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TOP50最終戦北浦水系閉幕…の巻
今の心境は、喜びよりも怒り心頭・・・。
まさに怒りの炎龍・怒りの鉄火面ですわ。



疲れた。全身全霊を使い果たし、限界を超えて頑張ってきた。結果はトップウエイトを2回も出したが、初日の出遅れが響き僅かに及ばず準優勝。3日間の試合が終わった後、もうどこにも余力は残っていなかった。しかし、その限界を超えた体と心は、それでも今年一番すがすがしく、やり切った充実感に満たされ辛うじて維持できていた。あの呆然となった年間表彰、6位のコールがあるまでは…。


最終戦結果は大会トップウエイトを含む2回のトップウエイトをジンクススーパーブレード3/8ozでマークし準優勝。
この時、十分な得点差からクライマックスエリート5の権利獲得を確信していた。
それは自分にとって優勝より価値あるものだったが・・・。


我々は人生を賭けてトーナメントに臨んでいる。TOP50に遊びで参加しているプロは一人もいないと思いたい。年間表彰はその全ての総決算であり、1年間の苦労が報われ歓喜に浸る者もいれば、力及ばず無念の内に舞台を去る者もいる。肉体的にも精神的にも、また経済的にも想像を超えるほど辛く苦しい1年間のトレイル、90%のプロが赤字でシーズンを終える。それでも皆、脱落することなく続けるのは、最後の発表の瞬間まで夢を持っているからに他ならない。

TOP50年間総合成績は各1試合の総合成績1位が60ポイント、以下2位59点と1点毎ダウンで50位まで得点が続く。その僅か5戦の単純得点合計。選手は毎試合終了後、様々な想いで公式HPの年間ランキングを穴のあくまで見つめ、目標となる順位との得点差を頭に叩き込み次戦を迎える。特に様々な思惑が絡む最終戦前は誰もが自分の得点を一番意識するのは常識だ。
そして最終戦表彰が終わり、いよいよ年間総合成績の発表の時は特別な緊張感が会場全体を支配する。誰がTOP50落ちするのか、CLMXエリートは誰か、そしてTOP50チャンピオンは誰なのか…。

この1年で一番神聖な晴れの舞台である年間表彰式を、今回の本部対応はすべて台無しにした。
間違いは誰にもある。それ自体を責めるつもりはない。しかし、これがもしTOP5入りを死に物狂いで追い掛けた自分の、恥も外聞もない再三に亘る「猛抗議」でなければ果たして結果はその場で修正されたのか。
そして発表が間違いだと確認した後の本部の再表彰の対応は、福島選手の初の晴れ舞台をも台無しにした。何よりもその本部対応に一番がっかりしていたのは、全盛期並みに増えてきている多くの観戦ファンの方々だっただろう。


表彰台でうなだれた記憶は未だかつてない。
多くのファンの前で恥も外聞もかなぐり捨てて強硬に主張しなければ、果たして間違いは正せたのだろうか・・・。
得点計算を何度もして来た自分には確信があった。


選手にプロとしてのマナーやファンサービスを云々言う前に、選手の気持ちとファンの期待を裏切らないプロフェッショナルな運営、そしてファンも選手も盛り上がれるショーアップを本部運営役員に切にお願いしたい。
怒りのアドレナリンで全気力体力を完全に失い切った今、本戦に関する内容を書く気にもクラシックに参加する気にもまだなれない。

 

 

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