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激釣初釣り&イマカツ2014CONCEPT DVD初公開
おっそろしく寒かったですが、ストレス解消、超絶激釣れ、たまには管釣りサイコーですわ!



フィッシングショーまで2週間を切り、連日打ち合わせに製作にと大忙しの毎日が続いてる。そんな中、実は先日、遠路はるばる石川県美川の「ドリームレイクhttp://www.dream-lake.net/へ初釣り&蟹三昧?に出向いてきた。


最初の目的はむしろコチラ・・・無類の蟹好きなもんで。蟹座だけに何か?


初釣りとは言っても実はドリームレイクは関西圏唯一と言っても良いバスの管理釣り場である。関東ではバスの管理釣り場は珍しくないが、関西のバスの管理釣り場は極めて珍しい存在。実は私自身、バスの管理釣り場は全くの初めての経験で、正直なところ、「バスを管理釣り場で釣って何がおもろいねん」と思っていた。並ぶのが大嫌いな関西人気質の自分には、釣り堀への抵抗感はメチャクチャ大きく、実際、マスの管理釣り場も行った記憶は子供の頃だけしかない。しかも強烈な寒波襲来の折、大雪の米原〜敦賀を抜け能登半島まで出向くのは正直気が重かった。本音を言うと、地物の蟹料理と言う誘惑がなければ行く事はなかったかもしれない。


もとはドライブインシアターだったドリームレイク。
殺風景だが、水中を除くと衝撃受ける事間違いなし。まるで黒い大根がいっぱい湖底に並んでます。


しかし、今回の初バス管釣り体験はぶっちゃけ「超」がつくほど「メチャクチャ楽しかった」と言うのが正直な感想である。やはりバスは釣れてナンボ、気温は3度以上に上がる事はなく雨雪吹きすさぶ最悪の情況だったが、メチャクチャにコンディションの良い美しい無傷の35~45cmのキロ前後が少なく数えても40~50本以上は半日で釣れてくれた。本気でやれば100本は可能だろう。


遊び?ではなく偵察で前入りしていたミズムズは48cmを頭に2日で100本弱をキャッチ。ネズミ男ではありません。


普通のフィールドでは考えられない異常な釣果だが、想像を遥かに超えるバスの数とクオリティー、地下水で水温が真冬でも10度前後ある環境、しかも全域に「流れ」を発生させ、濁りを入れたり餌の種類を状況によって変えてバスのコンディションを最高の状態に保つ工夫がされている事に驚かされた。
釣り場的には50mプールと25mプールに障害物を入れたような殺風景な場所で人工的な感じは否めないが、それ以上にこの極寒の真冬にこれほどのスーパー級の入れ食いが簡単に楽しめてしまう事が全てを忘れさせてくれた。やっぱり寒くて殺風景でも釣れれば楽しいのだ。


プラグではアライブスクリュープロトが大爆釣。
アライブチャターの新たな可能性に気付いた。


実は今回の管釣り訪問、真の目的は昨年から非公開で開発を続けていたインスピラーレ・スピニングモデルの実釣最終テストだった。このスピニング達に付いてここまで全く話題にも触れていなかったが、このスピニングに関しては一旦、販売を全く考えず、ただ一点、自分の試合での弱点をどうすればカバーできるかのみを目的とし個人的に開発していたからだ。すなわち万人受けを無視し採算を度外視しても、今季の試合で最強の武器になるよう、自分ためだけに我儘の限りを尽くして組み上げたスピングである。したがってスペック全てが限界ギリギリ、釣るためならいかなる犠牲もいとわず、一切の無駄や妥協を排した「覚悟」のスピニングになった。今までここまで量産性、コストを無視して競技用に徹したスピニングロッドはない。それが絶対に今シーズンを戦う上で必要だから故に本気の本気で作った自分だけの最終兵器である。


