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ガルプ汁シークレットブレンド公開の巻
これはもう持っていない事が試合ではハンディキャップになる!?
待ちに待ったガルプバルキーホグ3インチ、2インチ登場!!



さて、実は今年のフィッシングショーを見ていて強く印象に残ったことの一つに、ピュアフィッシングのガルプのソルトウォーターフィッシングでの成功がある。ピュアフィッシングが世界に誇る環境対策新素材としてガルプを世に問うて以来数年が経つが、バスフィッシングでの生分解解樹脂ワーム唯一の成功といっても良いほど、ガルプはバスアングラーに絶大な人気を定番品として根付かせたといっても良いだろう。そしてその成功は特に関東、東北でのソルト分野においては圧倒的ともいえるほどの大成功を収めている。現実、ピュアのブースではガルプに関する興味の高さは圧倒的で、ルアーアングラーのみならず、普通の餌釣りでの釣り人も真剣に興味を示していた。

ガルプ汁の大ヒットにご機嫌のピュア極東ヘッド、
アリスター氏。水面下ではさらに色んな企画が進行中だ。

確かに私もかつて子供の頃、海釣りに行くときの一番の悩みが「生きた餌を買うこと」だった。めんどくさい上に、高くて臭くて気持ち悪い…挙句の果てにイソメなどは本気で噛み付いてくる始末…。同じ思いを誰でもするのか当時も「塩漬けイソメ」なるものが発売され、私もすぐ挑戦した記憶もあるが、これまた釣れなかった記憶しかない。しかし、釣れないクン達の藁をも掴む気持ちを逆手に取った、まやかしとも思い込みの世界ともいえる限りなくインチキ臭い世界だったフォーミュラーワールド?の常識を見事に覆したといってもいいのがガルプだろう。その大きな理由は2つ考えられる。1つはTOP50のトーナメントで大船団の中、異常な入れ食いを見せて上位入賞するプロが数人いて、そのほとんどが実はガルプだったと言う裏話がTOP50プロの間で常識的になったこと。そしてスポンサーに関係なくTOP50プロのほとんどが既にガルプだけは絶対常備している事実などがある。入れ食っているプロが何を使っているかは非常に気になるもので、いくら隠そうとしても船団の中では目のいいプロならキャストする一瞬でも特徴のあるカラー、シルエットのガルプはすぐに判別が付くのが要因のようだ。

真冬には泥の中で冬眠するはずの雷魚まで釣れた。
穴の中にガルプホグが入ったのだろうか???

2つ目の理由は海の釣り人が本当に生き餌以上に釣れた経験をしてしまったために、コマーシャルメディアの影響が少ない海の餌釣り師たちから口コミで広がったことが大きな要因と言える。特にサンドワーム等のキス釣りや根魚に対する効果、そしてエギにガルプ汁(ナイトクロラーが良いそうです。)を噴霧する事がとても効いたのが大きかったようだ。宣伝とイメージが先行した今までのフォーミュラーではなく、釣り人間での口コミからブレイクしたフォーミュラー素材はガルプが初めてだといっても良いかもしれない。そんなこともあって、ガルプは気を抜くとカラカラに乾いてしまうデメリットもあるのに、バスアングラー、ソルトアングラーからも絶大な人気を得るようになった。確かにガルプが間違いなく釣れることは私にとっても大きな武器で、一昨年のエリート野村ダムまではガルプ汁シークレットを最終兵器として完全に黙っていた(さすがにフージーにすら言わなかった位だ…)。

06年エリートファイブ野村ダム。
初日、大会トップウエイトをマークしたこの時、
既に秘伝のブレンドを完成させていた。

昨年はそのガルプ汁をバークレーに商品化アドバイスしたところ、これがアメリカでも大ブレイク、私のビッグシークレットだったガルプ汁漬けはアメリカ最大のフィッシングショーICASTの最優秀製品賞を受賞してしまった。まあそれもこれもガルプが環境に極めてやさしい水溶性生分解素材であること、そして拡散率が従来の400倍にもおよび、最終的にホンマにマジで釣れるからになのだろう。本当に良く釣れる道具は少々不便でも受け入れられる、それが世界共通の「釣り人真理」なのだろう。

ピュア新社長のギルフォイル氏、アリスター氏とガルプ談義。ここでも新しいアイデアが生まれ、即実行に移された。

間もなくバスフィッシング市場にも待望の究極兵器にふさわしいあのバルキーホグ3インチ、そして2インチのガルプバージョンが登場する。私が昨年テストした限りでもアクションはオリジナルと全く遜色なくむしろプリンとした張りが更に良いくらいだ。針持ちもよく、乾燥しやすいことを除けばまさに究極最終兵器的ホグになることは間違いないだろう。3インチをテトラの穴に入れたら400倍の臭いが充満…考えただけでもヤバイ使い方がいろいろありそうで、2インチなどはマジでやば過ぎて絶句モノの完成度だった。またガルプ汁スプレーに関してもこれまた真打が近日登場する予定。出来れば私のためにTOP50開幕戦まで売って欲しくないと心から思う今日この頃です…。

今年の冬はポークいらず。
ジグのトレーラとしても最高の効果を発揮。
特にカバーの密室の中では・・・。

さてさて、最後にあんまり公開したくなかったのだが、ルアーニュースで近日公開って約束したので公開します。私が密かに使っていたガルプ汁丸秘ブレンドとは、ガルプ汁&ガルプスプレー(メインに使っているのはホグが浸してある原液)に「マドネス・モエビフォーミュラー」を最適の比率でブレンドしたものである。
ガルプ汁はそのもの自体粘度が低いため、さらっと落ちてしまう感じがするので、粘度を高める工夫をしているうちにエコ戦でも使え、ブレンドしてもガルプに悪影響を起こさないものを探していて完成させたブレンドだ。ガルプ汁はとても不思議なことに、普通のプラスティックワームを漬け込んでも何故か膨張白化がほとんど起きない。普通、水に漬けても数日でワームは白くふやけて濁ってくるのだが、ガルプバケツに1週間漬け込んでもこの変化がほとんど起きないのだ(テストしたのは自社製ワームですが…)。

真冬の旧吉ですら数釣りが成立してしまったガルプバルキーホグ3インチ。
誰か完全密封できるガルプバケツ作ってくれ〜!!!!
頼むわメイホーさん、マジで・・・。

この現象を見てもガルプ汁がただの水溶液ではないことがハッキリと分かる。最近ではこれに気づいたプロ達がいろいろなワームをガルプ汁に漬け込んでいるのは有名な話だ。このガルプ汁漬け込みに更に工夫を施したのが同じ水溶性のマドネス・モエビフォーミュラーとのブレンド。ただし、配合比率によってはガルプ素材がやや硬くなる傾向があったり、スプレーが詰まって出なくなったりするので混ぜ過ぎ要注意。最適のブレンド比率は今暫し開幕戦まではイマカツ家の秘伝である。ちなみに私は敢えてドーバー等を、少し張りを持たせるために一度少し乾燥させて水分を抜いてブレンド液に漬け込んだりもする。他に浅漬けレシピなどもあり、工夫次第でいろいろなブレンドが出来ると思うので是非、末代まで伝わる「秘伝のタレ」を作成してみて欲しい。


ガルプバルキーホグも「手羽先」チューンが絶対有効。ハサミで脇を写真のようにカット。

こんな感じに開いたり閉じたりするようにカット。
結構、ギリギリまで脇を裂きます。

 

 

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