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今江克隆渾身の新色シリーズ第一弾、今月末発売の巻
こんなに工場に深夜まで籠るのは何年振りだろうか・・・。
暫く大人しくしていたせいか、新鮮なアイデアが次々と沸き出てくる感じがする今日この頃です。



さて、今回の目玉は既に冬の超定番となったスーパーキラービル今江克隆渾身のオリジナルカラー3色と、少量だが先に紹介したスピンクランキング専用にファクトリーチューンを施した「クランキング・スーパーキラービル(高滝ワカサギ)」が早くも市場に登場する予定。このところ12年に一度あるかないか?の超頭冴えまくりで、かつてない程キレまくった隠し玉新色を次々と生みだす事に成功している。

今月出荷のイチオシは何と言っても「高滝ワカサギ」のスピクラチューン3フック。
高滝ワカサギは、ここ数年感じていた私自身のカラーリングの壁を突き破った、まさに記念すべき逸品だ。

こちらは阿部にダメ出しされたが、自分的にはワカサギの特徴を強めにクローズアップした自信作。
ムカつくから「今江ワカサギ」として出す事にした。
背中がイエローっぽく、腹はパールのマット感、側線上面は反射板内臓で深みのあるギラリ感が特徴。

そして最後が「高滝レジェンド」。
関東では人気の高いプロブルーに反射板を入れ、背中をワカサギ背イメージの網掛け、ワームカラーには存在しないフラッシュとリアルさを纏わせた阿部リクエストの新色。
最高にカッコイイ阿部の似顔絵シールが目印。

ただ、これら3色は私自ら工場に籠り切って、発色に四苦八苦したカラーリング&本格チューンなので、生産数量はプロの塗装ラインでもレギュラーカラーに比べるとどうしても落ちてしまう。今回の今江克隆直筆?新色第一弾は阿部のシャローボムにも感想が書いてあったが、明らかに釣れっプリが違うと興奮して連絡してくるほどなので、マジで予約しておいた方が無難かもしれません…。

阿部スペシャルは今江画伯渾身の超似顔絵が目印です・・・。

そして今月のもう一つの目玉は「MOZAIC 420BWK(琵琶湖スペシャル)」。こいつはワインドリップを敢えて採用していないモデルで、逆風下の圧倒的超飛距離と高速で巻ける軽い引き心地を実現させた琵琶湖専用モデル。14〜16ポンドラインで、長距離に亘って4m層を軽々キープしながら引ける事にキモを置いている。なんといってもラリーさんお気に入りの軽い巻き心地の「早巻き対応」でもある。

今月のもう一つの目玉がこのMOZAIC新シリーズ、420BWK。
その名の通り、琵琶湖スペシャル。
特にこの色は私の最高自信作「琵琶湖レジェンドクラシック」。

ワインドリップを敢えて採用していない理由は、琵琶湖特有の強風対策と4m前後のチャンネルボトムのウィードは硬く短いため、3mまでの背の高いウィード回避能力よりも逆にある程度の「引っ掛かり感」、すなわち、短く硬いウィードにルアーを意図的に「持ってもらう感じ」を出すためストレートリップを採用したのが特徴だ。シッカリ素早く4mラインまで到達し、短く硬いウィードや僅かな貝捨て場の様な小さなハードボトムの存在を伝え、同時に止めて外してきっかけを作る「間」を演出できるように設計してある。まあ、とにかくクラス最長不倒の圧倒的飛距離と4mオーバーダイバーとは思えない軽い引き感(500R2とは別物)が琵琶湖のチャンネルラインクランキングを快適なモノにしてくれるはずだ。

琵琶湖ガイドスタッフの意見では、琵琶湖で人気の高い400Rは実質3.5〜3.8mがベストレンジ。
そしてチャンネル際の3.8m〜4.3mを効率よく狙え、しかも寒冷期の逆風でも爆発的に飛ぶクランクが次の要望だった。

