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ブルバイソン縛り!?
こんにちは、ルアーデザイナーの長井です。

もうすぐ待ちに待ったゴールデンウィークが始まりますが、皆さん釣りや旅行などに出かける等でソワソワした日々を過ごされているかと思います。

私は、渋滞や人混みが好きでないので、ゴールデンウィークに敢えて遠出をする事を控えている部類なのですが、当日、思いつきで何処かへ行こうと決める程の気分屋なので少々困った性分です。

さて、最近のラボでは、数アイテムを同時進行で進めており、ほぼ完成に近いものや、まだまだ改善の余地のあるアイテムなどがあり、そのルアーのベストシーズンに間に合うように日々邁進しています。


イマカツ的マグナムクランク
【ブルバイソン】


発売時期的には、もう少し後になるルアーなのですが、季節の中で春と秋は状況的に類似する事が多いため、秋に効くルアーを春にテストする事で貴重なデーターが取れる事が多いため、ほぼ形になりつつあるイマカツ的マグナムクランク、ブルバイソンを琵琶湖に持ち込み、いつも世話になっているシゲエモン艇にお邪魔した。

当日の天気予報は曇り、時々日が差すと汗ばむほどの天候で、気圧は次第に下り坂という事もあり、風が強くなるのは予想していました。

ランチングを終え、湖上を出るや否やボートの多さに圧倒される、本格的にシーズンインしたこともあり、湖上には多くの釣り人たちで賑わっていた。




シゲエモンの案内でファーストポイントに入ると、風が無風に近い状態なため、ライトリグをキャストといきたいところですが、毎年この時期まではスピニング等のライトリグは琵琶湖には持ち込むことは無いため、私はベイトタックルでは比較的なライトなジャバシャッド5.5インチノーシンカーをキャストし様子を見ることにした。

シゲエモンとAさんは、ジンクスミニやセクシーアンクルネコリグ等をキャストし、その日のバスの状況を掴もうと探りを入れていた。

しかし、魚からの反応は無く、この場所にはまだ魚は入ってきていないと判断して、大きくエリアを変更しました。

セカンドエリアに入り、ノーバイトが数時間続く中、ようやく待望の風が吹き始めたタイミングに合わせ、シゲエモンは「移動します」と言葉を発し、風が吹き始めたら実績のあるエリアへとフルスロットルで滑走した。

風が出てきたことによる魚の活性化なのか、魚探に映るベイトの影がボトムから中層までひっきりなしに映り込みはじめた。

そんな状況の中、一人黙々とセクシーアンクル7インチネコリグを操っていたAさんに、今年初のバスがヒット!30弱程の目が真っ赤なバスでした。

そして数十分後、またもAさんにセクシーアンクル7インチネコリグで55アップがヒット。


Aさんに55アップ! 
セクシーアンクル7インチネコは、
3.5グラムのネイルシンカーとの相性がいい。


やはりこの時期は、ライトリグに軍配が上がるのかと思いながら、私は今回のメインテストルアーであるマグナムクランク・ブルバイソンをひたすらキャストしていた。

ブルバイソンのコンセプトは、引き抵抗が軽く、一日中巻き続ける事の出来るマグナムクランクというのを第一に、スイム姿勢は水平にセッティングする事でウィード等の障害物に突き刺さりにくく、障害物接触時にラインテンションを緩めるとキックバックしながら浮上する「オートスタックレス」機能を備えていて、ルアー浮上時にはボディをフラフラとロールさせながらバスを魅了し続ける、シミーライズアクションを発生するマグナムクランクベイト。

一方シゲエモンは、今回のテーマであるウナキューことイールクローラー9インチ縛りで、ウナキューのポテンシャルを引き出そうとあらゆる攻め方で探っていたところ、ウナキューネコリグで40弱のバスが初ヒット!

水深3~4メーターの起伏の激しい地形を捉えながら、私はやや早めのリトリーブでブルバイソンをリトリーブしていると、ウィードの新芽に擦った瞬間、ロッドティップが湖面へと一瞬引き込められ、ブルバイソンで40アップヒット!


ブルバイソンで40アップ!


その数十分後、同じシチュエーションでブルバイソンに50弱のバスがヒット!


ブルバイソン中々いい感触!


そして、同じエリアをひたすらウナキュー縛りに徹していたシゲエモンに待望の40アップヒット!


ウナキューヘビーネコで!


次第に東からの風が強くなり、シーアンカーをセッティングしていないと釣りにならないほどの状態になっていました。

この状況の中、いつの間にかジャバギル110フローティングチューンのフリリグへ変更していたシゲエモンに55アップの良型バスがヒット!


やっぱジャバギルを食う奴はデカイ!


私は、ブルバイソンの潜行深度やスイミングアクション、その他チェックを行いながらひたすらキャストを続けていた。

ブルバイソンが最大潜行深度に達する直前、ズッシリとした感触がロッド全体で感じられ、直ぐさまフッキングに持ち込んだ瞬間、「デカイ」と瞬時に判断できたので、慎重にバスを引き寄せて揚がってきたのは、57センチのグッドコンディションのバス。


クランクサイコー!


このクランクに惚れた瞬間であった!


その後、シゲエモンがまたもウナキューネコリグで良型のバスをヒットさせる。


ウナキューに開眼したシゲエモン。


ここからしばらくノーバイトタイムが続く、風は一向に弱まる気配は無く、むしろ風は強くなり、湖上を見渡すとボートの数がかなり減っていました。

湖上からボートが減少したことで、週末に頻発する人為的プレッシャーが和らぎ、チャンス到来とポジティブに考える。

すると、セクシーアンクル7インチネコリグを操っていたシゲエモンに、またも良型のバスがヒットする。

一瞬でもラインテンションが緩むと、魚をバラしてしまう事を何度も経験してきたシゲエモンは、ボート際までゴリ巻きでランディング。


良型な57センチ!
セクアン7は良く釣れる!


その後、終了1時間前ぐらいにAさんがセクアン7で45アップ、私はセクアン7とゴビーシャッドテイルのキャロで40アップ各1本追加して終了となりました。

おしまい

それでは皆さん良い釣りを

 

 

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