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猛暑の「チャターベイト完全マスター」取材完遂の巻
モグラチャターのセッティングは本当に奥が深く理にかなったものである。
そしてそれは時に「怪物チャター」を生み出す事がある。



お盆明けからの檜原湖長期遠征を控えているため、仕事を前倒しで片付けていかなければならず相当テンパった毎日が続いている。おかげで今月のTSR取材になかなか行く事が出来ず、ずれにずれ込んだ挙句締切限界の8日の午後、ようやくロケに出発する事が出来た。
今回のロケ地は旧吉野川。これは近場で済ましてしまおうと言う訳では決してなく、実は本格取材では初めての企画となる「チャターベイト完全マスター」の撮影。旧吉野川で先のTOP50の試合内容を振り返りつつ、モグラチャターのセッティングの詳細解説、モグチャが効果的なの見極め方を詳しく解説する超濃厚な座学企画である。

私のモグチャ一軍ボックス。常時60個以上ストックしているが、ウエイトと状況に応じ、神ランキングがつけてある。

実は奇跡のモグチャが高梁川で生まれて以来、モグチャ一本の本格取材と言うのは意外にもこれが初めて。宣伝広告でもある雑誌取材で得意のチャターばかりではネタにならないと言うのもあるが、その本当の理由は、神チャター級を平日の取材レベルで本気投入すると、その破壊力が洒落にならない程ヤバすぎるからでもあった。よほどの窮地でない限り神チャターを取材レベルで酷使し、その威力を消耗させたくないのが本音なのだ。

今年一番苦しかった旭川ダムでのプリプラ取材では、最後に神チャターを使い57cmを仕留めた。
しかし、あえなく試合前日プラ、僅か1投目にこのモグチャはバスに持っていかれてしまう・・。

と言う事で、今までありそうでなかったモグチャ一本での完全解説TSR記事&DVD撮影に渋々、37度越え激アツ地獄の旧吉野川に出向いてきた。
そして、月曜日3時頃に現地到着、この日は完全水門閉門日で一日中全く水が動かない日だったため最初から全開で神チャター投入、僅か2時間足らずで巻頭グラフ&表紙の撮影は完結した。完全止水日のトーナメントエリアとは言え平日ロープレッシャーでの神チャター投入は、その威力の衰えを微塵も感じさせない反則級の凄まじさだった。


今回のTSRは永久保存版モグチャの取扱説明書です。ご期待ください!


取材は本来、翌日1日を予定していたが、おかげでこの日は珍しく現場での座学取材をみっちりと収録する事が出来た。神を宿すチューニングの基本やコツはもとより、特にスーパーローギア、スーパーハイギアのリールがチャター(巻き物)に与える影響の大きさは自分で検証してみて驚くほどの違いがあった。この使い分けは、今後の自分の巻き物に大きな進歩を与えてくれそうに感じている。詳細は是非、8月末号バスワールドTSR「チャターベイト完全マスター」で御覧下さい。

岸釣りしている訳ではありません。
足元に並べた竿に注目。何かの重要な比較解説です。
お楽しみに。

結局、取材メインのこの日は予定外の収録完了のため、猛暑の日中は久しぶりにトーナメントエリア外の旧吉野川上流で狩野さんから依頼された霞デザインの新型ワームのテストを実行。撮影艇予定だった渡辺と水谷は1日自由時間と、楽しい夏休みの1日となったようだ。


ナベは別船で新入社員水谷とバッツ祭りを楽しんでいた模様。
晴天無風のピーカンでもビッグバッツの水面トロトロ引きには何故かビッグバスが反応する。


やはり真夏の旧吉野川上流は水も綺麗で涼しく、久しぶりに新鮮な気分で釣りが楽しめた。ただ、流れが速い上流部でライフジャケット未着用のアングラーが多かった事は残念である。事故が起こってからでは遅いので、暑くてもライジャケの着用、狭いエリアでの航行には十分に気を付けて楽しんで欲しい。


私が岸で撮影している隙に、水谷が目の前でナイスバスをトップでゲット。
ビッグバッツトロトロ表層巻たまに千鳥入れのTOP的使い方が効果的です。


さて、一昨日はアンドロイドのネット販売開始日だったが、ほぼ1日サーバーダウン状態が続いたようで申し訳ありませんでした。アンドロイドは年内は毎月の生産出荷を予定していますので、現在の集中状態も近々解消されると思いますのでご了承ください。ちなみに次回(8月末〜9月上旬予定)では、養老鮎及び新色(マット鮎、クリスタルチャート、阿部ゴールドマット鮎)と夜光貝全面貼り仕様も極小量ですが出荷が予定されているのでご期待ください。


夕方はプチラッシュ。
ナベはスケブロでナイスバスを釣ってました。まさに夏休み・・・。
神チャはこんなもんではないですが。



 

 

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