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06年TOP50シリーズ最終戦結果報告の巻

最終戦遠賀川は辛くも5位入賞。
2日目まではブッチギリだったのだが・・・。
ハイリスク、ハイリターン、それが今年のスタイルだ。

2日目、年間首位まで8ポイントに迫ったが、
最終日轟沈。
しかし、4戦で年間総合3位、遂にベスト5に復帰した。

まずは最終戦遠賀川、予選2日間が終了した時点の暫定成績を見て、奇跡の大逆転年間優勝を期待し応援してくれた多くの皆さん、今年のお約束のような?超大外しをしてしまい、期待を裏切りスイマセンでした。

今回は土曜日からとても観客が多かった。
最高の当て馬?登場で盛り上がりました。
ただ、昨年は21年間のトーナメント歴で初めて総合10位と言う不本意な2桁成績に終わったこともあり、今年は満を持して望んだ開幕戦でしたが、やむを得ない事情で欠場、その直後はトーナメントに対するモチベーションを失い、現役トーナメンターを引退し、メディアプロになることも真剣に考えた時もあったほど辛いシーズンだった。

開幕戦旭川、右から今江号、藤木号、吉田号、
3人揃って開幕ダッシュする予定だったが・・・。
しかし、試合を「諦めない」こと、「言い訳しない」こと、「投げない」ことを信条として続けてきた21年間のトーナメント、幾度となく悔しい思いをしながらも、その対極にある何物にも代えがたい熱い感動をやはり諦められるはずはなかった。そして最終戦を終えた今、優勝できなかった悔しさ、無念さ以上に、多くの多くのファンの前で、こうして再び奇跡のタイトル争いに戻って来られた事に、今までとは違った充実感と自信、そしてスキルを取り戻せた価値あるシーズンだったと思う。

決して最高の結果ではないが、自分にとっては
「価値ある」結果だったと誇りに思いたい。
「4戦だけで年間優勝する」、「各一戦一戦で記憶に残る戦い方をする」、モチベーションを維持するため敢えて無謀とも言える負荷を自分に掛け、このハンディを逆にチャンスと考え、タイトルや年間成績を無視した徹頭徹尾、「超攻撃型のスタイル」を貫く決意をした。それで何も残らなければ、自分のスキルもここまでの力量だったということだ。

超攻撃的な釣り、
それは試合中でも取材でも、必ず50アップを狙って仕留める事。
一撃必殺、まるでハンターのようなスタイルだ。
今月のバスワールドTSRは必読です!!
その決意にこたえてくれたのが2戦目土師ダムの奇跡である。3日間、ディープクランク(HU-300、IK-250)一本で戦い抜き、お立ち台を獲得、ここで何かが変わった。

土師ダム戦でのクランク一本勝負。
これが今年の私を支えた試合になった。
魅せる試合、一般アングラーの釣りにフィードバックできるスタイルが目標だった。
3戦目、野尻湖では21年一度も取れなかったビッグフィッシュ賞(現在は3日間で最大のビゲストバスに贈られる賞金)を、スモールマウスのJBレコード記録となる54cm 1970gで遂に初獲得した。

野尻湖では初のビッグフィッシュ賞獲得。
54cm1970g、JB、NBCのスモールマウス歴代1位の記録となった。
続く第4戦桧原湖もワンデイながらトップウエイトを記録した。

第4戦桧原湖ではワンデイ・トップウエイト記録。
しかし、この時も2日目大失速・・・ハイリスクハイリターンは怖い。
そして、最終戦遠賀川、まさか本当に予選通過時点で自分がトップに立ち、最終戦最終日でシリーズランキング暫定トップの赤嶺選手に8点差まで詰め、タイトル争いになるなど考えても見なかった事態が起きてしまった。もしあの時、諦めてどうでもいい戦い方をしていたら、この緊張感、この刺激的な瞬間は味わうことはなかっただろう。それ以上に、天国と地獄が紙一重の超攻撃的スタイルでも、この位置に存在できる自分のスキルに自信を持つことが出来た。

遠賀川初日、バタフライクローパンチリグ炸裂!!
4キロ越えでビッグフィッシュ(1680g)獲得かと思われたが・・・
阿部ちゃんスースレで1890g、あえなく更新される・・・・。
阿部ちゃん1890g、52cmをスーパースレッジで捕獲。
一躍ビッグフィッシュ賞候補筆頭に!!
しかし、宣言どおり2日目遠賀川ワンデイレコード5425g樹立、
そして、53cm2006gで阿部ちゃんを抜き返す。
ヒットルアーはなんとモジャオのヘビダン10g。
結局、最終戦最終日、今回はバックアップパターンも始めて練習し、総合力を持って闘うと言いながら、1年続けてきたこの刺激的なスタイルを捨て去ることは出来なかった。最終日の結果はファンの皆さんを失望させたかもしれない。
しかし、私自身には一片の悔いも言い訳もない。全力を持って戦い、全力で散った。それが紙一重の判断で自然を相手にするトーナメントの厳しさなのだ。その人知を超えた自然の厳しさの中から人は何かを得て、また成長していくのだ。

やはり最後までイケイケ路線で勝負。
いまさらライトリグで守りは出来ませんでした・・・。
激ホゲの3日目。
これが俺のニュースタイル、一切悔いなし!言い訳無し!
2006年度TOP50シリーズ最終戦遠賀川5位入賞、そして今年2度目となる初のラージマウスでのビッグフィッシュ賞(2006g53cm)獲得、遠賀川JB公式ウエイトレコード(5尾5425g、現在確認中)獲得
そして 最終年間総合成績3位
これが自分の新しいスタイルが出した結果である。

賜杯は奪われたが、来年、最強イマカツTOPチームが編成される。
必ず賜杯は奪還する!!来年のイマカツは強いぞ!!
開幕戦をキャンセルしたとき、最初に思ったのはこれで絶対、チャンピオンは無いという事。そして同時に、もはや今年もシングルゼッケン不可能と思った。
しかし、シリーズを終えて今思うこと。それは様々な迷いを抱えた今年、自分はバスフィッシングの神様に試された年だったように思う。まあさすがにバスフィッシングの神様も早々奇跡を起こしていたんじゃ人生舐めてしまうので、こういう結果に落ち着かせたのだろう。

九州は熱い。熱い試合は盛り上がる。
時代は厳しいがこれからも一生懸命、バスフィッシングを盛り上げて行きたい。
今回、さすがに試合後は1年分の疲れが一気に来てしまい、十分なファンサービスが出来なくてスイマセンでした。試合後は立っているのもヤバイ状態で、お立ち台の上で実はブラックアウトしかけた瞬間があったほどでした。結局、昨日には帰ることすら出来ず完全ダウン、現地に1泊し、ようやく先ほど帰ったところです。よって詳しい話はまた後日に。

桧原、早明浦、そして遠賀川。
バスボートでフルに戦える貴重なフィールド。
優勝は出来なかったが、試合内容には満足しています。
最後に、いつも応援してくれるイマカツ・ファンの皆さん、おかげで1年間(半年間か?)心折れずにトーナメントを戦うことが出来ました。本当にありがとうございました!!

本当に多くの皆さんのご声援、ありがとうございました。
すでに正真正銘のオッサンですが、ファンの声援ある限り、
老体?に鞭打って頑張ります。
本年ラストはエリートファイブ、是非、本日からの投票、
よろしくお願いいたします!!

 

 

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