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TOP50開幕戦練習折り返しの巻
3キロは楽勝の早明浦ビッグプリスポーンバス。
長さは馬淵のロクマルにはちょっと及びませんが・・・。



4月20日に開幕する今季TOP50シリーズ。週明から高知県サメウラ湖に滞在し既にその練習も折り返し地点を過ぎた。
今年の開幕戦と同時期開催となったが、昨年同時期に比べ実に水位は約18m増の大満水。
広大なサメウラ湖が最大級に膨らみ、昨年とは全く違う湖と言っても過言ではない。


春特有の暖かな大雨は超クリアな湖を瞬時にド茶濁りに変える。
しかし、その前後、驚異的な爆発が起きるのが春の特徴だ。


事実、一つ間違えば今現在でも僅か1尾のキーパーすら手にする事が本気で難しいと思わせる状況で、非常に緊迫感のある練習が続いている。もしこのままの状況なら、天候次第でTOP50の約3人に1人がノーフィッシュの洗礼を開幕戦から受ける可能性すらあり得るだろう。それほど今回のサメウラ湖は難しい。ただ、トップウエイトは昨年(6000g前後)の比ではないほど高い事も間違いないだろう。


拳骨ずっぽり。試合で釣れたら腰ぬけそうです・・・マジで。


しかし、春特有の「当たれば天国、外せば地獄」的な日替わりの変化が激しく、数日前の暖かい大雨の後はまさにビッグベイト天国、多くのプロ達が口を揃えて「5尾8キロ越え楽勝!」と言ったスーパー春爆デイも数日あった。それほど春のプリスポーンバス、特に産卵を控え艶やかなブロンズ色に変身した美しいメス達は気難しい。


クリアウォーター特有のブロンズ色に染まった美しいバス。この色のバスは特に気難しい。


今現在の所、サメウラ湖は昨年の同時期に比べ2週間ほど季節の進行が遅いようだが、プリスポーンのバス達は確実にそのテリトリー性を強め始めている事がハッキリと実感できる。プリスポーンのバスは、このテリトリー意識が強くなる時期を境に、釣り方に劇的な変化が現れる。そして今がまさにその変わり目に当たる感じを受けている。


大雨の中ではバクラト祭りも開催された。
しかし、現実は地獄8割、天国2割。
一つ間違ってしまえば、這い上がれぬノーバイトの蟻地獄。それが春の恐ろしさ。


1年間で最もエキサイティングで、最もハイウエイトな試合となるこの時期、この劇的な釣り方の変化に付いていけるか否かが勝負の分かれ目だ。予習が全く効かない春特有の「今を釣る能力」が試される試合になる事は間違いない。


プリスポーン特有のアンドロイド祭り開催の日もあった。
この日は5尾楽勝8000g越え。試合では到底使えないパターンだが・・・。


今季の目標は、もはや言うまでもなく序破急「急」の章、TOP50最強の座、「奪還」。そしてもう一つの目標は昨年同様、その獲得賞金全額を金東日本大震災復興支援として役立てる事。共に忘れ難き悪夢から、輝ける復興への道を歩みたい。


いやホンマ、アンドロイド最高ですわ。

 

 

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