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ソルソニ&アライブ、驚異の真冬爆裂!
またまた行ってきました。夢の湖。
今度はハードベイトの比較テスト一本勝負。予想を遥かに裏切る結果に・・・。



もういくつ寝るとフィッシングショー〜♪ではないが、ここにきてスタッフ全員目が回りそうなほどの忙しさになっている。
しかし、どうしてもショーが終わるまでに実釣比較で方向性を出しておかねばならない開発品があり、忙しい時間の合間を縫うように半日仕事で再び石川県金沢の管理釣り場「ドリームレイク」まで強行テストに行ってきた。
前回はスピニングタックルの実釣比較テストが目的だったため、90%の時間をライトリグでのタックル操作性に費やしたが、さすがに最高気温2~3度の真冬の日本海沿岸では例え管理釣り場でも巻き物は厳しいだろうと考えての事だった。


金沢は冬の味覚の宝庫です。仕事なんです。これは辛い仕事なんですよ。


しかし、アライブチャターのブレードレススクリューモデルを日没前にテストしたところ、短時間に驚くほどの反応を得れた事もあり、もしかしたらハードベイトによるバスの反応比較テストも可能ではないかと考えたからだ。前回は日没寸前に反応があっただけで、さすがに真冬だけに期待は薄かったが、まあダメでも蟹に目がない蟹座の自分にとってはもう一つの目的が余りに魅力的で、またまた真冬の石川県まではるばる遠征してしまった。


真冬の管理釣り場も良いけど、冬の越前ガニ&温泉はさらに最高です。


今回の実釣比較テストの目的は、実はアライブチャターの様々な改造型モデルとビッグベイト並みの巨大アライブ、またその真逆のアライブ・ミニの実釣によるポテンシャル確認である。現在販売されているアライブチャター90の威力はシーズン中に嫌という程体感したので問題はないが、その後、次々に生まれた様々な「改造系(進化型)」の実釣テストはまだ製品化するには未知数な部分が多かったからだ。


前回、夕刻に怒涛のイレグイになったアライブブレードレススクリュー。
1日やれば真冬でも実釣比較ができる可能性を感じた。


ただ、自分の経験的に「春のチャターベイトは当たり外れが激しい」と言う印象が強い。撹拌パワーとイレギュラー性が強いが故、春の低活性で神経質なバスが嫌うような場面がしばしばおこる事が多い。体当たりが多くなる春のバイトの特徴もシングルフックベイトには不利な条件にもなる。まして止めれば沈むチャターは、春のバスのスピードでは付いていけない事も多い。故に3月〜4月限定で言うなら「ドラゴンチャター」が最も強い。ドラゴンはボトムスレスレをカバーコンタクト前提でもごくゆっくり這わすように引ける上、最も暴れの大人しいセッティングだからだ。スピナーベイトで言うスローローリングに最も適するのがブレードの最も大きくスローに強いマイルドなドラゴンチャターである。また、最も千鳥のキレが強烈な「パーフェクション」も、逆に超スローでもチドってくれるという特徴を生かして使う事で3月のプリの一時期爆発的に効く事がある。いずれにせよ3月〜4月は速巻きの激しい千鳥は逆効果になる。暖かな日ならパーフェクションでスローにたまにふらつくような千鳥を浮かせ気味に演出するか、寒冷前線通過後はドラゴンの最低限の千鳥でゆっくりとウィードやレイダウンの面を浮き上がらせ過ぎないようスローロールするとよい。


早春はドランゴンチャターが最強になるシーズン。
ゆっくりとボトムを這うようにスローロールする。この時は千鳥は意識しないでよい。


そんな極寒の状況下で、自分的に同じチャター系のアライブチャターが果たしてテストできる程釣れるのか、管理釣り場といえどもアライブ未体験の初の真冬だけに正直ダメ元でのテストだった。またペレットで育てられている養殖バスが果たしてアグレッシブにハードベイトを喰ってくれる本能が残っているのかも疑問だった。


現場で様々なプロトタイプを手作りで改造しながら比較する。
どのタイプが一番反応が良いか、全てはバスが応えてくれる。


しかし、今回のテストはのっけっから衝撃的なものとなった。ダメもとでいきなり最初からビッグベイト並みの大きさの巨大改造アライブを冗談半分で大遠投、アクションを水面直下で確認していると、なんといきなり水面直下モンドリング!!しかもデカい!


