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野尻湖戦開幕前夜の巻
野尻湖に着くや否や、タッチの差で長野県が記録的大雨で高速道路が通行止め。各所では土砂崩れなどで大きな被害が出ている。幸いなことに高地の野尻湖は大きな変化はないのだが、野尻湖に到着できないプロも多くいたようだ。

現在の状況はと言うと、正直言って今回の試合は過去最高レベルのハイリスクな勝負をする。ものすごく危険な展開をするつもりだが、リスクを承知で敢えてやり切らなければ壁を越えられないときと言うものがある。今は詳しい話は出来ないが、今回はある大きな、こればっかりはどうしようもない物理的ハンデを背負っての勝負になる。
悔しいが、フージー、阿部進吾、そしてナベには出来て私にはどうしても今のところ克服できないハンデが存在する。勝てる方法、場所までほぼ掴んでいるのに、勝算は2割あればいいほうかもしれない。練習ではそれを克服するために、その方法一本に絞って練習をこなしたが、とうとう本番まで完全に解決する術を習得するには至らなかった。

後姿が余裕のワタナベ。
今回は私の3倍釣っています。
試合に出たいとぬかす始末・・・。
果たして本番で、背水の陣を引いた時、集中力でその扉をこじ開けることが出来るのかどうか、まさにぎりぎりの賭けに出ることになる。
試合を抑えてそこそこで逃げ切る術はある。今回は予選通過を最終、もしくはシングル程度を目標にするならさほど難しい大会ではないと思う。しかし、今回に限ってはそれは勝つことを自ら放棄することに他ならない。それほど明確なパターンが存在する。

こちらは2戦連続予選落ちチーム。
さすがに今回はディープで手堅く行くのか、それとも・・・。
一方、フージーの仕上がりは万全。
アイバーソンと並び今回の優勝候補。
風神スパイダー再び炸裂なるか!
バスを釣ること事態はさほど難しくはない。しかし、勝つことは自分の能力の限界を超える何かを掴む必要がある。その鍵は結局、本番での追い込まれた精神力からしか生まれないようだ。勝てる可能性がないのではなく、勝てる可能性がハッキリと見えているのに、そこにたどり着く最後のワンピースがどうしてもはまらない状態なのだ。
いずれにせよ、5フィッシュが極めてイージーな試合に、リミットすら揃わない可能性、最下位近い結果に終わる可能性も十分にある。
しかし、それでもやらなければ壁は越えれることは出来ない。逆に考えれば、それが出来る今年はチャンスとも言えるだろう。
いまだかつてない経験、ルアーフィッシングの常識が通じないスモールマウスにしかない驚くべき未体験の世界。果たしてその壁を越えられるか、これがトーナメントの楽しさなのだ。

 

 

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