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檜原湖戦練習を終えて…の巻
春ゼミがワールドカップ級に鳴きまくっていた今回の檜原湖。
野尻湖なら当然の様に虫パターンなのだが・・・。
檜原湖は一筋縄ではいかないようです。



北浦水系練習&本番、檜原湖練習と怒涛の連続となった長期遠征のおかげで、さすがに現在、身体の各所はガタガタ、身も心もクタクタ状態…。溜まりに溜まった膨大な仕事を目の前に、何から手を付けていいのやら半ノイローゼ状態の日々が過ぎている。練習も釣りだけ出来れば幸せなのだが、携帯もパソコンもどこでも場所を選ばずに使える現代は、日中はストレスのたまる自虐的練習、夜は必死で残務整理等など、微塵の余裕も隙もあったもんじゃない。と言う事で、ネタは腐るほどあるのだが、今しばらくブログもまともに書けない状態が続いております…。書けば書いたで止まらなくなるので…。

山深く、新緑鮮やかな檜原湖で、ナベは結構、癒されてましたが・・・。
ワタクシにはストレスの溜まるキツイ練習でした。

まあ、今回の檜原湖は、自分的にはよくぞこのスケジュールをこの身体で全うできたと言うのが本音の所。今回の練習はさすがに連戦のためかベテラン勢は少なかったが、もうこれ以上は絶対に肉体的に限界と言うギリギリ紙一重まではやった充実感だけはある。
湖の状況は当初、ミッドスポーニング真っ最中で、行っても役に立たない練習になるのではないかと危惧されたが、行ってマイナスになることなど何もない訳で、最終的にはやはりアフターも増えだした季節進行を肌で実感できたことは収穫だった。

晴れれば30度越えの激アツ、雨が降ると防寒着が絶対必要な位、激サムになる檜原湖。
寒暖差に弱い変温動物のワタクシにはたまりません・・・。

しかし、今回の試合はまさに激変確約の2週間後を想定した「読み合い」の結果になる事は間違いなく、その読みが当たるか外れるか、全ては本番でのアジャスト能力が問われる試合になるだろう。私の練習の結果では、狙っているアフターの走りをキャッチできればビッグウエイトが出せるが、アフターが少ない現時点では余りにリスクが高い。一方で、2週間遅れていると言うスポーニングが試合にまでずれ込んでくると、産卵期を外しているTOP50で久々のサイト合戦の可能性も出てくる。しかし、サイト一本勝負となればまだ勝算はあるが、一番恐れているのは全てが中途半端な状態で、プリ、ミッド、アフターが入り混じってしまうケースだろう。特に練習では見えないネストと呼ばれるディープネストが多く存在し、これらは比較的簡単に釣れるうえアフターと間違いやすいため、これを当てにしていると痛い目にあう。本物のアフターは、私が知る限り余りにも神出鬼没で極めて難易度が高い。しかし、サイズ(全長)で見れば圧倒的に大きく、ウエイトも平均的なベッドのバスを遥かに超える。このバスをうまく5本取れればトップウエイト級、外せば取り返しのつかない地獄が待っているだろう。

黒い瞳のアフター回復ママを釣るのは超リスキー。
ネストだったら超簡単。
試合では黒い瞳のママさんが鍵を握る。

今年は3日間の本戦での凸凹が極めて大きく、トップウエイト級か激ホゲ寸前の危険なゲームが多い。これは、今期、定着型ではなく回遊型のバスを狙うパターンの方が、私には見出しやすい事が影響している。練習では比較的、これらのバスを的確に当てられるのだが、メンタル的に平常心を維持しにくい本番では、今の所2戦とも3日に1度大当たりと言う感じに終わっている。今回は回遊型の典型的な例がアフター狙いであり、定着型の典型がネスト系になる。安定感を得るなら後者、勝つなら前者だが、北浦戦をあと一歩で大きく外してしまった以上、最終上位ランキングを狙うためには、今回は攻める以外に残された選択肢はない。2年前、癌手術からの復帰戦であっさり予選落ちし、1年の静養を決意させられた7月の檜原湖戦、今回は奇しくも同じ7月の檜原湖、しかも決勝4日は自分の誕生日と重なる。精神的に厳しい試合になる事は間違いないが、今期を占う節目となるこの1戦、何か因縁めいたものを感じずにはいられない。

余りに釣れるので練習中、1日取材を入れてしまったが、レボゼロを筆頭にキロクラス2本で超簡単に終了。
試合ではこうはいきません。確実に・・・。

さてさて、そんな試合続きで最近はなかなかイマカツとしての情報発信が出来ない状態が続いているが、いよいよ檜原湖戦終了後には、2010年バス業界大激震?のシークレットプラグを動画初公開に踏み切る準備をしている。
このプラグに備わる新機軸は、今までここまで徹底して極秘裏に進めてきた開発はないと断言できる程、従来のプラグアクションに革命を起こす可能性を秘めた新機軸だ。それだけに、試合の結果に左右されないように、今のうちシッカリと準備しておきたい。

このクランクの動きを開発陣以外に見たのは春先のテストでサメウラチャプターに行った時のホンデューと、岡山野池TSRロケの時のC馬君だけ。
それから更に劇的に進化した。

そこで今回は少しだけその正体のヒントを初めて明かしておこう。
その第一弾は、極めてシンプルな普通のカタチに見える「シャロークランク」である。しかし、そのアクションはクランクベイトの常識を覆す革命的、誰も見た事がない衝撃的な動きとだけ言っておこう。その狙いが理解できる人は、動画を見た瞬間に軒並み鳥肌が立つだろう。この表現は決して大袈裟ではない。それほど、このクランクの動きは今までに存在しなかった異次元のアクションである。

北浦でのテストではほぼ完成域に達していた。
ただ「終点のルアー」と言えるまでにはまだあと一歩、足りない感じがした。
そして檜原湖で遂に終着点を見た。

これまでフィールドテストは春先から極秘で相当回数行っており、バイトシーンや実釣もDVD収録済みだが、このプラグが本来の威力は、初夏から晩秋かけてピークに達する。とにかく今までにない存在、今までに全く存在しない類の動きである事は間違いない。今回は日本だけでなく、国際特許まで申請完了したイマカツの2010年衝撃の新機軸である。
それは見た目、決してキワモノではなく、あくまでシンプル。そこにこの新機軸の凄さがある。檜原湖戦後7月中旬、WEBにて動画公開予定、発売は最速7月末予定、乞うご期待ください!



今期は手術した肘の状態が思わしくない矢野さん。
年齢も近いし、怪我と戦う気持ちはよく解る。
たまにはバスに癒されて、まだまだ頑張って行きましょう!
(なんか最近、琵琶湖でカレカFが熱いようです・・・)。

 

 

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