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最終戦を振り返って…の巻
振り返れば後1尾に何度も泣かされた今シーズンだった。
しかし、来季に向けて改善する課題がハッキリ見えたシーズンでもあった。
ようやく水面浮上完了、いよいよ発進だ!。



連戦に次ぐ連戦のレギュラーシーズンを終えようやく一息つくことができた。振り返ってみると今年は年間総重量では40キロ越えの第3位にランクされる爆発力こそ戻ったものの、ハイスコアを出した時程、その反動の失速も大きかった。意識している訳ではないが、今年はハイスコアを出してしまうと、心のどこかに「安堵感」みたいなものが芽生え、ハングリーさと闘争心が知らず知らずのうちに微妙に薄らいでいたように思う。
今回のサメウラ戦に関しても、正直なところ、2日目11位に入った時点で、ポイント的にほぼ5位以内を手中にした事実が、逆にテンションを緩めさせてしまった感が否めない。最終日は悪夢の北浦戦のトラウマからか、まず確実に「ノーフィッシュを回避」するため、苦手なライトリグに頼った。結果的にはそれで守り切ったが、試合としては消極的作戦に出たのが明らかな敗因だった。

今試合、狙ったエリア、釣り方はほぼ阿部選手と同じ最上流部。
初日は互角、しかし、ベスト5を守ろうとした自分に対し、最後まで上流で勝負し抜いた阿部選手に勝利の女神はほほ笑んだ。
勝つためには、去ろうとした勝利の女神の後ろ髪を引っ張るくらいの気迫と度胸が必要なのだ。





意識もしていないし、油断などするはずもないのだが、むしろ自分は明らかに危機的状況下のほうが持てる力を発揮できるタイプの様だ。2日目、実質残り時間15分で執念のビッグフィッシュを仕留めた事も、予選落ち確実の危機的状況が本来の集中力を極限まで引き出してくれた結果だと思う。
ハングリーさ=モチベーションの高さとも言えるかもしれないが、若いころに比べると明らかに勝利への執着、競う事への闘争心は歳と共に低下していく。闘争心を剥き出しにする事が「大人げない」と自分で思うようでは、到底、勝つ事など出来ない世界なのだ。自分にとって強さを維持する事は、すなわち勝利に対するモチベーションをこの年齢で尚、如何に維持するかにあるかもしれない。

旧吉野川戦準優勝、サメウラ湖戦優勝の主役、アベラバ
ジグヘッド&フックデザインは私が担当、ラバーの選択とム―ビングカットは阿部担当の合作。
阿部は1.3gをカレイドデジーノ・マッハシェイクで使用。私は両戦とも1.8〜5gをカレイド・デジーノベイトフィネスTRLで使用した。





今回、最終戦2日目終了時点ではここ数年の不動のベスト3、青木、江口選手を抑えて2位まで上がっていたが、最終的に不動の上位を崩す事が出来ず、最終5位に甘んじた。しかしこの結果は、公約の5位に返り咲いた喜びと同時に、強烈な「悔しさ」を残す結果ともなった。もし、2位で終わっていたら、自分の来季へのモチベーションは「この程度の成績で2位になれるのか…」と言う安心感へと変わっていたかもしれない。それくらい、今年の成績は毎試合見せ場こそ作ったが、到底満足できるレベルではない。試合が終わり落ち着く程に、今年1年の悔しさがメラメラと込み上げてくる。
ただ、「やれる!!」と言う自信は今季で完全に回復した。そして、この嬉しいようで実は寝覚め最悪の悔しいベスト5達成は、来季に向けて最強のモチベーションに転換されつつある。来期は今期以上にオフにフィジカルトレーニングを充実させ、試合中に関してはイマカツではなく、昔の「大人げない」今江克隆に戻って貪欲にタイトルを狙ってみようと思う。

今季試合の全内容は12月末、黒帯DVDで公開する。
焦り、苦しみ、嘆き、のた打ち回わる正真正銘の人生を賭けたバスフィッシング。トップウエイトにも、そしてノーフィッシュにも、イマカツではなく、今江克隆の真実の姿がそこにある。
http://www.jbnbc.jp/





今回は地元の方のはからいで、サメウラの嶺北杉を使ったスケルトン工法のモデルハウスに泊めていただきました。最高の宿でした。有難うございます。
http://reihoku-skeleton.com

いつか、サメウラ湖畔にボートヤード付きイマカツスケルトンハウスでも建てたいですね・・・。
ホゲてもサメウラ、最高に好きです。

 

 

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