こんなサイズが怒涛の2ケタ連発モンドリング!真冬ですよ真冬。しかも北陸・・・。


初めてのルアーを見るバスが如何にその闘争本能、そして好奇心を剥き出しにして反応するのか、その凄まじさを確認するのに30分もかかる事はなった。やはりバスはバスなのだ。
湖を1周回ること約1時間、ほぼ2投に1尾の確率でバスが水面を割った。この日は気温が10度、天候も曇り時々雨だったおかげか、バスは明らかに浮きまくりで平均1キロ前後、50cmあろうかと言うバスも数本釣れ、ライトリグで釣るミズムズのバスのサイズを遥かに上回った。と言うか、前回のライトリグより平均サイズが断然デカい。


デカいルアーにはデカいバス。
管理釣り場といえども、バスの本能は野生そのもの。ほとんどネイティブのドリームレイクの最大サイズが連発。


しかし、逆に1周くまなく投げまくると、2周目からは先程の反応が嘘の様に沈黙し始めた。ストップ&ゴーやフォールなど、アライブ特有の小技を入れる事で絞り出す事は出来たが、そのバイト数の落差はストロングなルアーは「初見」のアプローチが如何に大切かを明確に理解させてくれた。


ライトリグでは滅多に釣れないキングネイティブサイズがビッグアライブには連発。
自信を持って開発を進められそうだ。


そこでバイトが激減した2週目、今度は逆にアライブチャターのダウンサイズ版、アライブ・ミニをテスト投入してみる事に。このアライブ・ミニはブレードからボディー構造、狙いまで90とは少し異なる完全なオリジナル設計である。今暫くコンセプト非公開だが、只のサイズダウンではない。それだけにこちらも実釣能力がまだ未知数だった。
しかし、その不安が杞憂であり、本家アライブチャター継承の実釣能力は真冬であろうがなんであろうが、驚きの一言だと言う事がすぐに解った。


ビッグアライブのデカバス捕獲力には驚いたが、
ほぼ完成していたアライブ・ミニはそれを上回る驚異的結果を出してしまった。
コイツは本格的TOP50レベルのプラグになると確信した。


使い様によってラバーフックの威力がこれほどまで凄いのかと思うほど、2週目にも関わらず再び延々とバスは反応し続けた。その釣れっぷりは気温が高かった事を指し引いても間違いなくソフトベイトを凌ぐ、この日の最強ルアーだっただろう。幾ら釣り堀とはいえ、ここまで延々釣れるハードベイトが他にあるとこの時は思えないほどの釣れ方であり、このプラグの秘めた可能性を改めて感じさせられた。
今回のビッグアライブの正体とアライブ・ミニ独特の使い方はフィッシングショー東レイマカツブースの70インチモニターで業者日から一部始終を動画公開するので是非見て欲しいと思う。もちろんアライブ90と共通するラバーフックを活かし切ったハイブリッドハードベイト特有の新しい巻き物の使い方である。そしてこの釣り方では決まってサイズも断トツにデカかった。


バスがスレてからでも様々な釣り方で延々と釣り続ける事が出来た。
ほとんど感覚はスモラバのミドスト&シェイキング。ショー動画で御覧下さい。


今回も無理してまで石川へ実釣比較テストに行った価値は十二分にあった。アライブの金属パーツのコンマ数グラムの重量差、アイのリングの位置と大きさ、ヘッドウェイトのバランス等が一つでも違うだけで結果は天と地ほどの差が出る。やはり金属系パーツの組み合わせは奇跡的バランスの上に成り立ち、一朝一夕には組みあげられるものではない事を無数のバスの本能に聞く事で再確認できた。ハードベイトの能力は本当に面白く奥が深いものである。
注)ドリームレイクは滅多にない最高の管理釣り場ですが、何時でも誰でも、毎回100尾近く釣れるわけではないので勘違いしないで下さい。撮影用に特別放流などは一切していません。天候次第ですが現在は約半日の釣りで、平均30~35cm600〜700gが初心者7匹前後、上級者で20〜30匹前後(キロクラス数匹)が平均釣果だそうです。


北陸名湯・加賀温泉も最高です。運よく大浴場の露天風呂一人独占でした。


最後に、いよいよ琵琶湖南湖で驚異的なソルティー、ビッグソニックの爆発が始まったようだ。


船団のど真ん中でただ一艇、入れ喰うロクマル探偵コナン。撮影は観客船団のNさん。


「ロクマル名探偵コナンのブログ」
http://ameblo.jp/y-kominami/entry-11763671111.html?frm_src=thumb_module
そして何気にオススメ、マジガチな琵琶湖アングラーのコナン観戦記&シークレット。
「ナカちゃんの真実な日常」
http://ameblo.jp/vs-kazuyan/entry-11763471017.html
を是非、ご覧ください。船団ただ一艇、余裕の10キロ越え連打…凄まじいですわ…。
ちなみに残念なことにビッグソニックの今季在庫は既に全てSOLD OUT、ソルティーソニック17g もSOLD OUT、22g SOLD OUT寸前…12g少量在庫あり…で終了です。正直、予想外の事態なので、後は店頭在庫だけです。このメタルバイブ、商売抜きでホンマに凄いのでお早めに!


ソルティーソニック、コイツはメタルバイブの奇跡のモグチャですわ。
驚異的に釣れると思います。本当に。フォールのキレが違います。

 

 

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