異次元の扉再び…の巻
 カブリ俺？でオカッパリ。 頭はサムイが、年に数回の野池めぐりは幾つになっても新鮮で楽しい気持ちにさせてくれる。 自分のバス釣りの原点でもある。 最近忙しすぎてゆっくり趣味のDVD（映画ね…）を見る暇もない。そんな状況の中、なんとか時間をやりくりし、毎月末月初は恒例の取材第一弾TSRロケに行ってきた。 今回は試合も終わった事なので、何故か今回はオープンカーを転がしたり、少しリラックスして超久しぶりの野池オカッパリ。 しかし、まあさすがにこの時期の野池は簡単じゃない…。今回はあるルアーのテスト＆PVを兼ねていたのだが、初日はなんとノーバイト、ノーヒットの丸ボーズ…。正直こんなハズではとマジで焦った。  ド真剣に狙うが、初日は丸ズーボ・・・。 本命野池でホゲると行き場をなくしてマジで激焦る。 毎回色々な釣り場に行くが、その都度、最近強く思う事は、「バスは人間側の都合は聞いてくれない」ってこと。「このルアーでバンバン釣って…」なんて甘い考えでロケに臨もうものなら、ホンマに超痛いしっぺ返しが帰ってくる。たまにしか行かない釣り場ならなおさら、なにかトーナメントに似た「今を釣る」「自然に逆らわない」アジャスト能力が本当に必要な時代になってきたように思う。
と言う事で、今回は2日目は朝は最撮など出来る余裕はないので早朝から激マジモード全開…。まあ、さすがに今や自分にとって試合も取材も必殺的存在のベイトフィネスはこう言った時にはスーパーグレート超強力な武器である。意外にもあっさり45~50cm前後を4本ゲットし、一応取材は成立…。  これは大人げなく反則のベイトフィネス（クオッドライトにアベラバ3・5＆スキニーダイナゴン） で釣ってしまったデカバス君。なんか微妙な表情です。 まあ最悪は回避したが自分が野池で本気のBF使ったら反則やな…と、今度は再度、お題のルアーで再挑戦。しかし、やっぱり状況的に無理があるのかなんとか釣るには釣ったが、どうにも状況的に無理がある感じ。そこで何の気なしに、全く何の野心もなく？ふと目に入ったプロトルアーを、とある池の真ん中にめがけて気晴らしにフル遠投してみた。そして事件は起こった。
実はこのルアーの開発には私は一切かかわっていない。コイツはウチの新入社員とホサキングがどうしても冬場の岸釣り用に欲しいと藤木にリクエストしていたルアーで、知らん間に完成していたプロトルアー。この日が自分は初キャストだった。と言うか、実はワタクシ、この手のルアーはボートでは使うが、野池オカッパリでまず使わない。要は、あんまり信用していないのだ。 しかし、今回のTSR野池ロケで、久々に自分の中の常識が覆る、まさに「異次元の扉が開く瞬間」にこのキャストで遭遇するとは夢にも思っていなかった。以前のDVD「間違いだらけのベイトフィネス」でもそうだったが、今回はそんな比ではない、まさに野池のド真ん中は異次元世界のワンダーランド、目から鱗のスーパーダイナマイト爆裂入れ喰い状態に遭遇してしまった。  平均サイズがこれくらい。 ルアーはTSR記事が出るまで暫く内緒です。 ロッドだけはPV狙い通りのデジーノ・コブラ。チャタ専ロッドだがまさに万能巻き物M。 ルアーが凄いのか、そのスポットを偶然見つけた自分が凄いのか、まあ、少なくとも場所は常に平日でもアングラーが画面に入ってしまう程の当たり前な池で、前日は丸ボーズを喰らった池でもある。 まあ、その凄さは40~50cmが70％を占め、一体何本釣ったのかはビデオを見て数えてみないと解らない程の今季一番の激烈爆釣。前日ボーズとの落差が余りにあり過ぎて、本当にバスって魚はド正解にハメてしまうと天と地ほどの差が出る事を、今更ながら痛感し感動してしまった。恐らく今回の爆釣は越冬でバスが固まった場所を偶然探り当て、そこにど真ん中大正解のルアーを入れてしまったから故に開いた「異次元の扉」なのだろう。  野池は私のバス釣りの原点。箱庭のようなフィールドにも確固たるパターンが存在する。 ルアーと場所、タイミングが完璧にアジャストした時、異次元の扉が開く。 今回は改めて野池攻めの奥深さと、釣りたい（宣伝したい？）ルアーで強引に釣るのではなく、ルアーを状況にアジャストさせる試合ばりの美しさ？に感動したロケだった。状況が合ってなけりゃ、どんなに優れたルアーでも釣れんときゃ釣れんのだわ…それをスパっと判断できるのが優れた釣り人なんですな。この模様は12月25日のバスワールド、そして年末か正月にはここで動画公開する予定なのでお楽しみに！ 「奇跡のチャター＆ビッグベイトサイト完全習得マニュアル」 たぶん、12月13日前後ショップにて発売決定です！ |
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