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フィッシングショーを終えて(その2)
こんにちは、ルアーデザイナーの長井です。

フィッシングショーが終えてからというもの、今月末発売予定であるGEKIASAⅢイマエジャークと来月発売予定のGEKIASAIIIコンプリーターの最終調整に追われ、量産へ向けての現場との打ち合わせの日々が続いています。

ここにきて、ようやく量産軌道に乗せることができ、私の役割は完了したなと肩の荷が一つ降り、またメキシコへ釣りに行きたいな~と夢を見ている今日この頃であります。開発に追われ夢を見ている場合ではないのですが……


GEKIASAIII イマエジャーク(上)
GEKIASAIII コンプリーター(下)


そうそう、イマカツプロスタッフの本堂氏がメキシコバカラックへ行ってきたばかりだそうで、本堂氏のガイドを受けた方はメキシコの魅力についていい話が聞けるかもしれませんね。

さて、前回に引き続きジャパンフィッシングショー2018、フィッシングショー大阪2018に出展されたイマカツルアーについて、ユーザー様から寄せられた意見等の後半になります。


モグラジグフルタングステン

マムシジグタングステン


既存モデルに使用している鉛、ビスマス素材に比べ、ヘッド部分の小型化を可能にしたタングステンモデルと言うことで障害物回避、ボトム探知性能が向上し、またヘッドの小型化により水流抵抗が低減したためにメリハリのあるアクションを可能にしたと説明。東西共に注目度はありました。


ミッキーヘッドジグ


特異なヘッド形状と聞き慣れたネーミングというのもあり、ユーザー様からこのジグの機能やウェイトの展開、販売時期等の質問が寄せられました。



スーパーモグラチャターTG PITCH MAX 


スーパーモグラチャターTG WOBBLE MAX


ヘッド部分の素材がタングステンへ変更、既存のチャターよりヘッドがコンパクトになったことにより、スイム時のチャターアクションにキレを与え、千鳥アクションのメリハリがより一層向上したモデル。またフッキングに支障の無いギリギリの硬さのウィードガードを搭載したことにより、既存のモデルより障害物に強くなったと説明。特に関西で販売時期等の質問がありました。


メタルクローブレードアタッチメント
メタルクロークリアーブレードアタッチメント


どんなワームにも直ぐに接続可能という特徴を備えており、テールの取れたワームに装着できる等のメリットからか関東・関西問わず注目されていました。


スラッシュバンビ


特に関西での注目度の高かったスラッシュバンビ。

日本で完全に定着した、スコーンリグやスイムジグと呼ばれるジグヘッドとシャッドテールとの組み合わせ。シャッドテールは各社から販売されていますが、その中でもスラッシュバンビの一番の特徴でもある、極薄プラスチック製のテールが僅かな水流を確実に捉えるためにアクションレスポンスが非常に優れています。

また、通常のシャッドテールであれば、ボトムに這わせるとテール先端がボトムと接触してテールが傾斜し、伸びきった形になって水流を掴みにくくなり、テールアクションが無くなってしまいますが、スラッシュバンビの場合、ボトムに這わせても硬質テールの恩恵により、テールが傾斜してもテールエッジが水流をしっかり受け止めるため、常にアクションし続けてバイトに繋げます。


ダッドフラットカット4インチ


既存のダッドカットは根強い人気があるためか、このワームにも販売時期等の質問が寄せられました。ベースの形状をみてビーストと言ったユーザー様多数居られましたが、この独特な縦リブが整流効果を生み出し、整流された水流がボディ後部のカーリーテールへと効率的に流れ、メリハリのあるカーリーテールアクションを発生すると説明、関東・関西問わず人気をうかがえました。


ジャバギルインライン 110 150


一見、昨年発売されたジャバギルのインライン仕様となっておりますが、インライン仕様にとボディ形状、内部構造を一から構築、既存のジャバギルと何処が異なるのか、リグの方法等の質問が関西で多く寄せられました。


ジャバロンネオ 160


依然人気のあるジャバロンシリーズだけに、ジャバロンネオ160を熱望されていた関西圏ユーザー様多数。また、通常のジャバロンと何が異なるか等の質問を頂き説明させて頂きました。数名ですがジャバロン200の再販を望むユーザー様も居られました。


バリウスゴビー160 190


展示していたバリウスゴビーのサイズ的なこともあり、関西圏ユーザー様には興味を持たれていましたが、関東ではあまり注目度は高くなく、関東用に3インチ、2インチが必要と感じました。


イールクローラー9インチ


既存のイールクローラー10インチはコアなユーザー様に人気があり、それのダウンサイジング版と言うことと、既存デザインモデルと新たにリブ形状の異なるイールクローラーとのセット販売と言うことで、特に関西での注目度はありました。


ジャバシャッドネオ 3.5 4.5インチ


関東関西問わず人気を感じたジャバシャッドネオ、テールの形状変更により、既存のジャバシャッドよりも僅かな水流でもよく動くと説明、販売時期等の質問が寄せられました。


ゲジグラブ


見た目のインパクトがあるため注目度は高く、どんなリグで使うのか、重さは何グラムあるのか等の質問がありました。


やはり、フィールド数や規模、バスの個体数やアベレージサイズが異なるためか、使用されるルアーサイズに関東と関西では開きがあるようです。株式会社イマカツは、関西に本拠地を置いている事もあり、必然と関西寄りの商品展開になっているのを改めて気付かせていただいた今回のフィッシングショー、今後の課題になりそうですね。

最後に、今回のショーで展示していた商品では無いのですが、大阪のショーで初めてお会いしたプロショップ疑似餌屋の青木さんから頂いた、手持ちのベイトキャスティングリールにリール本体の既存ネジ一本でフックハンガーになるという便利グッズ。


こういう痒いところに手が届く商品は良いですね!


それでは皆さん良い釣りを

 

 

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