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バスロイドJrトリプルダブル発売間近!!
こんにちは、ルアーデザイナーの長井です。

今年の6月は、毎日梅雨らしい空模様で雨量は多く、各地で水害の話も聞かれますが、釣り人は悪天候にもかかわらず、魚を捕る為には少々無理しがちなところがあるので、日頃から気象に関心を持って危機管理を心掛けましょう。

さて、早いもので、一年の折り返し地点に差し掛かろうとしている今日この頃ですが、現在、出荷に向けて、バスロイドJrトリプルダブルの生産ラインは24時間フル稼働しています。




東西各地のモニターが好釣果を叩き出しているこのルアー、モニターから寄せられた意見を随所に取り入れ、アングラーの力量に左右されにくく、誰が使っても巻くだけで高集魚力を発生するルアーに仕上がりました。


全長145ミリ
重さ45 グラム


一番の特徴は、2WAYアクションを可能にしたダブルラインアイ、スナップ位置を変えるだけで簡単にルアーアクションとスイムレンジを変更することが出来ます。


アングラーの飽くなき欲求により生まれたダブルラインアイは、
フィールドで即座にアクションと潜行レンジ変更を可能にした。


スナップを上のラインアイに装着すれば、ウォブリングとロール比率が8:2になり、ロールを抑えたウォブリング主体のアクションを発生させ、ライン14ポンドで最大1メートル潜行、シャロークランキン的な使い方ができます。

そして、ロールアクションが控えめであるがゆえに、障害物接触時にルアーボディが左右に倒れにくく、常時リップがフックをガードするため、比較的カバーの濃いエリアでもスタックすることなく巻くことができます。


上のラインアイにセットすると、ロールを抑えたウォブリングアクションベースで水押しが強く、本物のバスと見違える程のリアルで艶めかしいアクションをします。


スナップを下のラインアイに切り替えれば、ウォブリングとロール比率が4:6へ変換、ウォブリング、ロール共に強く、ロッドティップ位置変更により、水面直下のウェイキングから最大30センチ潜行のゲキアサクランクとして使うことができます。

ルアーボディ側面を見せるほどの強ロールアクションとウォブリングが相まって、フラットサイドクランク並みの明滅アクションを発生させ、視覚と波動でバスに訴えかけます。


下のラインアイにセットすると、メリハリのある視覚変化と
水に絡みつくウォブロールアクションを発生します。 

           

理想のアクションを追求し、採算度外視で4ジョイント化、高コストボディパーツと超軟質エラストマーテイルを採用したことにより、有機体と見間違えるほどに柔らかく、艶めかしいアクションを実現しました。

4ジョイント+超軟質エラストマーが織り成す柔軟性ボディは、わずかな水流に反応して屈曲する為に、デッドスティッキングで効果を発揮します。

また、スイム時にラトル音かと錯覚するほどのボディヒット音が、ジョイント各所から「コトコトコトコト」と発し、視覚のみならず音でもバスへ強烈にアピールします。

           
3つの関節から発生するボディ接触音は、水に溶け込むような音を出す。


超軟質エラストマーテイルが僅かな水流に反応し、
まるで生きているバスの尾ビレのようになびく。


リップ全体にエッジを効かせたデザインを採用することで、微弱水流をも確実に受け止めてウォブロールアクションへと変換、 リップデザイン自由度の高さと強度面を考慮し、高強度ポリカーボネイト樹脂製リップを差し込み式で採用しました。

ルアー素材として多く使われているABS樹脂よりも高比重、高強度のポリカーボネイト樹脂をリップに採用することで、ABS樹脂製ボディと一体化した、同一素材のリップや基板リップでは出すことのできないトルクフルなルアーアクションを実現し、またビッグベイトに多発するリップ破損を減少させました。


厚さ3ミリ、ポリッシュ鏡面仕上げの高強度ポリカーボネイト樹脂製リップ。


発売はもうすぐそこ!


それでは皆さん良い釣りを

 

 

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