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マッチザベイトとは!?
こんにちは、ルアーデザイナーの長井です。
日一日と秋も深まり、過ごしやすい季節になって来ました。
食欲の秋と言いますように、人間以外の生物にとっても食欲旺盛な時期ではないでしょうか。

先日、コードネーム:SKFのテストを兼ね、琵琶湖へ行ってきました。




イメージとするアクションに大分近づき、ゴールが微かに見えており、後、2個所ほど修正すればアクションのキレが良くなって、より使い易い物に仕上がりそうです。

釣った画像がないって!?

今江さんが先日のロケでちゃんとデカバスで結果を出してくれてます。


今江さんいわく「史上最強のスプラッシャーペンシル誕生やわ!」と先日の動画ロケで言ってました。

私は、このSKFで釣れたことは釣れたのですが、バスのサイズが小さすぎ(25センチ未満)で、とても琵琶湖の魚としては小さすぎて、と言うより画像として良い絵にならないのと、釣った数にカウントしていいものなのかと思った為、割愛させて頂きました。

この日の琵琶湖は、バスの活性が異常に高かったのですが、ルアーにアタックしてくる高活性のバスの平均サイズは20~25センチのコバスばかりで、

「ここは本当に琵琶湖ですか」状態。

釣っても釣ってもコバス、たまに30センチ台後半が混じる程度、結局、コバスに始まりコバスに終わる一日でした。

Kさんの釣った、ある一匹のバスを除いては......

曇り空の中、YさんとKさんのアンクルゴビー3.5インチのダウンショットリグでの釣れっぷりに我慢しきれず、私はプロトのルアーテストは目星が付いたため早々に切り上げ、イールクローラ5.5インチ、ワッキー掛けのダウンショットリグにロッドを持ち替えた。

魚探を見るとベイトは浮いていたので、ダウンショットリグの針からオモリまでのリーダーを長めに取り、実釣開始。

「あれっ?」

私のリグにだけアタリがない、カラーローテーションするも全く反応がないではありませんか。

そうこうしている間、Yさんはアンクルゴビー3.5インチ(確かツートンのカラーだったと思う)で次々とバスを釣り上げていました。

「きっとバスの食べているベイトのサイズが小さいのかな?」と思い、私はアンクルミノー3インチのウォーターメロンペッパーカラーに変更してみた。

すると、さっきまでが嘘のようにアタリが出まくり、条件反射でロッドを持つ手が合わせの態勢になる程、頻繁にアタリが続いた。

前述したように釣れるバスのサイズは20~25センチ程のコバスばかり、でも最高に楽しい!!

エリアにより多少の違いはありましたが、この日、琵琶湖全体のバスも含め、他の魚の活性も高かったと思います。

そんな中、Kさんの釣り揚げた30センチ程のバスが、口から針を外そうとした瞬間、突然暴れ出し、バスの口から何かが吐き出されてボートデッキに散らばったのです。

それは、生存時6~7センチ程はあったであろう未消化の稚バスで、

これを目の当たりにした瞬間、頭の中で「稚バスカラーだな」と閃きました。

「そう言えば、稚バスに近いカラーが有ったよな~」と、私は徐にVS-3078を開け、アンクルミノー3インチの入ったボックスを取り出した。

ボックスを開けると、稚バスの色に最も近いカラーが目に留まったのです。


アンクルミノー3インチ 
ライトウォーターメロンペッパーホロカラー


ライトウォーターメロンペッパーホロカラーに変えた途端、私は入れ食いモードに突入したのです。

「やっぱりマッチザベイトは正解だな~」と、余裕綽々で釣り続けていました。

でも私とYさんに釣れるのはコバスばかり。

私とYさんの釣果が二桁に達して満喫していた頃、突然Kさんの釣り竿が思いっきり弧を描いたのです。

ボート右舷側後方の20メーター程先で、潜水艦のような黒い影が一瞬「ガバッ」と水面を割った。

「デカい!」と皆が一斉に口にした。

無事、捕獲に成功しKさんがバスの下顎を掴み持ち上げた瞬間、コバスに見慣れて感覚がマヒしていたせいか、一瞬60センチはあると、やっと琵琶湖らしいバスに巡り会えたなと思いました。

実測したところ、全長54センチ、重さ2300グラムほどの美しいモスグリーンの色を発した見事なバスでした。

Kさんの使っていたリグは、皆と同じダウンショットリグにYさんと同じアンクルゴビー3.5インチで、釣り揚げた時にバスの激しい暴れで、針から外れていたアンクルゴビーがボートデッキに無造作に転がっていた。

それは、稚バスの色に似ても似つかないイマエワカサギカラーのアンクルゴビー3.5インチだったのです。


アンクルゴビー イマエワカサギカラー


釣っても釣ってもコバスばかりの同じエリアで、デカイ魚だけが反応したとなると、やはりデカイ魚は何かが違うのか、イマエワカサギカラーにはデカイ魚をバイトに持ち込む何かが備わっているのか不思議でなりません。

以前、私も琵琶湖でデカイバスを掛けた時もイマエワカサギカラーのアンクルミノーで、残念ながらバスとの駆け引き中にフックオフしてしまいましたが、このカラーには何故か型の良いバスが来るようです。

マッチザベイトとは......

まだまだ謎は深まるばかりです。


では皆さん良い釣りを

 

 

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