HOME < K.IMAE Top Secret

エリート5 フォトダイジェストの巻
燃えた。本気で今回は完全燃焼できた久々の激しく熱いトーナメントだった。開催場所はほぼ半年、大減水で天然のオフリミットとなっていた早明浦ダム。この夏、貯水率0%を記録、バスもほとんど壊滅したのではないかとすら噂された湖だ。しかし、満水に復活した早明浦のバスは、逞しく健全にこの厳しい自然環境を生き抜いていたのだ。
今回、この日本指折りの広大なリザーバー早明浦ダムで地元嶺北NPO「早明浦ダム湖面利用者協議会」 及び地元漁協の協力を得てJBエリート5は開催された。
それは広大なリザーバーでバスボート本来の機動力を存分に生かしきり、実力人気とも本気で戦うに相応しい相手と思う存分2日間自分の技術をぶつけ合う、まさに真剣勝負にふさわしい舞台だった。
そしてこの試合に勝利できたことは、03年最後のJB・WORLD琵琶湖戦の勝利に並ぶ、私の中で生涯忘れられないベストバウトと言ってもいいだろう。

広大な湖に僅か5人。
しかし、この5人に選ばれたことこそが誇りだ。
今年1年、バスフィッシングを取り巻く様々な問題に振り回され、エコ問題などストレスの多いトーナメントに対し、闘争心とモチベーションを大きく欠いていたことは事実だった。本気で熱くなれる試合に飢えていた。そこに降って湧いたJB&釣りビジョン共催、ファン投票による選抜トーナメント企画、それが、「エリート5」だった。

朝のミーティング。
少人数ゆえのピリピリするような緊張感がたまらない。
今年の初秋、インターネット投票でほぼ票数から出場権が確定し始めた頃、私のターゲットはこのタイトル獲得一本に絞られていた。その理由はファン投票によってのみ出場権が得られるこの試合は、ある意味、ファンの代表としての出場でもあり、支持し投票してくれた方々に自身の最高のプレーを見せ、期待に応えることこそが恩返しであり、本物のプロとしての存在意義が問われる重要な試合だと強く感じていたからである。
自分のプロとしてのプレーを見たいと思って投票してくれた方々に、つまらない試合は絶対見せられないという責任感が更に闘争心に火をつけた。

ショーアップは全て映像向けにアレンジ。
観客は非公開なので少ないが、視聴者は数万人以上に。
それは選ばれた他の四選手に同じことが言えたのだろう。自分自身のため、メーカーのためのみならず、選出してくれたファンの代表としてプライドを賭けて戦う。
全員が試合会場の通達後、ほぼ同時スタートで湖に揃っていたことを見ても、並々ならぬ気合と本気さを感じることが出来た。全員が刺激的な真剣勝負に飢えていたのかもしれない。
そういった意味でこのエリートファイブは本当に戦いがいのある最高のトーナメントとなった。まさに最後の最後まで誰が勝ったのか、それは神のみぞ知る史上稀に見る大接戦となったのだ。

トレーラーウェイイン。これぞバストーナメント!!
2日目ラストトレーラーウェイイン。既に関和選手のハイスコアから敗戦を覚悟していた自分に、トップ50桧原湖戦では
108g差でそっぽを向いた勝利の女神は、今度は僅か75g差で微笑みかけてくれた。気持ちの強さが女神の心に届いたのか、終了間際にサイトで仕留めたビッグフィッシュが自分の予想以上のハイウエイトを出してくれたのだ。

2日目はあわやノーフィッシュ!!
詳しい内容は11月14日ルアニューセンターカラーで!
爆発する喜びにインタビューの声が震え、息が詰まって話にならない。こんな経験は過去メジャー20勝以上を経験しながら、一度も経験したことがないほど感極まってしまった。正直言って放映では余り見られたくない恥ずかしいシーンばかりだ。

2日目の窮地を救ったのは
スピンコブラパワーフィネスだった。
しかし、開催地非公開ながら情報を聞きつけて集まったファンから、そして検量に協力してくれた地元関係者から口々に「鳥肌が立ちました!」と言う言葉を何度も頂いた。この素晴らしい舞台に選出していただき、そう言って貰える素晴らしい試合が出来たこと、それがプロアングラーとして何よりも嬉しかった。

エリートファイブ、この試合の模様は、2006年元旦、スカイパーフェクトTV「釣りビジョン」にて五夜連続、全5名完全密着で放映されることが決定している。

濁りの強い下流域を選択しクランク勝負に出た下野選手。
下流の濁りを生かしたクランクとジグで攻め続ける下野選手
下野選手のビッグフィッシュ。
誰もが気づかなかった上流の通称「モサモサ」をグラブで攻め大会ビッグフィッシュを含めハイスコアをマークした河辺選手。
河辺選手が狙ったモサモサって何??
初日不調も2日目、ファットイカで立ち木攻めに転じ大会マックスウェイトを叩き出した相羽選手。
2日目トップウエイト。イカす立ち木攻めを魅せたアイバーソン!
そして降りしきる土砂降りの雨の中、ティンバーフラッシュを使い最上流で怒涛のラッシュをかけた05年JBランナーアップ関和選手。
2日目、ティンバーフラッシュをやりきった関和選手。
05年ランキング2位は伊達ではなかった。
既にエバーグリーンの看板選手・関和選手
そして、広大な早明浦全域を最上流から最下流までひたすら走り回り、立ち木をモグラ1/2oz&ビッグダディー、垂直岩盤をRVジグ1gのサイトで徹底的なラン&ガン攻撃を仕掛けたイマカツ。
ラン&ガン、私本来のスタイルが貫けた会心の試合だった。
2日目、勝利を決めた4,270g
その全てがリアル映像で完全公開される、それがエリート5だ。特筆すべきは全員が全く違った方法で、全く違ったエリアから自分だけのバスを見つけ、それぞれ全く違う方法で仕留めている事だ。
その内容は一般アングラーにとっても、プロアングラーにとっても、正に究極のプライベートバトルにふさわしい衝撃の内容になるだろう。是非ご覧になってください!!

スカパーにて
06年元旦から五夜連続で完全放映決定!!
(我が家もさすがに今回ばかりは遂にスカパーに加入しそうな今日この頃であります・・・。)

 

 

TOP OF THIS PAGE