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SG-PLUS アンドロイド、間もなく受注開始の巻
個人的絶対ニーズによって作ったSG-PLUSアンドロイド180。
デカさが凄さ、これもまた紛れもない真実。
1月21日(金)サイドリバー(バスワールド)にて受注開始予定です。たぶん・・・。



量産体制にようやく目途が付き。受注開始が遅れていたSG-PLUSアンドロイドの最終調整がようやく完了した。なんせ、プラスティックルアーとしてはイマカツ最大となる180mm・2oz級、SG-PLUSアンドロイドは、腹が立つ程生産ラインを占拠してしまうため、春の出荷ピークを控えその調整に四苦八苦していた次第です。楽しみにしていてくれた方々にはお待たせし誠に申し訳ありませんでした。

遅れてしまって申し訳ありませんでした。
こいつはマジでキテます。2011年の大きな武器になること間違いなし(自分的に…)。
背も腹も付けるなら腹のフックはWフックが良いですよ。

さて、このSG-PLUSアンドロイド、こいつは正直言って自分がロケのみならず試合にも本当に絶対必要だとずっと感じていたことから、金型等の採算を無視しても製作に踏み切ることにしたプラグである。
確かに使い易さや全国の平均的なフィールドで使いやすいのはオリジナルのSG-PLUSなのだが、経験上、絶対に「デカさ」故の「圧倒的強さ」を痛感する場面がしばしばある。ルアーの性能以上に、ある一定の大きさを超えたプラグが纏う説明のしようのない「何か」が、全く通常のアプローチに反応しないバスを一撃で本気にさせてしまう事は、ビッグベイトを使い込んだ玄人アングラーなら誰もが知る事実だろう。

ハドルストンはやはり8インチが断トツ凄い。
取材ではバスの付き場をサーチするベイトとして、
今もかなり高頻度で使っている。

しかし、ビッグベイトブームが去って久しい現在、恐ろしくコストのかかる上販売量も金型償却に見合わない出荷数で終わってしまう事の多いこの手のプラグを生産する事は、メーカーにとってもはや美味しい商売でもなんでもない。採算どころか大赤字と背中合わせ、故に最近この手のルアーは数量を確定してから採算を試算する受注形式になる事が多いのだ。

だが、それでも本当にこの手のルアーの威力を知る者にとっては、TOP50の試合ですらもはや絶対に外せない必殺の武器になる事もまた事実なのである。それはバスを釣るという行為はもちろんだが、それ以上に魚探でも見つけられないバスの存在を、ルアーを通すだけで確認出来る最強の手段として、近年のバスフィッシングになくてはならない存在なのである。すなわち、二の手、三の手を撃つための布石としても、180mm 2ozクラスのリアルビッグベイトの存在は試合の練習時においても不可欠なものなのである。

春になるとやはりビッグベイトは断然、強い。
昨年の春はSGプラス背針バージョンで取材は楽にこなす事が出来ましたね。

その目的のため、やはり必要だから製作に踏み切ったのが、自分のビッグベイト戦略には絶対に不可欠なレイダウンのやティンバーの上面スレスレを引ける「背針」を持ち、ノーアクションのIモードでも引く事が出来るSG-PLUSの大型版アンドロイドである。
SG-PLUSでもWフックの背針システムを搭載してきたが、フックセットの煩わしさや、ボディーに沿ってしまうWフック故のフッキングの悪さを改善するため、大型のトリプルフックをワンタッチで簡単に取り付けられる新背面フックシステム(PAT/P)を搭載した。


SGPアンドロイドの新背針システム。深くて丈夫なスリットに、
枝針用チューブ(釣り具屋ならどこでもあります)をハメたトリプルフックを押し込むだけ。丈夫で簡単。


このシステムはハドルストン8インチでは当たり前の様に使ってきたフックシステムだったが、それをちょっとしたアイデアでハードベイトにも完璧に利用できるようにしたものである。見上げたバスからフックが見えず、同時にカバーの上面をこすっても引っかからないうえ、ステイ時にもボトムを掻く事がない。

ハドルストンでは既に常識の背針Wフックシステム。
バスからフックを隠すとともに、ブッシュの上面を平気で引ける。
ただし、やはりWフックはフッキングが悪い。

SG-PLUSではステイ時に横倒れしない様に胸鰭を付けたが、大きく安定感が高いアンドロイドは、ステイからのワンジャーク時に大きなヒラを打つよう胸鰭は付けていない。あらゆる面で大きい事は全てを有利にしてくれる。唯一、テールだけはキャストで部付けた場合、さすがにこの重さでは確実にプラでは破損するため、エラストマーフィンを採用した。

トリプルフックなので、ボディーからフックが離れた状態でセットできる上、Wフックよりワイドで角度が立っている。
テールは破損防止のエラストマー製。

また、超クリアでS字モーションをバスが嫌う事が多い場合、好みで「ショックダンパーシステム(PAT/P)」をステンレス線等に変える事で、完全なノーアクション、超デッドスロー直線リトリーブも出来る仕様である。

SモードとIモードを自由にチェンジできるショックダンパーシステムはSGプラスから継承。

今更、ビッグベイト?感も無きにしも非ずだが、SG-PLUSアンドロイドは今季の自分のバスフィッシングシーンにおいて間違いなく先鋒として重要な役割を担うと確信している。
詳しい受注詳細は1月21日(金)にバスワールドWEBサイト「サイドリバー」にて公開されます(またシステムトラブルのない限りは…)。最初の納品は3月末頃を予定しています。興味のある方は一度覗いてみてください。今回の生産カラーは下記の4色プラス表紙の1色、計5色です。

リアル鮎
(これらは色見本なので、完成品は鱗が入っています。)

私が一番溺愛しているレインボウアンドロイド。
(完成品は鱗入りシルバーメッキです。)

むちゃくちゃ美しいアルビノトラウト。
実戦力は視認性の良いハイビズカラーが強いです。
(こちらも鱗が入りますが、メッキフィニッシュではありません。)

なぜかバスが怖がらない気がする?イチゴミルクカラー(ハイサイトピンク)。
(こちらも鱗が入ったパール仕上げになります。)



こんどはハスではなく、トラウトベイトらしくスーパーリアルなトラウトのアンドロイドです。

 

 

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