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TOP50第3戦運命の檜原湖へ出発!の巻
まあ、このオジサンと何故か仕事で組む事になったのも奇妙な縁です・・・。
予想もしなかった事が思いもしない化学反応を起こす、偶然が生むキカッケほど恐いものはない。



あっという間にオフリミット期間が過ぎ去り、また檜原湖に向かう日がやってきた。息つく間もない様な毎日に、つい先日帰って来たような錯覚に陥ってしまう。
現時点で檜原湖はプリプラ最終日より更に50cm近く減水しているようで、シャローの多い檜原湖は、ショアラインで見れば恐らく数m以上は練習時より変化しているだろう。スポーニング期を挟んだ今回の試合は誰もが容易に、「激変」している事を予測できる。

練習では正直、どんなルアーでも釣れた。
オーメンのテストとしてはあまり意味はなかったが、狩野氏の独創的な発想にはいつも驚かされる。

今回の練習はあくまでスモールへの身体慣らしと、本戦へ向けての武器の仕込みであり、全ての鍵は直前2日間の公式練習にかかっていると言っても過言ではないだろう。事実、今回も相当な数のプロトタイプを対檜原湖専用として持ちこんでいた。

霞ヶ浦WBSメンバーが真剣に開発を続けている「オーメン(凹面)」
霞デザイン第一弾はこのオーメンになる可能性が強い。

この各試合のみのために制作されるプロトタイプルアーは、ほとんどがその後日の目を見る事はない、まさに当たるも八卦、当たらぬも八卦的な、プロトのプロトと言っても良いものである。ただ、試合に勝つためのみに湖の特徴を必死に考え、試合用プロトを徹夜してでも作る熱意は、ルアーメーカーにとって絶対に失ってはならない重要なモチベーションだと思う。これはプロとしての勝利への飽くなき欲望と共に、最前線のトーナメントに身を置く事の一つの大きな価値でもある。

スモールにはデカ過ぎるが、このパワーゴビーの動きはタダモノではない。
早く引くと安定し、スローダウンするとヨチヨチと千鳥る。
その千鳥がまた独特。
ノリノリのバークレーは8月出荷を予定中。

まず、今回は公式練習前夜、火曜日の夜10時に絶対にTVをつけない事が、この試合の絶対的鍵になるかもしれない。それが一番難しいかもしれないが…。

檜原湖のテストでも、パワーゴビーのヨチヨチ千鳥はモンドリングバイトを連発させた。
ただ、シャローではベッドを守るオスの襲撃は否めなかった。

と言う事で、いよいよ折り返しとなる第3戦檜原湖に向けて出発する。今の時点では自信があるとかないとかを言える状態にない事は、今回に限っては誰もが同じかもしれない。
ただ、今回の練習で仕込んだ数種の試合用プロトタイプが、功を奏すのか、それとも何事もなかったかのように順当な手段で戦う事になるのか、それが公式練習で解る。その予測合戦もまた、激変期のトーナメントの楽しみでもある。

もう2度とノーフィッシュは喰らわないと心に誓った第2戦決勝。
その無念を今回の檜原湖で必ず晴らしたい。

試合を25年も続けてきて思う事、それは如何に優れたルアーでも、全ての湖、全ての季節に万能なルアー等、絶対に存在しないと言う事。その場、その時、その条件で、僅かな違いが桁違いの差を生みだすルアーの真実を掴めるか否か、それが餌ではない、ルアーフィッシングの核心だと思う。そして、「ルアーに秘められた様々な封印を様々な状況下で解く力を身につける事」、それこそがバスが人間にハンターとしての資質を問う、バスフィッシングの楽しくも悔しいエンドレスな知恵比べなのである。



いよいよ檜原湖戦終了後動画公開決定!何もない中層からバスがぶっ飛んでくるクランク!?
その名も中層の悪魔、「ワドルバッツ」!乞うご期待!!
(7月2日ルアーニュースにて独占?写真公開!余りに見ためが普通で驚かないように・・・。)

 

 

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