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2013年TOP50シリーズ終戦報告
史上最低のシーズンが終わった。この借りは絶対に来季、返して見せる。


この1週間、ずいぶんと長い間更新が滞り、ブログを楽しみにしていてくれるファンのみなさんにご心配を掛けた事、そして応援してくれるファンの皆さんの期待に全く答えられなかった不甲斐なさを、心からお詫び申し上げます。

最終戦の惨敗予選落ち、そして13年度年間ランキング28位と言う自分の30年の歴史において考えられない程の最低最悪の結果に終わり、少し気持ちを整理する時間が欲しくて釣りから離れのんびりと過ごしていました。


生きる舞台は違えど、やはり永遠のライバルであり腐れ縁・・・。
菊さんの顔を見ると不思議と闘志が沸いてくる。


正直なところ、今年の敗因はここ3年、苦しみながらもTOP5にランクインし続けたことによって自分の心の何処かにTOP50タイトル奪還を公言しながらも「年齢からすれば十分評価できる結果」と言う安堵感に似た気持ちがあったのかもしれない。ギリギリまで追い込まれなければ本当の自分の力を出せない…これが昔の様にドハングリーになり切れない今の自分の最大の弱点に思える。
同時に3年もTOP5で足踏みしてきた焦りから、試合運びが勝ちを意識しすぎ明らかに雑になっていた事も猛省しなければならない。

しかし、それ以上に本当の敗因は今年のフィールド状況が自分のスタイルに全く合っていなかった、言い換えれば試合毎に最も苦手な状況になった厳しい年だったように思う。
稀に見る天候不順からか、今年のトーナメント本戦の傾向として正解へ辿り着く選択肢が余りにも少なく、自分だけの魚を探して行く自分のスタイルが機能する余地がなかったように思える。ただ、逆にプリプラクティス時の状況は自分のスタイルにとても合っていたようで、優勝を強く意識させる独創的パターンをしばしば掴んでしまった事が完全に裏目に出た。サメウラ戦、霞戦は相当な確率で優勝に近い線が出ると確信していた。それほど練習と本番の天候差、状況変化が自分にとって厳しかった年だった。

ただ、今季成績は過去最低に終わったが、バスフィッシングのスキル、そして自分だけのバスを見つけ出す能力はむしろ向上しているように思える。体力的にもちょっとした故障はあったが、年々安定感を増している。それが今季の唯一の救いだ。

幸か不幸か、自分を過去最低のどん底まで落とし込んだ今季の結果は、結果的に耐えがたい屈辱と悔しさ、そしてもうこれ以上絶対に負けられない緊張感を嫌という程自分に与えてくれた。来年は自分にとって全てにおいて節目の年となる。久々に感じるこの耐えがたい悔しさ、腹立たしさを糧に、必ずこの借りはキッチリと返させてもらう。


来季は温厚になったイマカツではなく、昔の今江克隆に戻る。
かなりキレやすいのでご注意を。


余談だが、最終戦、および今シーズンの詳細な内容は今月25日発売のルアーマガジン「リアルファイト」に書いているので興味のある人は見て欲しい。
今戦の勝負ルアーは今まで本当の理由を秘密にしてきた新セッティングのモグラチャターと、サスペンド仕様のアライブチャター。プリプラ時に爆発的結果を出し、霞戦でも主力の予定だった特殊なパターンについて公開しているので参考にして欲しい。

 

 

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