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Interview with 黒崎健一。池原60アップ捕獲法の巻
さて、今回は趣向を変えて、ここ数年池原や紀州のリザーバーでビッグフィッシュハンターとしてその筋にはかなりの有名人である黒崎健一君に、60アップ捕獲のシークレットを独占インタビューしてみた。

またまた先週日曜日、
62.5cm4180gをジャバロン140で捕獲。
オンリー日祝で今期4尾目!!
場所は白川筋。
黒崎健一君は今年既に池原ダムで4本の60アップを捕獲している。というか私の知る限り毎年相当数の60アップを捕獲しており、関西のルアーニュースではリザーバービッグフィッシュハンターとの称号で呼ばれる有名ロコでもある。

この日はアマゾンペンシルでも58cm捕獲。
完全なアフターです。
たしかに60アップを池原で釣っているアングラーは結構多いが、黒崎君の凄いところは、彼の釣った60アップはほぼ全て日曜日か祝日であるという事実だ。そう、正真正銘のサンデーアングラーであるにもかかわらず、50アップはほぼ毎週、マックスプレッシャーの中で60アップも釣っているのだ。ルアニュー編集部をして、休日の池原でデカバスを狙わせたら一番上手いんじゃないかと噂される人物でもある。しかも、池原での60アップ争奪戦はある意味情報戦でもあり、60アップの目撃情報を複数のアングラーで協力し合って捕獲されているケースも多いなか、黒崎君はほぼ単独、事前目撃情報無しで60アップを見つけて仕留めている。今回はそんな彼に電話で直接、60アップ捕獲のコツのようなものをじっくりと聞いてみた。サンでアングラーの皆さんは是非参考にして欲しい。

休日にこれだけ池原で釣れるってのは只者ではない。
62.5cm筆頭に50オーバーでリミット。15キロは余裕?

―Q1:ずばり、どうやって60アップを見つけているのですか?また、そのコツと場所的な特徴はありますか?

A1:まず、一番大切なのは毎週通うことですね。僕の場合、春から夏にかけては毎週末池原に通っています。そしてデカいバスの影をチラッとでも見かけた場所を記憶して、翌週その付近を注意して捜すことです。コツではないですが、ひたすら探し続けます。一日中見つけるまではほとんど釣りはしません。ずっとエレキで流してサイトし続けることが一番大切です。ただ、特に岬状の地形の周辺4〜5mラインは念入りにサイトします。

見つかるまでひたすら探す。それが一番大切。

―Q2:視力は?偏光グラスとかは何を使いますか?

A2:視力は1・5位です。偏光はスパイアウトのクラウディーです。黄色に近いほうが池原では僕は良く見える気がします。晴れていてもクラウディーです。

―Q3:今年は既に4匹の60アップをジャバロンで釣っていますが、使い方の肝はありますか?

A3:ジャバロンは基本は160のヘビーダウンショットを使います。サイズ的には160でも全く大きくないです。どうしても反応が鈍かったりすれば140にローテーションします。 シンカーはナス型オモリの5〜6号、海用の2オンスまでのDSシンカーを使います。これ以上重くても良くありません。1・5〜2オンスくらいがベストです。リーダーはバスの浮いている深さに合わせますが、ジャバロンだと何故かバスが逃げないことが多いようです。
バスが逃げないルアーやカラーを探すことも重要です。私の場合、経験から色は特にチャートシャッドに対する反応が一番いいみたいで、ほとんどチャートシャットです。もしくはツートンでパール系の入ったカラーがいいですね。重いシンカーはアンカーのように固定してジャバロンを移動させずに長く誘えるのがいいですね。

黒崎君の勝負カラー「チャートシャッド」。
160.140共にチャートが何故か反応がいいとのこと。

―Q4:サイトで見つけたベッドにオスがロックしていて、少し離れてメスが中層に浮いている状況が良くあります。メスは近づくと直ぐに何処かへ消えてしまうことが多いですが、その場合、黒崎君はどうしますか?オスは釣りますか?

A4:基本的にベッドのオスは触りません。食ってきても合わせません。メスが60アップだったら、ワンキャストしてみて反応を確認し、戻ってくるまで最低15分は絶対待ちます。15分以内に戻ってくるようなら、ひたすら何度も待ちます。この時、次からは不用意にキャストはしないほうがいいです。メスだけが気にする「特別な場所」っていうのがあるようで、そこがどこなのかを見極めるまでひたすら行動を観察します。必ずしもベッド付近でなかったりします。そして確認するために最小限のキャストをします。ジャバロンを入れてみて、いつもと違った反応で気にする場所を見つけることが出来れば、釣れる可能性はかなり高くなります。

GWには一日2尾のロクマルを捕獲。

―Q5:逆に釣れないバスをどうやって見切りますか?ハマって一日を過ごす人も多いですが・・・。

A5:20分以上戻ってこないか、ラインをじっと見るようなバスはパスします。ラインを見る奴は、すぐ逃げる奴より難しいですね。

―Q6:ジャバロンヘビダンで60アップを釣る最大のキモは何でしょうか?

A6:バスとの距離ですね。僕の場合、気にする場所を確認したら、バスを見ないでジャバロンを置いておく感じで誘うことがほとんどです。ジャバロンはほんの僅かなアクションでも自然に動く、他にないタイプのスイムベイトです。たまに泳がせてついてくる反応をするメスの場合、深いところへ呼び込んでステイで食わせたりもします。この時はオスが食うとコンコンって小さく明確に当たりがあるので合わせません。メスのデカい奴は当たりがなくて、ジャバロンを銜えてグウ〜って感じで持っていくので直感的にわかります。
いずれにせよ、バスから釣り人の気配を遠ざけることがとても重要ですね。

そして3尾目。すべてジャバロンチャートシャッドのヘビダン。

―Q7:最後にタックルで気を使っている点は?

A7:やはり粘り強くてやり取りに余裕を持てるロッドです。スパイラルのアマゾンフリップ・バリスタを愛用しています。今はガンスリンジャーが凄く気になっています。

このウエブを見て、初めてジャバロンを使ったアングラーも
25日、日曜日、ロクマル2尾ゲット!!
詳しくはラブフィッシュにて。

ありがとうございました。今後も是非、日本記録更新を狙って頑張って下さい!

(協力:黒崎健一 6月27日11:00PM)

次回はもう一人のサンデーハンター・
佐々木君にインタビューしてみましょうか。


こんなバスが釣れる池原はメキシコか?


果たして日本記録は更新されるのか?
期待してまっせ!!

 

 

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