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K.imae Today's Tips 788『七色ダム戦2日目詳細』

この程度の大きさのバスなら、ネットに入ったのだが…

今も魂は七色に置いてきたまま、いまだ戻れず。




















2日目は夜明けから中止すら検討された未曾有の大雨。

初めてレインスーツを上下2枚重ねで着込んでスタート。

サイトは完全に不可能、雨の日に狙っていた西の川、北山川バックウォーターは
瞬時に大濁流と化し、接近すら不可能に。

全ての戦略が白紙になった。


























本来、雨になった場合の必殺勝負ルアーはチューンドステルスだった。

七色で初めて経験した、本物かどうか確認するかのような
テールをついばんでから頭を抑える変則バイト。

フロリダバスの知能の高さに驚愕させられた。

それを瞬時にフックアップさせたのがこのWステルスである。





















テールにデコイの菊さんフックをPE65ポンドで仕込み、フロロ70ポンドをX状に挿しガード。

PEをボディーに通すには市販の虫用ラバー刺しを使い、腹のアイに連結後、ヘッド装着。

流れを攻めるヘビーウェイトならそのまま。
立ち木ベタベタを攻める場合はノーシンカーヘッドのホールに
タングステンDSシンカー2.3gを挿入していた。

しかし、大増水で立ち木は沈み、BWは大濁流。

無念にも主砲を封じられた。






















この日も終了1時間前まで僅か3尾で1キロ足らず。

300gキーパーを釣るのはたやすいが、
ビッグフィッシュ狙いに徹するとそれすらも釣ることが難しくなる。

ここまでかと思いかけた午後2時、雨が上がり晴れ間が出た。

太陽の光と暖をもとめたビッグフィッシュが、遂に表層付近に浮き始めた。

その浮きはじめこそが勝負だった。

セルペンティ・サイトホーク。

このパーフェクトなロッドの完成で自分の近接サイト技術はTOP50最高レベルに達した。



































この日も晴れ間が出た僅か1時間で2本のビッグフィッシュをサイトで仕留めた。

アベラバ0・9gにアンゴビ2・5インチの特注カラー。

特に右の一本はラストキャストで仕留めたものだ。

この2本で予選6位通過、2位までのウェイト差は十分逆転可能、
絶好の好位置で決勝へ進んだ。

今年は優れたルアーとタックルのおかげで、
最後まで気持ちを切らさない心の強さを維持できるようになった。

自分の作り出した道具に心から自信を持てる。

それが結果として今年は現れてきた。

あとは52年間、並み以上に酷使したフィジカルで、いかに120%の力を3日間維持できるか。

それが最後の難関なのだ…。

 

 

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