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九州遠征より帰還の巻
前半はこんなビッグフィッシュが連発したが・・・。
今回の遠賀川は誰にも解り易過ぎて逆に混迷を深めた感じがする。



3年ぶりとなるTOP50第2戦の会場、九州遠賀川から一昨日帰阪した。
いやはや、ホンマに疲れた。九州はまるで真夏。まだ5月も終わっていないと言うのにこの異様な暑さに水温も朝から楽勝23度越え…。早期のアフターを想定していた遠賀川の季節感の無さに愕然とさせられた。オマケにほぼ毎日、地元TVではPM2.5警報が連日報道され、遠賀川全域がなんだか霞んで見えるほど…。


日影が全くない遠賀川。まるで神崎川で釣りをしている感じ。
延々、スキャナーを掛けて日が暮れていく。


結果から言うと、遠賀川はここ2年のゲリラ豪雨に伴う洪水や増水で、バスの生息数が激減したと噂されていた通り、今回の練習は非常に厳しいものになった。
練習前半こそ、過去の遠賀川とは思えないビッグフィッシュが連発した日もあったが、後半になるにつれエリア全域のバスが全て一度は釣られてしまったのではないかと思う程のタフな状況になった。
それほど広くなく全域護岸でストレートな遠賀川では、サイドイメージ、ローランスHDS等の超高性能3Dスキャナーが普及した今、毎日60人近い選手がスキャンしまくった結果、流木程度のピンスポットすら全て完璧に把握しつくされている。


ローランスHDS10・4画面&高精度GPSの登場はある意味プロ泣かせ・・・。
全員が使ってしまえばメリットなし?と言うか使わない事自体がすでにデメリット。


涎が出そうなピンスポットを見つけても、3Dスキャナーに移るものである限りそのシークレット性は低く、複数の誰かが知っているスポットになっている。それゆえ一度でもバスを抜かれてしまうと、規模の小ささ故、再びバスが付くまでに長い時間がかかるように思えた。
また、巻きシャッド普及の地として余りも有名な遠賀川だけに、優位性が感じられるほど有効な巻き物を発見する事は極めて難しい状況になっている。


序盤は先日の取材で激ハマっていたイーターII斬風でグッドサイズが結構釣れたのだが・・・。
フードを被らないと直射日光がヤバくて死にます。


来る第2戦、下手をすれば3年前の悪夢の旭川戦を彷彿させるほど、何が起こっても不思議ではない程厳しい試合になる事が予想される。恐らくサイズを問わず3日間、5尾のリミットを取ってくる者が居れば、それは限りなく優勝に近い結果になるだろう。同時にノーフィッシュ率は今季最高率を記録する可能性が高い。それは逆に言えば開幕に躓いた自分にとって最大のチャンスとも言えるかもしれない。


一つ良い収穫だったのは、遠賀でもLTZが素晴らしかった事。
本格派ベイトフィネス以外(総重量7g以上のルアー)にはスペアスプール仕様がお勧め。


とにかく、それでもひたすら毎日、PM霞がかかる炎天下の中、忍耐の魚探掛けに70%近い時間を割いたため今回は眼精疲労?&肉体疲労がピークに達している。ただ、練習最終日にようやく見えた一筋の光明を糧に、今はしっかり休息を取って、万全の体調に戻して本戦に臨みたいと思う。


黒帯RF3本日リリース!特に霞&旧吉戦のベイトフィネス&ワイルドフィネスは必見。
この黒帯RF3は予告編でも見られるように、ある意味、LTZによるベイトフィネス超実戦編です。

 

 

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