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流れの攻略法・旭川オカッパリ編オンエアの巻
今回は以前も書いた旭川ダム上流のオカッパリ編オンエアです。
このときは工場から2時間で行ける旭川にジャバSのテストに夕方だけの日帰り予定で行ったのだが、思いもかけぬ
フッキング困難症候群で意地になってしまい、これまた超予定外の一泊朝帰りになってしまった。着替えも無い上に、
ウエーダーはフェルトが完全脱落&浸水という最悪のテストだった。いちおうジャバ160で結果的にはよく釣れたのだが、期待のジャバSが問題発生でかなり落ち込んでしまった。

本当はジャバSの撮影だったのですが・・・・。
やり直しです。

カレカの映像も入っているが、これまたこの魚の直後に対岸の深みのブッシュに引っ掛けてしまい、何とか地元民のおかげで救助したものの、無くしたらフージーに殺されるので敢無く使用禁止に・・・。カレカはテクニカルだが、自分的にはかなりのお気に入り。しかし残念ながら何かもう一押しが足りない感じで今期の発売は見送りです。

旭川は美しい貴重なフィールドです。
ルールを守って釣りを楽しみましょう。

さて今回のVTRで見て欲しいのは、川の流れを横切るように釣らなければならないオカッパリでのジャバロンの「流し方」。オカッパリでジャバロンを引く場合、一番注意すべきはキャスト後のラインの処理だ。遠投が効くジャバロンは同時にラインも多く出る。このラインが流れにクロスで落ちると、「ドラッグ」と呼ばれる流れによって引っ張られる現象が起き、ルアーが非常に不自然に引っ張られてしまう。あたかもルアーに糸が付いていることをバスに知らせてしまうようなものだ。しかもあっという間にルアーが狙い場を通り過ぎて、効果的にプロダクティブゾーンを通すことが出来ない。

深くて流れの速いところもあるので、
ウエーディングは極力慎重に!
絶対に無理は禁物です。

流れのある場所での最大のキモは、流れを利用してルアーを自然にバスが待っていると思われる場所にドリフトで導くこと。ドリフトスピードはラインが張るか張らないかの、僅かに流れより速いくらいがベスト。この時、ジャバロンは微妙に
ゆったりと全身をうねらせる程度だが、このゆったりさが逆に自然さを増していいようだ。そしてバスがいると思われる岩やカバーまでドリフトで流し込んだら、そこから初めてゆっくり逃げるようにリーリングする。不自然な「ラインドラッグ」がポイントに入るまでに掛ったらまず喰わない。張らず緩めず、ダルダルのスラック状態で流し込めたら最高。ポイントに
ゆったりと入り込んできたジャバロンが、リーリング速度を始めてあげた瞬間、ウネウネと尻尾を振るわせ始める姿が、バスには逃げる獲物のように見えるのだと思う。流れのある場所では躊躇しているとバスはすぐ流れに乗られて獲物を逃がしてしまうため、本物か偽者か判断するための時間が短い。ゆえに止水に比べ騙しやすい。

オカッパリでこのサイズが釣れるとさすがに嬉しいですね。

イメージは、急流で流されてきた弱ったベイトが、流れが淀むスポット(バスの待ち受け場)に自然に流れ着いた瞬間、
バスの存在に気が付き最後の力を振り絞って弱弱しく逃げようとする感じを演出
する。とにかく、流れのある場所では、
まず水が巻いている場所(岩陰やレイダウンの影)にジャバロンを如何に自然に流れに乗せて送り込めるかで勝負が決する。そのためにもキャスト時のポジションから流れを利用できる場所にとっておかないといけない。アプローチのポジションでほぼ全てが決まってしまう。基本は絶対にアップストリームのややクロス。ラインがルアーより先にバスのいる場所に最初から無いようにするのが鉄則だ。逆にダウンストリームで投げなければならない場合は、狙う場所まではラインを見せないよう水面直下を引いて、ここぞと言うスポットを越えてからゆっくりカーブフォールっぽくカバーに送り込んでやるとよい。ラストのビッグバスはまさにこのパターン。途中、雨でレンズを拭いたのでライン処理の一部が映せなかったが、レイダウン先端についているビッグバスをアップストリームで狙う典型的な例である。こういった流れを利用して釣る場合は、ジャバロンは流れの速さに合わせてネイルシンカーをインサートして使うほうがより自然で効果的である。

流れの中では最強のジャバロン160ネイル仕様。

百聞は一見にしかず、HPビデオシアターを上記注意点を踏まえてみれば、流れの攻略の大きなヒントが見えるかもしれませんよ!イメージは鮎の友釣りです。


ビデオシアター [ 旭川ダム オカッパリ編 ]



旭川のアベレージ。
実際は最近プレッシャーが高く、
決して簡単ではありません。

旭川では入漁券が必要です。
中島公園で購入できます。
鮎師も多いのでマナーには細心の注意を!

 

 

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