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K.imae Today's Tips 814『小南ギルポップの本当の秘密』

さて、今週は先週の記事でも少し触れたが、
いよいよ小南ギルポップに最終確認テストを経て量産ゴーをかけることができた。
実はこのギルポップ、ただのポッパーと思ったら大違い。
また、昔話題になったサルモスライダー系フラットジャークベイトと思っても大違い。

確かにこのギルポは捕食音に似たカップの飛沫と音、ダイブしてからの大きなヒラを打つ
ビグベ特有のスライドダートも魅力ではあるが、それ以上に実は小南がこだわった要素がある。

正直なところ、その部分は当所、全く狙ってそうなったわけではなかったのだが、
最初のテスト品を小南に渡したところ、予想外の点に小南が一番感動していたことから、
そこを重視する設計に開発方針を変更した経緯がある。

このギルプカ(酸欠ギルボール)は自分も琵琶湖に通っていた時代、
真夏からターンの秋まで幾度となく目撃した光景なのだが、
その姿勢や擬態させるためのギルの動きなどは何度も目撃していて
開発の段階でそれを表現するのは意識していた。

しかし、小南はそれとは別に「あること」を非常に良く観察していたことに驚いた。

そのある事とは、「パチパチパチ音が凄いですね」と言う言葉で最初表現されたため、
最初は何のことか解らなかったのだが、よく聞くと小南は集団で酸欠ギルが
水面で口をパクパクさせるときに発する「パチパチパチパチ」と言う
なんとも言えないギルの口パク合唱音の事を言っていたのだ。

この音は琵琶湖に通い詰めたものなら、
確かに晴天無風の琵琶湖に浮いていると結構耳したことがあるはずだ。

その音のする方向を見ると何かブツブツのような穴が水面に多数見え、
それがギルの口のであることがすぐに解る。
すなわち人間ですら広大な琵琶湖の水面でギルの呼吸音?である「パチパチ音」で
ギルの群れの位置を知ることが多いのである。


であれば、水中にいる側線の発達したバスは、ギルの集団呼吸音
(水面に落ちた大量の琵琶湖虫こと、ゆすりかを捕食しているという説もある)
を聞き逃すはずがないだろう。



続きは本日発売のルアーニュースでご覧下さい!!!

揺れると凄いよ!コナン〝ギル”ポップ。


 

 

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