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リザーバー大好き!ビッグベイト最強最高!
リザーバー最高。この美しさ最高。バスフィッシングはやっぱり楽しすぎる。



ノンちゃんがまたしても難病で緊急入院して何も出来なかったGW。元TOP50の有里プロ一家が経営する兵庫ペット医療センター東灘病院と、GWにも関わらず面倒を見てくれた芦屋シエル動物病院の木村先生のおかげで何とか事なきを得ました。ありがとう御座いました。


難病のアジソン病と診断されたノンちゃん。
完全看護でようやく退院しました。


そんな悲惨なGW中も琵琶湖はなかなか景気が良かったみたいで、小南ガイドでは68cm6100gを筆頭に61cmもキャッチし今年の春はビッグベイトが大活躍中。琵琶湖ではアンドロイド系よりも明らかにバス系?ギル系が強いイメージを受ける。


バスロイドに開眼した小南。琵琶湖このところ絶好調でロクマルキャッチ。
http://ameblo.jp/y-kominami/entry-12020711686.html?frm_src=thumb_module


一方、野池ではメキシコまで行ってホゲ倒したホゲキングが、メキシコ用にプロトで作ったテラピアベイトのギルカラーで55アップを連発。去年は取材でことごとくホゲていたが、今年は各紙グラビアでゴンザレス級を大量水揚げ。やっぱりあのジンクスは本当なのでしょうか?それとも今年はビッグベイト当たり年なのか、本人に聞いてください。おめでとう。


メキシコより近所の野池の方がデカイの釣ってるホサキ。
しかもメキシコ用のビグベで55cmクラス複数…。近日動画にて公開。


まあ、そんなこんなで看病疲れのGWが明けるや否や、ようやく自分も取材ロケで某リザーバーに久々に出撃。自分もビッグベイトで…と超意気込んでいくが、GW明け、しかも大潮明けのそこそこメジャーなリザーバーは一筋縄では行きませんでした。


新緑のリザーバーに黄色のバスボートが映える。
風景雰囲気は最高のリザーバーでした。


しかし、今年は早春から街中全域コンクリ護岸&マッディーな遠賀川、霞水系と練習試合の連続で、かんなりストレスが溜まりまくっていたが、久々の新緑の映えるジンクリアで美しい水を満面に湛えたリザーバーに心洗われる思いがし、少し気持ちが荒んでいた自分のバスフィッシングの原点がこの大自然の中にあることを思い出させてくれた。トーナメントも大好きだが、自分のバスフィッシング愛の原点は、やはり子供の頃、探検隊気分を高揚させてくれた手付かずの自然豊かな野池やリザーバーの中にあることを改めて思い起こさせてくれたロケになった。


この自然の美しさ、透き通った空気の新鮮さの中に身を置く事が自分のバスフィッシングの原点。


出発前、湖の状況はまだミッドスポーンで、ネストがいっぱいあるだろうと予測していた。
しかし、大潮のGW中にトーナメントも開催されていたこの湖は、ネストはあるもののその数もサイズも明らかにピークを過ぎており、ベッドのオスにいたっては最大でも45cm程度、この時期のボート取材ロケでは最低53cmクラスが合格ラインなので、狙っても意味のないサイズになっていた。そして大型のメスは何もない沖合いをフラフラと所在無げに回遊する姿を再三見かける極めて厄介なポスト状態。大自然の癒しに心満たされながらも、のっけから「ヤバい」と緊迫する取材になった。
しかも今回はストレス溜まりまくり&周りがビッグベイト祭り状態だったため、自分も強気一辺倒のビッグベイト一本勝負的なタックル布陣…。状況は試合なら間違いなくフィネスでのサイトやノーシンカーが絶対定番の状況だった。


