K.imae Today's Tips 357 『煮ても焼いても…7』
もう足掛け2シーズンにもなる小型のアイアンマウス・ 「ミニマウス」。スプラッシュ系ペンシルポッパーね。 前方に唾を吐くように、飛沫を遠く雨のように飛ばし、 同時にドックウォークも。 この飛沫はできるだけ進行方向前方へ 「高く」「遠く」飛んで、その飛沫がルアーの 動きから遅れて水面にパラパラパラッて落ちて 雨の様な波紋を「時間差」で作るのが絶対のキモ。 稚魚の群れを追い回すハス等の小魚イメージ。 だからノンストップの連続的な動きがいい。 その捕食行動に刺激されバスのスイッチが入る。 このアイアンマウス ミニ君、7月に広島の釣り祭りで モニター募集して意見を聞いてみたけど、 結構絶賛してくれる人が多かった。 でも自分的に納得が行ってない。 その理由は着水直後、最初の数回のスプラッシュ&ウォークは 理想的なんだけど、ラインが水に沈み始める中盤以降、 スプラッシュがスピッツ(唾吐き)ではなくなり ポコッポコッって感じの空気を孕んだ普通のポッパーになって しまう。原因は沈み始めたラインの重さに頭が下がるから。 竿を立ててラインが水面から沈まないようにすれば スピッツは可能だけど、早すぎるし動きも直線的になってしまう…。 しかも上級者ですら操作が難しい。 即ち鉄火面装着によるボディーサイズの浮力不足。 普通のポッパーとしてならこれでも良いけど、 それならキレキレのアイアンマウスにする意味がない。 …で、煮ても焼いても喰えず、 今も頓挫中…樹脂では限界かも。 ボディーをアベンタRSのウッドにすればたぶん解決 できるけどね…大富豪ポッパーになってまう(T_T)/~~~ 結局、アイアンマウスのボディーサイズ(浮力)が、 鉄火面を生かす最大の条件だったってこと。 ダウンサイズだけ解決しない問題が多い。 このアイアンマウス、特にジャギマウスは 傑作スプラッシュペンシルだと自信持ってます。 自信持ちすぎて昨年の1月という真冬のドアホな タイミングで大量リリースしたため、初っ端から お店に残って印象落としちゃったけど、究極の スプラッシャーだと断言しておススメします (またも冬ですが…)。 アベンタが「水面超低速の究極」 だとしたら、それに匹敵する真逆の 「水面超高速の究極」が鉄火面アイアンマウス。 絶対永久定番モデルなんで、来年はその真の力量が 発揮されると思いますので、アベンタの 真逆パターンとして是非使って見て下さい(^_-)-☆ これがアイアンマウスならではの理想の スピッツスピラッシュ&スライドダート。 こんな飛沫が連続で足元まで出せれば ミニマウスも完成なんだけどね。 先は長そう…。 |