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TOP50第3戦旧吉野川速報・神が宿りしモグチャの巻。

開幕戦に続き2度目の表彰台獲得。今季2勝目のチャンスだっただけに悔しさもあるが、
奇跡のチャターの存在を証明できた事が嬉しい。

今回の試合内容は全て黒帯リアルファイトIIに記録された。まさに3シーズン前の奇跡のチャターの再現。
しかし、内容はそれより遥かにハイレベル。

大型台風6号の徳島直撃で長期に亘ったプリプラも水の泡、公式練習も1日のみとなり激変激濁りの中で開催されたTOP50折り返しの第3戦旧吉野川。
結果的には辛くも5位に滑り込み、今季2度目のTOP50表彰台に上る事が出来た。ただ、決勝まで今季2勝目の可能性も十分にあっただけに、そのチャンスをみすみす逃してしまった事の悔しさは隠せない。地獄を見た旭川戦の失態は緒戦の優勝と合わせてようやくこれでイーブン。残り2戦、最低でも連続表彰台獲得へ気持ちの緩みは全くない。

地獄に突き落とされた旭川戦からまた這い上がってきた。
これで3戦の結果はイーブン。
残り2戦、檜原湖、北浦水系、2つとも絶対に勝つつもりで挑む。

今回の切り札となったのは、今季新たなセッティングに新境地を見出した「モグラチャターパーフェクション3/8oz&ジャバシャッド4.5inch」だった。最終日、今試合最小のキーパーとなったアベラバでの1尾以外、3日間全てのバスを「神が宿りしモグチャ」1本で巻き切り、そして釣り切った。


初日は4キロ越え。過去2回の9月開催時に比べるとローウェイとの戦いになった。
初日は予想外のミスが連発した事が悔やまれる。


急激な水温低下と激しい濁り、ピーカンベタ凪の酷暑、水門閉門によって完全止水となった最悪の状況で、再び巻き物一本でTOP50を制する自分の最終目標に挑んだ試合となった。4位で迎えた決勝、川の状況を考えれば勝つためにアジャストする道は他にあっただろう。しかし、奇跡のチャターの神懸かり的な魅力に憑かれた自分には、他に選ぶべき手段は持ち得なかった。結果は3年前の再現となりまたしても優勝は逃してしまったが、奇跡のチャターは本当に存在する事実を、その神が降臨する瞬間を、今度はビデオカメラの前で3日間に亘り立証できたことには満足している。


2日目は帰着1時間前までノーフィッシュ。そこからモグチャの神降臨。
しかしミスを多発し、取れた5本が4本に・・・。
慣れないタックル故のランディングミス、しかし、それが今回の鍵でもあった。予選4位通過。


ただ、今回、勝利の女神が本当に降臨したモグチャは私のモグチャではなかった。奇しくも神は今回の優勝者、福島選手が初めて使った、たった1つのモグチャに降臨した。
実に福島選手は公式練習から決勝までの4日間、僅か1つのモグチャを使い続け、2日目までのバス全てをそれ1つで釣ってきたと試合後、本人から聞いた。
そして、その神が宿りしモグチャは決勝でキッカーとなる1尾目を釣った後に破損、その後、予備のチャターを使うのではなくテキサスリグとライトリグにシフトする事で完璧な勝利をおさめた。まるで、モグチャに宿りし神が自らの限界を彼に諭すかのようなタイミングでの破損。命が宿った奇跡のモグチャには常識の枠を超える何かが必ず存在する。

もう一人、モグチャの神が降臨していた人物がいた。
サイト、ライトリグのイメージが強いが、モグチャの威力に目覚めてしまった今後が恐い。3戦連続のお立ち台。

過去最大の激変、全てが嵐に流され真っ白な状態での戦いとなったTOP50旧吉野川戦。
勝者福島選手と自分に共通した奇跡のモグチャの鍵は、超が付く程の「激千鳥セッティング」、そして「ローギアのリール」を下流域のフラットグラスエリアを中心に投入した事である。それが何を語るか、その理由は今週発売のルアマガ・リアルファイトで触りは話しているが、いずれモグチャだけが持つ真のチャターの核心を話したいと思う。


整備された会場に大型バスボートが整然と並ぶ風景は壮観。北島町の協力あってこれだけの素晴らしい環境が維持されているのが旧吉野川。
ローカルルールとマナーを守って、
ゴミ等は絶対に捨てないようにしましょう!

地元TV局も毎年TOP50取材に訪れてくれている。
今回は賞金を東日本大震災の義援金として北島町に
寄付した事に関してインタビューされました。

 

 

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