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ワドルバッツ使用上の注意点と最新情報の巻
全てをリニューアルしたモグチャパーフェクション・SKIDSKIRTプラス
8月上旬(たぶん5日)、新登場!



今回はまず、既にワドルバッツを手に入れていただいた方も多いと思うが、出荷製造には細心の注意を払ってはいるものの、ハードルアーには実戦トラブルはつきものなので、テスト中に経験した様々なトラブル解消法を解説しておきたいと思う。

1、ルアーが片方にばかりチドる(片方に偏って泳ぐ)場合。

トゥルーチューンは通常のプラグと同じ。
ただ、ごくごく僅かなチューンでOK。余り必要はないと思いますが念のため。

これは通常のルアーと同じで、トゥルーチューンしてください。丸っこいバッツの場合、シャッド系に比べ極端な偏りはほとんどないのだが、余りにどちらか一方に偏る場合、通常のルアーと同じく、偏る方向と逆の方向に、アイを「ごくごく僅か」だけラジオペンチなどで傾けて調整します。やりすぎ注意!!

2、フックが絡む。

フックの間が狭く、小さなバッツはフックが絡む事がある。しかし、それは承知の上。
さすがにリッククランは賢かった・・・。

これは実は計算済み。スモールプラグの構造上、大きめのフックを使ったバッツはフックが絡みます。しかし、かつてリッククランがノーマンのタイニーNをビッグフックにチューンして話題になった時、そのオーバーサイズのフックはどう見ても激絡みしそうに思えた…。これはイカンと思ったら、ちゃんとキャストすれば外れるようにフックの向きとサイズまで計算してあったのには驚いた。素人考えなど、クランクの神様リックが考えない訳ないよな…と感心した経緯がある。バッツもこの方式を取り入れてあり、大概は絡んでもキャストすれば外れる。ただ、タイニーN同様、たまに「知恵の輪状態」になる事もありますので、許して頂戴…。あくまでフッキングと低重心・飛距離重視のセッティングです。

3、ワドルブレードのヒートン長は8mmキープ

ヒートンの長さは非常に重要。常に8〜8.2mmになる様にキープ。
出荷時は完全固定してあるので、無理に緩めない事。無理に回すとねじ切れます。

ワドルブレードシステムは簡単そうに見えて実は驚くほど緻密なバランスの上に成り立つ慣性システム。それ故、出荷時はお尻の接着剤充填穴から接着剤を大量に流し込み、完全固定の状態で出荷されてます。しかしながら、バスの度重なるファイトなどで、ヒートンが緩んだ場合、ブレードの回転でヒートンが徐々に抜けてくる事があります。ヒートンは同サイズで代替え可能ですが、必ず写真のようにボディーからヒートン先端までが8mmになるように刺し、瞬間接着剤等でガッチリ止めてください。この長さ、千鳥にかなり重要です。また、水垢等で回転が悪くなると、千鳥も悪化するので、ここは常に綺麗にしておきましょう。

4、ヒートンが曲がった場合の修正。

結構、このヒートン部分がキャストで岩や壁に当たる事が多い。
ここが赤線の様に内側に曲がるとアクションは急に悪くなる。
青線の様に真っ直ぐである事が非常に大切。

バッツのヒートンは、ミスキャストなどで岩等に当てたり、強引にフックを外そうとして曲がる場合があります。特にヒートンが写真のように内側に曲がると、千鳥が激しくなり過ぎ、水面を割り易くなったり、良い千鳥が出なくなる事があります。ヒートンが写真の様にボディーに対して真っ直ぐになっているか確認し、曲がっている場合、ラジオペンチなどでゆっくり慎重に真っ直ぐに戻してください。ちなみに後方に曲がると千鳥がおとなしくなりますが、デチューンになる方が多いので止めた方が無難です…。

ヒートンは尻の角から真っ直ぐ下へ8mmで伸びる事。
これが短かったり、内側に入っていると千鳥も動きも悪化する。
バッツは全てが計算しつくされて、あの動きが出る。

以上の点が実戦で起きやすいトラブルの対処法。バッツの動きが急に変わったと思ったらまずヒートンをチェックしてみて、調整してみてください。
現在、バッツは第2弾のミドルレンジ仕様、そしてミノータイプへの応用を極秘テスト中。とくに千鳥ミノーは激難しだが、激ヤバな可能性を秘めており秋に向けて鋭意制作中。ご期待ください!

現在、ミドルダイバーとミノータイプを試験中。
ワドルシステムはバッツとは大きく異なる方式を採用予定。
決して回転式ブレードを付ければいいってもんじゃない。

…と言う事で、最後に最新情報としてようやく完成したモグラモスチャターパーフェクションが、8月上旬に出荷が確定。今回のパーフェクションのブレードには、更に薄く硬くなったにもかかわらず、比重は「重い」特注オーダーの鋼材を使用しており、バイブレーションの明確なキレが増した上、千鳥のスピードとキレもワンランクアップしたものになった。

いよいよ登場、モグチャパーフェクション。
完全態になってブレードとのシンクロ率400%?。

更に常吉の村上社長の協力で、今回のロットはスキッドスカートを最適の量でシリコンラバーにコンボ、春先のバスワールドDVDで見せた衝撃のスキッドバイブレーションも手に入れたモデルである。

スキッドスカートはノーカット状態で出荷なので、エッジは自分で愛情込めてカットしましょう。
キモはノーマルスカートをやや短めにした「段カット」
スキッドのエッジはより鋭角にカット。
イマカツ流は、全てのスカートの長さを1本1本バラバラに切る「ム―ビングカット」。これが最高です。

発売以来、各地JBトーナメントで驚異的な勝率実績を残し、チャター本来の威力を完全に世に知らしめたモグラモスチャター。更にキレと千鳥のパワーを増していよいよ熟成完全版となって8月初旬市場登場です。





今江流、「ム―ビングカット」を施したパーフェクション。
取材では当たり前に釣れ過ぎるので使用禁止にしている程。
戦闘能力MAXモデルです。

 

 

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