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メタルクロースピンの基本的な使用法、およびチューニングマニュアル。



まず始めに(必ず読んでください)。





メタルクロースピン(メタクロ)は、メタルバイブと異なり、ロッドに伝わる明確なブルブルとしたブレードの振動は微弱です。
ボートからのショートディスタンスキャストやバーチカルではブルブル感は微かに解りますが、特にオカッパリの遠投の場合、ラインの伸びやロッドの感度によっては、
遠距離でのブルブル感はほとんどありません。

しかし、このナチュラルでベイトライクなブレードの攪拌動作、ショートリフトでも確実に回り続けている特殊なツインブレードの集魚力がメタクロの釣れる最大の秘密でもあるのです。
この事実には十分なテスト結果によって証明されています。
比重がステンレスより格段に高い「りん青銅素材」を採用した極薄の特殊ツインブレードは、ノーマルなブレードに比べ僅かな距離でも素早く立ち上がり、
敏感に回り続けるレスポンス性能を限界まで高めています。
(*腹部のブレードはノーマルブレードです。)
軽い抵抗で回り続けるこのツインブレードは素早いフォール速度も損なわないため、リフト&フォールでのリアクション効果がより発揮されるのです。

メタルバイブは強い振動でアピール力が高いため、ファーストインパクトの強さはありますが、反面スレるのも早く、プレッシャーがかかった釣り場や
2順目の攻めでは効果が薄くなることがあります。しかし、メタクロはメタルバイブが効かない状況でも時として絶大な力を発揮することがあります。
また、メタルバイブは冬季限定のようなイメージがありますが、フットボールジグの要素を併せ持つメタクロの威力は年間を通じて全く衰えません。
スポーン早期のシャロー、真夏のディープ、秋の浚渫攻めには非常に効果的です。
そして、バス以外の魚種(鯉、フナ、ギル、鯰、ニゴイ、マス類、カサゴ、アイナメ等)も非常に良く釣れるのが特徴です。






推奨タックルは、M~MHのファーストテーパーのベイトキャスティングロッドに8~12ポンドフロロカーボンライン、1:7程度のハイギアのリールが適しています。




基本的な使い方とフックセッティング


メタクロはパッケージから出してそのままご使用ください。基本はメタルバイブと同様のリフト&フォール(9時~13時の位置までロッドでルアーをリフトし、
リフトのあとすぐ10時の位置までロッドを戻し着底までフォールする繰り返し)です。

また、ジグスピナーのような巻きで使うスイミング、フットボールジグのように小刻みに浚渫ブレイクの深みへと落としていく「階段落とし」、サイトでの使用も有効です。
腹部に3枚目のオプションブレードが付いていますが、このブレードはハイシーズン中、ジグスピナー的に巻いて使う場合、濁りがありアピール度を増したいとき、
ドラッギンで使う場合に特に有効です。
ハイシーズンの場合、ネガカリの多いリザーバーなどでは腹部のブレードを外し、シングルフックのみの仕様でフットボールジグのように使う事をお勧めします。







フッキングは8割以上メインフックに掛かることが多いですが、フットボール同様、ジャンプでの首振りでバレることが多いのでランディング時にはバスを飛ばさないことが重要です。







しかし、ショートバイトやバスの反応が鈍い冬季や早春の場合、この腹部のオプションブレードは取り外し、代わりに腹部ハンガーにガマカツのダブル21の4番~6番をセットして
使います。
スモールマウスやネガカリの心配な少ない場合は、6~8番のトリプルフックをスプリットリングで装着するとフッキング率は抜群にアップします。
どうしてもショートバイトが多発したり、バラシが多い厳冬期の場合は、メインフックにトレーラーフックを装着します。あまり大きすぎるトレーラーフックはブレードの回転を妨げますので
ご注意ください。Wフックの場合はガマカツならW21の6番がフィットします。



 
  


簡単なチューニング&オプション

*アームチューンによる千鳥モーション
メタクロのアームはパッケージから出した状態が正常な位置です。使用中に上下左右の角度が変わった場合は、指で戻して修正してください。







ただ、このアームを意図的に曲げることで更に効果的なチューニングを施すことも出来ます。180度に開いたアーム角度を狭め、ブレード先端とブレード先端が引いた折に
適度に接触するように調整すると、まるでテナガエビが逃げるかのような千鳥を伴う動きを出すことが出来ます。
アームの角度を狭め過ぎると、ブレードが干渉しすぎてバランスを崩してしまうので、巻きスピードに応じて接触具合のベストな位置を調整してください。

*ブレードのフラット化による明確なバイブレーション効果
特殊りん青銅のツインブレードは、極めて薄いため容易に指でアールの付いたブレードをフラットにすることが可能です。リフト&フォールで使うときのブルブル感が物足りない場合、
ブレードを完全なフラットするとブルブル感はかなり明確に感じられる様になります。アピール力が欲しい場合に効果的です。
しかし、このチューンをすると「巻き(スイミング)」で使うときに左右のブレードのフラット面に差が出ることでスイミング姿勢が斜めなってしまうことがあります。
リフト&フォールではほとんど影響はないので、リフト&フォールや階段落とし専門に使う場合はお勧めのチューニングです。丁寧にアールを伸ばし、左右とも均一なフラットブレードにすれば
バランスを保つことが出来ます。


*コロラドブレードチューニングによる巻きの強化
濁りの強いフィールドや、フラットで浅いシャローの多いフィールドでは、ブレードを1#~1.5#サイズのコロラドブレードに換えるチューニングもお勧めです。
巻き抵抗が増し、バイブレーションも強くなるため、ハイシーズンにテールスピンジグ(ジグスピナー)的にスイミングで中層を意識して使う場合には特にお勧めです。
ベアリングスイベルが極小なので、ブレードを付け替えるときに破損しないよう十分気をつけてください。
コロラドブレード・スピナーベイトのヘリコプターメソッド同様、コロラドブレード仕様にすることでフォール速度を意識的に落としサスペンドしているバスを狙う時に有効になります。






(純正ブレード装着のコロラドバージョンは3月頃発売予定です。)

 

 

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