ちょっと夢が大き過ぎたかも…それでも信じてやりきれば結果は付いてくる・・・事もありマス。


しかし、時として取材は縛りがあるがゆえ、そのルアーで何とかして釣りたいという気持ちが、特定のルアーのポテンシャルを引き出し、思わぬ新たな可能性の扉を開いてくれることがある。そういう意味で縛りのある取材はルアーのテストロケとして多少強引さはあるが、ルアーの通用限界を知る機会としては非常に価値がある実釣だと思っている。


今回、メキシコ遠征用に長井が作ったギルロイドもテスト投入。
初めて使ったがオスは激怒りでかなり釣れた。


今回の湖ではネストは決して多くは見られなかったが、少ない孵化終盤のネストにはギルや鯉が盛んに群れており、それをオスのバスが威嚇する姿が頻繁に目撃できた。同時に不思議なことだが、ネストに何度も近づこうとする小バスをネストの中型バスが怒り狂って追い回すシーンも何度も目撃した。卵を喰うギルや鯉なら理解できるが、小バスはなんのために同類のネストにしつこく寄ってくるのか、不思議な行動をする。

また、それとは逆に45cmくらいのオスバスが守るネストに、同じくらいの大きさのバスがしきりに複数現れてはネストのバスに追い払われる姿も何度も目撃する。メスなら歓迎すべき相手であり、これは他のオスによるネストの乗っ取りなのか、とにかくバス同士も同性ならこの時期は排除すべき敵となりうる時期なのだろう。


バスロイドはアンドロイド以上に反応がいい時がある。
やや小さいのに集魚パワーはクラス最強。


自分が今回のロケで最初に狙ったバスは、このオスが守るネストの沖合いや周辺に浮いていたり隠れている黒銀色のブリブリのメスだった。しかしこいつらは本当に難しい。このバスをバスロイド、メキシコ専用にサンプルで作ったギルロイドで狙うのが今回のテーマだった。正直、オスはバスロイド、ギルロイドに面白いように反応してきたが、肝心のメスは本当に苦戦した。オスは丸見えの浅い場所で怒りで攻撃してくるが、メスはルアーの姿が見えない所、もしくは見えない水深(沖目)で突然キレたかのように反応してくる。それはボトムだったり、中層だったり、脈絡がない。これは経験していないとなかなか信じてやりきれない位置で、意表をついたタイミングでメスは喰ってくる。1日やりきって初めて2本仕留められればいい所だろう。ただ、そいつらは確実にグラビアクイーン当確の美しくダイマイトボディーなバスだ。


ストレス溜まっていたのが少しスッキリ。威嚇で釣るなら断然、バスロイド。
スモールロイド激ヤバでした。


今回のロケではなんとかオスの猛攻をかわして、グラビアクイーンをギルロイドとバスロイドで1匹づつ仕留めることに成功した。しかし、更にデカい、沖に浮いたスーパーモデル級(かなりデブですが…)は最後まで落とせず、唯一、初日夕方、イール10インチ(通称ウナジュウ)ワッキーノーシンカーで完全沖浮きスーパーモデル級を2匹もバックり喰わせたが、真っ二つに食いちぎられてすっぽ抜け…。昨年も同時期、62cmを青野ダムで仕留めたウナジュウの強烈な威力を再び目の当たりにしながら、10インチワッキースタイルのフッキングの難しさに苦汁を飲んだ。これは今後の重要課題である。


今回は62cmを釣ったこの色ではなく、2本しか持って行ってなかったグリパン・ブルーパールベリーが超アタリカラーだった。
2本とも食いちぎられて終わり…。


しかしこのウナジュウノーシンカーが沖浮きスーパーモデル攻略の大きなヒントとなった。そして2日目、本当のスーパーモデル攻略パターンはまさに意表をついた所にあった。スーパーモデルを落とした奇跡のビッグベイトは、バスロイドでもなく、ギルロイドでもなく、なんと「クローラーベイト」でした。詳しくは月末のルアーマガジンにてご覧ください。


まあ、試しにアンゴビトライデントのノーシンカーをパワフィネで使えばアフターは一発でしたが…。

 

 

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