ちなみに4・2mの深度設定にした理由は、イマカツ琵琶湖ガイドスタッフの意見もあるが、かつて琵琶湖メジャー戦4連勝を果たした時、私が一番鍵にしていた琵琶湖の魚探の水深が4.2mという数字だった事に大きく関係している。実は南湖では、チャンネルの絡むこの水深に、何故か漁礁や沈船、捨て貝殻が集中している事実があったからだ。しかし、エレキや船底からの魚探表示深度は実際の深さとは30cm程誤差がある。420BWKはその事を計算に入れて実質の4mを長く並行に通せる余裕を持った深度設計にした。実際に12ポンドなら優に4.5mを超える「実用深度での4.2m」と言う表示なのだ。もちろん、WOODYなソフトタングステンラトル採用、重心移動消音機構搭載のMOZAIC仕様!今月の5色は今江克隆直筆でマスター制作した琵琶湖専用厳選の5色だ。

かつて林圭一プロが琵琶湖戦の朝、直接手渡してくれた某ディープクランクのサンプルは、林さん手塗りの下地処理すらしていない未完成の半透けカラーのものだった。
しかし、その偶然こそが、とてつもない威力を秘めていた。琵琶湖メジャー4連勝の立役者、今や日本一のメジャーカラー「ゴースト鮎」。
その自分の記憶を元にもう一度、完璧にリファインし再現したのがこの「琵琶湖レジェンドクラシック」である。

写真は300Wだが、こちらは阿部信吾の強いリクエストで私が自ら塗装した「高滝レジェンド」のクランク版。
阿部がどうしても420も高滝湖で欲しいと言うので特別に今回ラインナップ。
半透けゴーストながら、ボディー下部に強く荒いパールを吹き、スーキラ高滝LDより膨張によるアピール度を強めている。

3色目はIKクランクの中でも最も人気の高い、まさに現代版進化系「ゴースト鮎」と言える「ライブ鮎」。
独特の塗装法でヌメリ感を強く出した配色。
どんな湖でも最も安定した現代ナチュラルカラーの代表だ。

4色目はやっぱりな・・・と思う方がいるかもしれないが、雪シロなどで白く濁った時、私の最も自信のある膨張系幻惑カラー「イマカツレモン」。
この420BWKには更に荒めの反射の強いマイカをベースに、チャートルースにパールブルーを薄化粧、腹もパールオレンジ。
進化したイマカツレモンとして「マディークリスタル」と名付けた。

そして最後の5色目は、1軍タックルボックス最多占有率、もう何も言う事はない、全水色においても絶対的信頼を置く「ライトニングブルー」、極論、琵琶湖レジェンドとこれがあれば日本全国どこでもカバーできる自信色。
両面塗装によるキカイダー化回避に成功、更に信用度が上がっている。

他にも、今月は待望の2〜3m水深対応「モグラ1/2oz対応モスブレードキット」野池ベストサイズの「モグラ1/4oz対応モスブレードキット」も各色出荷予定。また、お待たせしているハドルスイマーリアル3,4インチ、ジャバシャッドIS-PLUS新色、4mディープスローローリング対応のZINX3/4バカラックモデル等もようやく出荷予定。
ただし、まだまだ現在工場ではフル生産中につき、月末数量確定情報ではありません。ラインがトラぶったら一貫の終わり、あくまで「予定」情報。いい加減な釣り人シャチョーの戯言かもしれませんが、クリスマスは乞う御期待下さい!

PS,ちなみに大好評のDADCUTは先月末大量出荷済み。次の入荷は3月予定(マジです)、当面出荷はないので見かけたらお早めにお求めください。


現在工場はオフシーズンなのにフル稼働中。
大量のCIMA ROJOが工場内ではひと際、
異彩を放ってます…。(ROJOって英語ならルージュって知ってた?似合わんね…)

林さんから頂いた「始まりのゴースト鮎」
まさにこの半透けの幽霊色。
当然、網掛け等なかったが、18年の月日と共に新たに私なりに完璧にリメイクしてみた。

 

 

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