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ファームポンド専用設計、IK・E-100登場の巻

IKクランクシリーズ最小サイズになるIKE-100。
最小ながら太く柔らかい波動はIK-180譲り。
すばらしい飛行姿勢でぶっ飛びます。

昨年のデビュー以来、IKクランクシリーズはとても高い評価を頂いており、おかげさまでベーシックなクランクとしては近年にない出荷数を記録し、大ヒットクランクになった。
ボートフィッシングのアングラーにはやはりライジングモーション機能の優れたIK250が圧倒的人気だが、最近はIK-400Rが結構色んなレイクのローカルトーナメントでウィニングルアーやビッグフィッシュルアーになっている。使い込んだ人に言わせると、IK-400Rに来るバスは何故かサイズがデカいそうだ。

最近、各地のローカルトーナメントでウィニングルアーになっているIK-400R。
これからの時期には欠かせない存在になる。
一方、オカッパリアングラーにはIK-50IK-180が人気だが、個人的にはIK-180のワインドリップによる強くて柔らかく、大きい波動が大のお気に入りだ。「ワインドリップ」のIK-180の動きは、硬い鉛筆を親指と人差し指にはさみ、力を抜いて上手く上下に揺らすと、硬く真っ直ぐなはずの鉛筆がグニャグニャに見えるように錯覚する動きに似ている。私はこれを「鉛筆理論」と呼んでおり、とても重要な動きの肝だと思っている。硬いプラスチックでできたプラグが、生き物のように柔軟で、あたかも柔らかい物の様に見える動き、それが無機質なプラスティックルアーに生命観が宿る瞬間だと考えている。この手の動きを持つプラグは、ロッドティップに感じる波動が大きく、柔らかいのに強く感じるものだ。

硬いはずの無機質な物体が、柔らかい生き物のように錯覚させる動き。
これがワインドリップの特徴であり、自分的にはプラグの動きの重要な肝と感じている。
この私の理想とする波動と動きを、もっと野池やオカッパリの人達にも実感してもらおうと、IK-180の柔らかく強い波動を踏襲し、さらに低速度での立ち上がりの良さ、即ち水の掴みをアップさせたのが、シリーズ最小サイズとなるIK・E-100IKである。この名前は「イケ(池)にイー(良い)100」と言うオッサンギャグ全開のかなり痛い駄洒落なのだが、まさに野池やオカッパリで気持ちよく遠投でき、一番引きやすい1m前後をレンジターゲットとしたミニクランクである。もちろん小さいがIKシリーズのコンセプトであるライジングテクニックも十分にこなす。

IK-50よりかなり小さい。
しかし、振幅の速さとスローでの波動の強さは基盤リップにも劣らないのがワインドリップだ。
小さい野池ではラトル音や重心移動のウエイトのクラック音は池全域に甲高く響き渡り、バスをスプークさせやすいため、IK・E−100は固定重心のサイレント仕様になっている。しかし、ワインドリップを装備しながら痺れるような飛行姿勢でカッ飛ぶ様は、重心移動に一切引けをとらない飛距離が出る。

珍しく野池やオカッパリを意識して開発してみたが、
ひょっとしたら一番いいデキかも・・・。
IK-50はトーナメントユースを視野に入れて製作しているが、IK・E-100はイマカツが野池やオカッパリでの使いやすさを本気で意識して作ってみた初の?クランク第一号かもしれない。今年はまだまだ水温が高いので、水温10度を切るまでは巻物でがんがん行ってみよう。今年は逆に11月下旬〜1月にビッグチャンスが来そうな気がするぞ。


番外:最近、いろいろなクランクをテストしていて、見かけによらず非常に良くできていたのがこのクランク。
シャロークランクだが、特殊素材、動き、狙いがとてもよく、クランクの何たるかを良く理解して作られている。
クランクはブランド以上に、やっぱり「解っているねぇ」と唸れる事が重要ですね・・・。

 

 

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