HOME < PRO STAFF BLOG < “God Hand” KENTA'S Design Lab

title

現在・過去・未来
こんにちは、ルアーデザイナーの長井です。

先日、家族のリクエストにより、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)に初めて行かされた!? いやっ、行ってきました。




今年で開業15周年を迎えるというのに、一度も足を運んだことがなく、時々ニュースやコマーシャルで目にする事はあったものの、気にとめることは一度もなく、私にとっては全く興味のないテーマパークでした。

映画は好きですがね。

そんなUSJに行くキッカケになったのが、2016年5月で終了するアトラクションの一つに「バック・トゥー・ザ・フューチャー・ザ・ライド」があり、海外にあるUSJでは既に終了され、唯一残っているのが日本のUSJという話を聞きつけたからです。

「最後ならば行ってみようか」という話になり、高額チケットを握りしめ、パーク内を連れ回される羽目になったのです。




皆さんもご存知かと思いますが、映画「バック・トゥー・ザ・フューチャー」は、主人公のマーティ・マクフライ(マイケル・J・フォックス)と発明家ドク(クリストファー・ロイド)が開発したタイムマシン・デロリアンに乗り込み、過去や未来を行き来するというストーリー。

そのストーリーを模したアトラクション内では、3Dメガネをかけた乗客がタイムマシン・デロリアンに乗り込み、3D映像に合わせてマシンが縦横無尽に動きまわるというもの。

このアトラクションが終了する理由は、映画中で1985年から30年後の未来に行くシーンがあるのですが、それが昨年の2015年という設定になっているために、未来に行くはずが過去に戻ってしまうという、矛盾が生じてしまうということから、順次終了する事になったそうです。

29日~31日の3日間は、特別なイベントがあるそうなので良かったら行ってみてはいかがでしょうか。


現代の最新タックル積み込んで、
30年前の琵琶湖、池原に行ってみたいな~~~


現在では、ほとんど見ることのなくなった、
角張ったデザイン!


・・・って! ワンピースロッド積めないやん!!



さて、そろそろ最終ジャッジに入ろうとしている、バスロイドJr。


バスロイドJr(上)とバスロイド


2016年フィッシングショーで御披露目したタイプより1ジョイント追加され、4ジョイント化したことでボディ全体に柔軟性が増して艶めかしく、より生命体に近づいたアクションを手に入れることが出来ました。


4ジョイント+エラストマー製フラットテイル


現在、開発コードネームとして、ラオウ、トキ、ケンシロウ、そして聖帝サウザーの4タイプが存在し、アクションはそれぞれ異なり、どれも個性的な仕上がりになっています。

モニターの協力により、多くのインプレッションが寄せられ、各々の要望や改善点などを頂き、製品にフィードバックさせながら進めてきました。

やはり、フィールドや使用用途の違い、タックルの差異により好みの別れる所が多く、多様な意見を一つの形にする事は容易いことではありませんでした。

ですが、ご意見を頂いた皆さんに共通する「釣れるルアーアクション」がわかり、その動きをバスロイドJrには採用しています。

開発当初、バスロイドJrは、バスロイドを単にサイズダウンした2ジョイントでリップレス、いわゆるS字系のタイプで進めていました。

ギルロイドJrと比べ体高の低いスケールダウンしたバスロイドJrは、予想以上に水掴みが少ないうえに水押しが弱く、集魚効果の期待出来ないものでした。

そこで、大きめのリップを取り付けることで、水流をガッチリ受け止めて、ボディが小さくなったことによる水掴みの少なさを克服、そして、4ジョイント化によるボディ表面積の増大と相まって、リトリーブするだけで、バスロイドレベルの水押しパワーを発生させます。


扇状のリップにより水流を確実に受け止める。


リップがフロントフックを完全ガード、障害物回避に優れています。


4ジョイントにより水掴みが向上したと同時に、
柔らかく艶めかしいアクションを実現。


もうしばらくお待ち下さいね!


ケンシロウ、トキ、ラオウがジャギに喰いついた!?


それでは皆さん良い釣りを

 

 

TOP OF THIS PAGE