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いよいよ王道、サスペンドシャッドシーズン到来の巻

イマカツただ巻き最強三兄弟。
ダイビングリップラ、リップラ60、ISワスプ50。
本堂君もダイプラで凄いの釣ってましたね。

あまりも忙しい…開幕を直前に控え更新が滞りがちでゴメンナサイ…と言うことで、今回はルアーニュースからの抜粋リメイクです。
此の所、暖冬と思われた気温もめっきり下がり、水温もようやく安定し低水温での底を打った感じがしてきた。この1年の水温の動きの中でも注意しておきたいことが自分のホームレイクの最低水温が何度くらいかと言うことだ。琵琶湖なら大概4度が私の記憶にある最低安定水温って感じだが、湖ごとに水温が下がりきって安定する水温というものがある。

サスペンドはまず使う場所の選択、次にその場所に最適なタイプを
的確に選ぶことが大切。

この水温が最低の底を打って安定してからが、バスが強く春を意識して動き出すスタートラインのようなものとなる。同時に水温が下がりきっているにもかかわらず、この時期から3月にかけてはとんでもなくデカいバスが複数連発したりすることが多々あるのだが、それは私の考えでは水温と共に日照時間の変化、紫外線量の増加が大きく関係しているように思う。いくら体感気温は寒くても、確実に春になると、日照時間、そして紫外線量が明確に伸びる。その時期が大概、最低水温を記録後に合致することから、経験豊富、環境変化に対する感覚の鋭いビッグバスほどアベレージな大衆バス達に先んじて産卵への捕食ベストエリアの獲得に動くような気がする。

なんだかんだ言ってもこの時期最強のパターンはサスペンドシャッド。
ISワスプはオカッパリで最高に使いやすいカッ飛び極小シャッドです。

それだけに三寒四温はあるが包括的に見て底を打った最低水温から水温が少しでも上昇へ転じ始める時期がスーパービッグバスの行動開始時期の合図とも言えるのである。ただ、この時期は比較的3月の10日前後が全国的に一時的に熱くなり、その後一旦、雪解けが入ることによって3月末から4月頭にかけて異常に難しくなる寒の戻り現象があるので気をつけたい。特に昨年は気温変化が1ヶ月ズレたようにも思えたので、このビッグバスラッシュ期間が今年は例年より早いのか遅いのか、ちょっと読み辛いのが本音のところだろう。ただ出かけないことには当ることもないので、2月最終週〜3月10日前後までは釣果情報には敏感でいたい。また小さな野池は想像以上にファーストブレイクが早く、4月頭には超大型は既にアフターなんて事は当たり前に起こる。今週あたりからオカッパリ野池派はルアニューの出演者や一般投稿者が釣っているバスの写真でお腹、体型に要注目!!、プリスポーンの気配が確認でき始めたらその周辺エリアは既に差し始めている可能性が高い。速攻釣りに行こう。野池のベストタイムはリザーバーや琵琶湖に比べ非常に短いことも覚えておこう。

この季節はオカッパリのほうが有利。
水路や風の影響の少ないクリークの入り口にバスが溜まる。

さてさて、と言うことで、春は体感気温以上に紫外線と日照時間の変化でバスが動き出すと私は考えているのだが、この考えはバスを釣る上でも重要になってくる。要はバスが紫外線や日照条件をキーに行動していると考えれば、バスを探す上でのキーワードも太陽光線が鍵になる。一番意識したいことはこの時期は日陰と日向、風表と風裏では劇的な体感温度に差がある事実。要は同じ湖でも局所的に春が早く感じられるスポットが必ずあるということ。簡単に言えば風に強く、日当たりがよい上に毛布のようなカバーがある場所。もう少し突っ込むと、カバーは陰になるものより毛布の上に乗っかって日向ぼっこできるような種類が最高になる。透明度は湖によって異なるため一概に言えないが、バスが好む水深は確実に太陽光線が水中でギリギリ背中に当るくらいの深さを好む。バスだってこの時期だけは暖かい春の日差しがぽかぽかと背中を暖めてくれるので大好きなのである。ただ、不用意に浅いところはバスにしても危険が伴う。特にバスは人間以上に「鳥」が天敵で、頭上への警戒心は異常に高い。それゆえ最高にいい条件とは光が差し込む限界水深で休めながら、いざと言うときには瞬時に深みやカバーに隠れられる場所…となる。