バスの喰うピンを見つければ、このサイズが延々、入れ食い。
同条件で比較テストできる事など、ここ以外ではまずないと思う。


その8本に絞られた最終プロトから間違いない答えを出すためには、全く同じ条件で同じ場所で同じようにバスを何匹も同感覚で釣ってみる事がどうしても必要だった。最後には絶対に何匹も何匹も実際に釣らなければ出せない結論がある。冬場に数匹、しかも違う状況で釣っても感覚や条件が違った時点で判断も違ってしまう。
かつてベイトロッドをテストする上で、メキシコまで出向きバカラックで連日50~65cmを20本近く7日間連続で釣り続け初めてジャッジできる事がある様に、無限に釣る事でしか解らない要素は多い。


太いのでメチャクチャ引く。
掛けたバスがバスが暴れるロッド、暴れないロッドと言うのは本当に存在する。


その点において、今回のドリームレイクでの最終実釣テストは最高のテストになった。複数の微妙に違うプロトロッドを順番に、同じリグで、同じ足場で、キャストの難しいピンスポットに投げ続け、同じサイズ(キロ前後)のバスを延々と釣り続ける。キャスト精度、初期バイトの取易さ、喰い込みの良さ、超軽量リグの操作性、感度、そしてフッキングからカバーからの引き離し、その時のバスの暴れ方の差異等、普段のロケでは何カ月もかかる事が完璧に1日で同時に比較検討できた。
軽く柔らかければ操作や喰い込みが良いものでもなく、硬ければ引き離しが早いわけでもない。これが最高だと室内で思っていたロッドが、実際に操作し魚を釣り続ける事で一番最初に脱落してしまうから実戦と机上の違いは本当に恐ろしい。ほとんどロッドの順位付けが最初の屋内での感覚と野外では逆順位になってしまうほどだ。


この桟橋の下をスキッピングで抜いてシェイクで喰わす。
手前にはカバーと激流がありランディングの良い練習になる。10尾連続ヒットもざらだった。


まあ、それもこれも最初は幾ら管理釣り場とは言え、1時間で数匹釣れればいいのではと想像していたが、この極寒地獄の様な寒さの中でこれほどまで釣れてくれるドリームレイクの凄さに衝撃を受けてしまった。たぶん数時間で飽きるだろうと思っていたが、結局、試す事が楽しくてあらゆる釣り方やルアーを使い朝から日没まで延々と釣り続けている自分がいた。まさにドリームレイクである。


テスト以上に、久々にストレスのない楽しい釣りが楽しめました。管釣り見直しましたね。


と言う事で、恐らくこの冬はまた蟹目当てではなく本気のドリームレイク通いがありそうである。冬場の名神ゲリラ雪は恐ろしいが、大阪から4時間、電車なら2時間半で行けるドリームレイク、冬場の管釣りを見直すいい機会なった。ちなみに小さな方には約2000匹、大きな方には8000匹程、バスが入っているそうです…。


気温1度の雨雪の中、結局日没まで楽しんでしまいました。
また近々、スピニングの練習に行きたいと思います。


最後に、いよいよ明日明後日、2014年初のバスワールドが発売される。既にご存知かもしれないがバスワールドは3月25日発売号をもって18年の歴史に一旦、幕が下ろされることになった。




エイ出版社とは18年に及ぶお付き合いんあるが、バスワールドは釣りがメインの出版社ではなく一般誌として30誌近い出版を扱う大手出版社が本気で発行していた、真面目で貴重なバス雑誌だったと思う。高い公共性影響力を持つエイ出版社のバスワールドが休刊に至る事は残念でならない。確かに昨年の出版不況は酷いものだったが、ひょっとすれば今後の販売状況次第ではバスを知らない経営陣が休刊を思いとどまる可能性も残されている。出来れば、これから3月までもう一度皆さんにバスワールドを応援して頂けたらと思う。その想いを込めてイマカツ本気の2014年コンセプトDVD130分を1月25日バスワールド付録として付けさせて頂いた。是非、御覧になってください。


 

 

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