを相手にしたタックルテスト程度なら存分にすることができ、そういった意味では日本では琵琶湖のハイシーズンに匹敵する価値ある真冬のテスト釣行になった。特にバタフライクローへの反応の良さは強烈で、日本では4.5インチはデカ過ぎるように感じるかもしれないが、ここではあまりに小さく感じてしまうのだ。

泳がせて良し、落として良し、ノーシンカーも良し、トレーラーにも良し、
バタクロの使い方は工夫次第で幾通りもある。
現在、3.5インチ製作中。
先のバスマスタークラシックでラリーニクソンがデザインしたチガークロー1オンステキサスがワンツーフィニッシュを飾ったが、そのデザインのきっかけになったのもバークレイで高い評価を受けたサムライ&バタフライクローなのである。

このクラシックに合わせるかのように、
昨年末全米デビューしたチガークロー。
ボイドダケッドはこれを1オンスパンチリグで使用し、
クラシックを制した。
バタクロはノーシンカーでも、ライトテキサスでもしっかりとハサミが良く動くことを重要条件にした。ちなみにチガークローはマジでヘビーなシンカーでなければ両手が動きにくい。ただやはりアメリカモノは日本使用に比べると竿も糸も、カバーもスケールが桁違い、故にハサミもシンカーもデカい方がアメリカの湖にはフィットするのだろう。バカラックに行ったときバタクロが異常に小さく思えてしまった。日本ならデカいと思うのに…。
いずれにせよ、アメリカもバタフライクロー系クローワームが今年は大ブレイクしそうですね。

現在、世界的ブームのバタフライテール。
この今までにないランダムな波動が効くのだろうか。
しかしこのバカラックでもそうだったが、必ずしも45〜55cmがめちゃくちゃ釣れるルアーが巨大バスに近道かといえばそうでもないのかもしれない。半分イジメのつもりで、この状況ではまず可能性がないと思ったルアーをワタナベに投げさせていたら、大事件が起きてしまった。ルアーの力を信じて使い込むことの大切さを身にしみて感じさせられたメキシコ釣行だった。

テオティワカン遺跡からFOMAで超普通に日本に電話ができた。携帯電話恐るべし。
でもバカラックはイリジウムしか無理でした・・・。

さて、今回はバスワールド・サイドリバー連動企画の続報です。今回はサイドリバー側が前回のような大混乱を回避するため、会員登録者先行販売となりましたが、それでもやはりダメージキャップと特注3本組みRAKUWAネックは想像を絶する注文が殺到、抽選販売となった模様です。現在のところRAKUWAネックシングルは50cmレッドにやや余裕あるだけで黒は完売、イエローも間もなく終了。45cmは黒以外は余裕ありです。

45cmは女性用に思われるのでしょうか?
何故か50cmが圧倒的人気。
でもワタクシは3本編みは45cmにカット、
シングルも45cmをして使用してるんですが・・・。
50cmばかり売れるのが実に不思議なのですが私が愛用しているのは実はシングル、トリプルとも45cmです。Tシャツの首の縁周りにぴったりフィットさせるのがイマカツ流で、この方が首元が暖かく感じるのと、気持ちが引き締まるため。ブラブラしてるのがなんか嫌なので3本編みバージョンは自分でカットして短く調整しています。3本三つ編みも意外と簡単なので、是非一度トライしてみてください。

 

 

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