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マイフェイバリット
こんにちは、ルアーデザイナーの長井です。

今年に入って何かとバタバタした毎日を送っているためか、気が付けばもう3月も後半に入り、次第に周りからの釣果報告に少々ストレスを感じ、このままでは身体に悪いと思い、何とか都合を付け、初春を感じる琵琶湖へ出撃してきました。




今年の琵琶湖は、例年になくメタルバイブで釣れているようで、釣果情報を見ても「〇〇メタルで60アップ捕獲‼」「今年の琵琶湖はメタルが熱い!」と言うような記事が紙面を振るわせていた。

私の感覚では、3月も後半に差し掛かる頃ではメタルの効果も薄れ、サスペンドミノーやサスペンドシャッドにバイブレーションの出番が多くなると思っているのですが、今年の琵琶湖では、いまだにメタルの効果はあるようです。

もちろん、どんなエリアでも釣れている訳ではなく、ストラクチャーの種類、ベイトの有無とベイトのいるレンジにバスは必ずリンクしており、今回の釣行でもハッキリと知らしめられました。

3月18日、午前6時半、毎度世話になっているシゲエモンの案内で、KAME-ZOさんと私の3人、デカバスを追い求めて出船しました。




湖上は思ったよりも気温は低く、露出している体の部分に冷気を感じる。

ファーストエリアは、ここ最近のシゲエモンフェイバリットエリア、この時期でも良質なウィードが残っている希少なエリアで、他のエリアのウィードは枯れて皆無の状態であるためか、そのエリアだけ魚探に映るベイトの反応も高かった。

3人が手にしたロッドには、偶然にもソルソニマッハが付いており、我先とキャストをし、各々にアクションを加え始めました。

リフトアンドフォールを繰り返す中、風は無風に近く、リフトしたラインが水中目掛けて真っ直ぐに吸い込まれていく。

私は、通常のリフト&フォールアクションを軸に、2段階リフト&フォール、ボトムからルアーを余り上げないボトムバンピング、滞空時間?を長く取るリフトアンドカーブフォール等を織り交ぜながら狙いました。

開始して10分ほど経ったころ私に待望のヒット、リフト後のフォールに差し掛かった時に「グンッ」とロッドティップが入り込み、揚がってきたのは、冬の目つきの40アップのバスでした。


ソルティーマッハソニック17グラムで40アップ!


「バスは浮いているのかな」と思い、フォール時間を長く取るリフト&カーブフォールへ変更してキャストし続けるも、場荒れなのかアタリが遠のいてしまった。

バスは、ルアーから発する一定の波動にスレてきたと感じ、私はチタンバイブ12グラムに切り替えた数投目、大きくリフトした後に、長めのカーブフォールでチタンバイブを漂わせていると引ったくるようなアタリがありました。

「バレるなよ、バレるなよ」とつぶやきながらKAME-ZOさんが無事にネットイン、チタンバイブをガッツリ咥えた40後半のブリブリなバスだったのです。


メッシュキャップでは寒く耐えられず、ニットキャップに変更した。
ニットキャップをかぶると頭皮がチクチクするのは私だけ?


チタンバイブ12グラムにガッツリ‼


その後、マナーの悪いボートによりエリアを崩され、仕方なく他のエリアへ向かいましたが、朝一に入ったエリアのようなベイトが濃いエリアは無く、時間だけが過ぎていきました。

各エリアをランガンしていると、バクラトスイマーを巻いているシゲエモンには所々でバイトがあり、バイトがあったエリアでは、必ずと言って良いほど魚探にベイトの影が写り込みました。

皆にバイトらしきアタリはあるもののヒットに繋がるものは一切無く、午後3時を過ぎた頃、もう一度、朝一に入ったエリアへ向かうことにしました。

やはり朝一のエリアには、数艇のボートが陣取っており、そのエリアに比較的近いエリアを流す事にしました。

この日は珍しく、朝一からバスのヒットが無かったシゲエモン、ベイトのレンジが朝一より浮き気味になっていたことをいち早く察知したのか、ジンクスミニスーパーブレードをキャストし始めた数投目に40アップのバスがヒット。


シゲエモンのフェイバリットルアー
ジンクスミニスーパーブレード。


その後、タイムアップまで魚からの反応は無く、厳しい春の琵琶湖を後にしました。




バンビースイムジグ


この日ために、スイムジグ好きな私は、水谷に無理言ってバンビースイムジグ3/8オンスを準備してもらい、数時間ですが琵琶湖で使用してきました。

結果から言うとノーバイトだったのですが、琵琶湖のウィードすり抜け時に伝わる「プルリンッ」という躱し方がロッドティップによく伝わりウィード絡みは無く集中力が持続出来ました。

スイム中の引き抵抗が軽いが故に、今ジグがどの層でスイムしているのかと同時に、ボトムの質感やどんな種類のストラクチャーに接触したかというのが手に取るように分かりました。

また、琵琶湖ではウィードガードは必要ないと思い、ウィードガードを途中から外したところ、ロールアクションのピッチが上がりました。

もう一カ所弄ると更にロールアクションが増しますが、コンセプトから脱線するので程々に・・・


ここから更に進化するようです。
楽しみですね!


それでは皆さん良い釣りを

 

 

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