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雑草魂、エリート応援ありがとうございました…の巻
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1人の勝者と4人の敗者。「優勝」と言う1点のみを狙う試合の難しさがエリート5だ。
僅か5人だが、その玉座は想像以上に険しく高い。



台風順延となりほとんど真冬に近かったエリート5を終え、今シーズン全てのトーナメントが終了した。結果は既にご存じの通り、今年のエリート5開催地は、ワーム使用禁止の神奈川県芦の湖。結果はすでにご存じの通り、2度目の優勝を獲得する事はかなわなかった。ただ、今回の試合内容は昨年と大きく違い、ブログの更新をなかなかする気にもなれなかった程、昂ぶった気持ちが今もまだ収まらない悔しい試合だった。タラレバは競技の世界では禁句だが、敢えて負け惜しみを口にする事で、負けを認めない次への強い意志とする時も必要かもしれない。

ワーム禁止と聞けば、素直にハードベイト戦とストレートに解釈できないのが富士五湖周辺の想像を超えた世界だ。
そこで育ったアングラー達は鍛えられ方が違った・・・。

今回の最大の誤算は富士五湖系ワーム禁止レイク=ハードベイトの試合ではないと言う現実だった。ハードベイトパターンを追求する以前に、ポークルアーと言うワームに代わる想像以上のローカルベイトが河口湖を中心とするワーム禁止レイクには存在する事実を知らなさすぎた事だった。特殊スピナーベイトを軸に、アベラバ&市販のアンクルジョッシュポークをフォローに据えたが、今回そのワーム禁止への考えが余りにもストレート過ぎた。

公式練習では特殊なスピナーベイトで2キロフィッシュ、桟橋でアベラバ&スピンポークで辛うじてキーパーがキャッチできた。メインはディープゾーンのスピナーベイトと腹を括ったが・・・。

ワーム禁止の湖で鍛えられている選手との大きな経験値の差、そして関東の湖にもかかわらず、やっとの思いで掛けたバス全てが平均50cm2キロ前後と言う最大の誤算、練習でノーバイトに終わったが故、富士五湖系=7ポンドラインなら十分と言う思い込みが全てを狂わせてしまった。
昨シーズン終了以来、腰椎の損傷を筋力強化と減量でカバーするため、ほぼ毎日休まず3キロを走り(ほとんどウォーキングだが)、開幕時、体重を8キロ以上落として臨んだ今シーズン。本心の所、辛うじてシリーズベスト5に復帰し、そこで既に緊張の糸が切れてしまい、終盤の連戦を戦い抜く気力も体力も既に尽きていたようにも思う。

手さぐりだった初日、明らかなパターンが見え始めていた。
その差は大きかったが、2日目は何かが起こりそうな気がしていた。

ただ、結果的には優勝以外に意味のない試合である以上、自分は完敗以外の何ものでもなかったが、決して試合を途中で投げることなく、一つ噛み合っていれば結果はどう転んだか解らない次に繋がる内容のある試合だった事は間違いない。自分では思い出したくないので見たくはないが、今回の放送を見てもらう価値はあると思う。良くも悪くも今回、この火のついた様な悔しさは来季への強烈な執念へと錬金された。今回の砂を噛む様な敗戦がなければ、また何処か安心し再びストイックに来季に臨む事は難しかったかもしれない。

ビッグフィッシュが反応する喰わせ方は試合中に解った。
しかし、喰った相手が想像以上に大きすぎた。

この3年を振り返ってみて、エリート選出資格である年間上位20位以内にこそ毎年入ってきたが、今の自分の力はまだリタイア以前に遠く及ばない。投票では毎回1位選出されながら、結果は1度しかその期待に応える事が出来なかった。もはや自分はエリートと言う名に相応しいプロではない。しかし、もうここまで来たら守るものも失うものもない。自分が完全に力及ばない、もうここが本当の肉体的限界だと思うまで、踏まれても踏まれても立ちあがる雑草のように、来季は1勝、そして前人未到のTOP50 3TIMES WINNER、年間ベスト5が参加資格となる真のエリート5初の2TIMES WINNERを達成目標として今日からスタートしようと思う。1位選出してくれたファンの皆さんには、結果を出せなかった事にお詫び申し上げると共に、皆さんの後押しがあってこそ頑張れる事に心から感謝しています。

迎えた2日目、ウエイインしたのは僅かに一本。
しかし約2キロのこのバスが本来は後2本、ライブウエルに入ったはずだった…。

と、言う事で最後は愚痴のお口直しに、見れば見る程、ムカつくぐらいに超絶イレグイ劇場を見せつける阿部進吾・高滝秋爆晴れ編パートII、御覧下さい。高滝が凄いのか、はたまた阿部が凄いのか、ここまでのウルトラ入れ喰い、関西でもまずないんじゃないかと思う程の爆裂です…。マジで80本位平気で行くんじゃないかという勢い、シャッド高滝巻き恐るべし…。






阿部流ジレンマSSのキャスティング高速巻きは必見です。シンキングスーキラ、新型ワスプの使い分け方も
丁寧に解説してくれてます。いずれにせよ、囲まれながらも阿部一人ビビる位、釣りまくりです…。

巻きシャッドのキモは「クルクルちょいジャーク」
今回の動画のロッドワークは非常に役に立ちます。
ジレンマならではの「人為的一瞬千鳥」
がキモですね。

 

 

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