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TOP50プロの隠し玉。キャロシャッド水中動画初公開!の巻
初公開?キャロシャッドの水中アクション動画。
キャロライナリグでもここまでダートできるシャッドは史上初。一見の価値あり。



黒帯リアルファイトシーズンIIの後編編集が始まって、また地獄の睡眠不足の日が続いてます…。前編の再生トラブルではファンの皆さんに多大なご迷惑をおかけしてしまったので、後編はの黒帯史上初のビックリ?企画を考案中。是非、シーズン2前編、後編とも御覧になってください。後で後悔しない様に…。





さて、いよいよ春が近づいてきた感じがする今日この頃だが、3月と言えば「サスペンドシャッド」。もう永遠の絶対定番と言っても良い程、3月における破壊力は実証済み。
この時期の一番のお勧めは、今年は何と言ってもダルド100。発売時期が真冬だったため、まだその威力の半分も発揮できていないが、このダルド100の完成度は、ダート系ミノーにおいてはインスパイアーCSTMルアーズ以来、スースレに並ぶ最高峰の威力を持つミノーだと思っている。とにかく100mmサイズに反し、ベイトでも爆発的に飛ぶキャスタビリティー、誰でも簡単にキレキレダートが演出できる事がダルド100の最大の魅力だ。まあ、コイツはとにかく一度使ってみて欲しい。TOP50レベルの試合やメジャー場でもスタメン出場できる実力派だ。


新しく開発したマッディー鮎。
ボーンホワイトと鮎背色のコントラストはステイン〜マッディーで際立つ発色。オレンジは春の刺激色を意識。
私の今年イチオシカラーです。


あと、ダルド100のもう一つの裏技はスピニング&4ポンドフロロで使う事。それがこのサイズの絶妙さなのだ。爆風でも飛距離抜群、キレ倍増、特に早春のメジャー場ではこの方法がベイトの荒っぽいジャークより格段に効く事があるので試してみて欲しい。


春はダルドと共にやってくる!?間もなくサスペンドミノー最強シーズン到来です。


ちなみに3月のシャッド、ミノーの使い分けは、広範囲をガンガン早いペースで狙うのにはダルド100。低水温の基本はダートで誘うリアクションバイト。春のバスは秋〜冬のバスに比べ結構神経質なので、細めで切れの良いダートを水切り音を少なく出せる小型ミノー、シャッドが良い。そして狙い所が絞れて来たら、スースレ、ジレンマ、スーキラでレンジをフラット〜隣接ブレイクに合わせて変えながらスピードダウンし丁寧に狙うのが基本。


不朽の名作、マイマネーベイトでもあるスーパースレッジ(下)。
そして、スーパースレッジのダートを更に誰でも簡単に、
そしてソフトタングステンで飛距離をアップさせたのがジレンマ60(上・夜光貝)。どちらも名作。


ダート系が強い場所は大概がクリアウォーター水系で、ウィードフラットでは特に強い。逆に、ゆっくりただ巻きの「巻きシャッド」が効果的なのがステイン〜マッディーウォター。リップラップやテトラのような、スピンングでは厳しい場所でお勧めは「ベイトフィネスシャッディング」。昨年、吉田秀雄がオールスターを勝利した元祖巻きシャッド「ワスプ55」、ベイトフィネス用にキャスタビリティーをアップした「ワスプ60カットファスト」がお勧めである。オールスター以降、霞水系オカッパリではちょうど水深がベストフィットするためか、ワスプ55をベイトフィネスタックル(スティングレイが何故か人気)で巻くのが密かな流行のようである。


吉田のオールスター優勝で再び脚光を浴びた元祖スピンクランキングシャッド「ワスプ55」。
現在のトレンドはベイトフィネスタックルでガンガン投げて巻く方法だ。
上が55、下がベイトフィネス専用カットファスト。


そして今月、マニアックに登場するのがスーパーキラービルの最小版「ベビーキラービル」。阿部ちゃんが大喜びしているベビキラだが、実はこれを製作した狙いは別にある。それが既に数年前からTOP50の試合やクラシックなどでも度々上位入賞に絡んでいる「キャロライナシャッド」への適応である。


今やキャロシャッドの代名詞スースレとのサイズ比較。
超ショートレンジでのダート性能はジョインのベビーキラービルの真骨頂。


キャロシャッドと言えばスーパースレッジと言われる程、このテクニックには抜群のダート性能を誇る名作スースレが使用される事が多い。しかし、そのスースレをもってしても、5gシンカー付きリーダー50cmの制約の前には、そのダート性能を満足には発揮できない。どうしても自由度が少ない分、実際に湖底では左右へのダートは殺され「つんのめる」ような直線的動きしかしなくなる事が多いのだ。正直な所、まっ透明なプールでスースレキャロを見てしまうと、かなりガッカリしてしまう。しかし、これでも抜群の威力を発揮しているキャロシャッドだけに、更にダートのキレを増し、艶めかしいステイ姿勢を表現できれば確実に戦闘力がアップすると考えていた。その答えが「ジョイント式ソフトテール」ならではの驚異的短距離ダート性能をもつスーパーキラービルのスースレ以上のダウンサイジングだったのである。
唯一の不安はキャスト時の「絡み」だったが、ジョイント部の自由度を控えめにしテストした結果、スースレキャロとほとんど絡みに関しては変わらない確率になった。





無論、スーキラの最小版として普通に使っても、ドラッギングで使っても、その威力は阿部ちゃんの高滝ガイド単日80本越えの伝説を持つスーキラ譲り。しかし、ベビキラの誕生で、シンカー付きリグの制約をも気にしないダート力を加えたキャロシャッドは、今季のTOP50実戦スタメン確実になった事は間違いないだろう。

 

 

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