小魚がテトラの陽だまりでひなたぼっこ。
浅いほうが温まりやすく冷えやすい。これが重要なポイント。

具体的に言うと理想的なのは、風がなく、陽の当る時間が他より長いワンド状エリアで、すぐ近くにディープが隣接している太い立ち木の「枝又」の上…なんて言う場所がビッグバス専用スウィートルームである。もしくは同様のエリアでウィードのベッドの上、比較的間口の広いホール上の穴なども超一級リゾートホテルだ。テトラやリップラップなども暗く寒い穴の中よりも、プレッシャーがなければ陽のあたる穴の出口にある大岩、テトラの上にバスは出てきて乗っかっていると考えたほうが攻め方のイメージが解り易くなるだろう。

橋げた横の沈んだゴミの上に浮いていたビッグバス。
これが狙えるのが中層止めプラグの強みだ。

いずれにせよ、これからの時期バスは太陽光線を強く意識するため、太陽光で温まりやすい水面〜2〜3m前後に浮き気味になることは既にアベレージアングラーなら理解しているはずだ。それだけにこの時期は「中層」を上手に釣ることが最大のポイントとなる。「上手に釣る」とは言い換えれば「中層にどれだけ時間をかけてルアーを留められるか」とも言える。そしてその一番簡単な方法がこの時期の定番中の定番、毎年の超王道ビッグバスパターン「サスペンドプラグ」ということになる。

今年のショーでは何故か新製品を見かけなかったサスペンドシャッド。
でも結局、絶対の最強定番なんですよね…特にこの時期は。

私は数あるプラグの中でもサスペンドプラグに関しては優勝回数も圧倒的に多く、誰にも負けないコンフィデンスも持っているジャンルだ。サスペンドプラグはテクニカルで難しいプラグという印象があるが、ここ数年はクランクにしてもライザーテクニックのような擬似サスペンドテクニックがもはや常識になっている。そしてメジャーなレイクでは激しいトゥイッチングや糸で水を切りまくるハードジャークがハマるケースは年々少なくなってきている。幸か不幸か?ここ最近のサスペンドプラグのトーナメントトップシークレットは一番簡単にして一番単純で、ある意味一番難しい??「超ゆっくりとただ巻くだけ」が恐ろしい破壊力を発揮し始めている。

最近の最強サスペンド技はひたすらゆっくり巻いて止めるだけ・・・・簡単だけど一番釣れます。
イマカツのニューサスペンドコンセプトは
巻くだけでしっかり誘うサスペンド。

無論、カバーに接触した直後にリーリングを止めて食わせる間を入れてやることは当たり前だが、サスペンドプラグに求められる条件がキレの良いダートは常識で、その上に超ゆっくりただ巻いてもしっかり動く振幅数の一定距離間での速さ、極小でも存在感のある「太い波動」を備えていることが重要な要素になってきた。そしてなにより春は風が強い。その風が強いという当たり前の条件下では、極小でも真っ直ぐカッ飛び、糸ふけの出ないキャスタビリティーが実は一番ものをいうのである。そういった現代のサスペンドプラグに求められる条件の変化を踏まえ、昨年からじっくりと開発に時間をかけ、満を持して今月末市場デビューしたのがイマカツの最新最強サスペンドシャッド「ISワスプ」である。

小さいけどカッ飛んでチクッと刺す。
まるでハチのようなイメージなのでISワスプ。

重心移動なしで50mmとは思えない圧倒的キャスタビリティー(ボディー長65mmのスースレ、ワイキラをも凌ぐ)、スピンムーブよりも小さくサイズにもかかわらず、更に低速でも激しく強く振幅する存在感、もちろんトゥイッチによるダートも並みのレベルは遥かに超越しているのがISワスプである。

(スピンムーブ波動+スースレダート)×激飛び極小=ISワスプ・・・
って感じですね。

今回リリースしたISワスプ50は潜行深度的にはスースレ、ワイキラより約50〜80cm浅い設定になっている。これは春先のオカッパリ、野池などを意識した設定だ。この設定レンジの極小シャッドは今までのインスパイア、イマカツには存在していなかった。無論、スースレに匹敵するISワスプ60もリリース予定だが、ISワスプは不朽の名作スースレ、ワイキラとは性格を異にするサスペンドプラグだ。スーキラ、ワイキラがトーナメントプロの必殺武器となっているようにハイレベルなスキルによって更に高度なトリックダートが出来るプラグとは異なり、ISワスプはサスペンドが苦手なアングラーにも、実に分かりやすく極小でも扱いやすいサスぺンドプラグに仕上げてある。「ただ巻いて止めるだけで存分に効果を発揮する」、このコンセプトはリップライザー、そしてダイビングリップライザーと同じであり、難しいことを簡単にすることに狙いを絞っている。

この時期は釣れたらデカイ。
野池でこんなの釣れたら笑いが止まりませんね。

もうすぐ野池には一足早く春が来る。是非、この機会に春にサスペンドするバスのイメージをしっかり頭に入れて、サスペンドシャッドの威力を再確認して欲しい。

 

 

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