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フィッシングショー直前!ダダ漏らし内部情報その(1)の巻
いよいよ間もなく大阪フィッシングショー開幕。
今年のプレゼントはエバーグリーン特製K.IMAEステッカー。
たぶん、セミナー来場者分はあると思います・・・たぶん。



いよいよフィッシングショー2010が間近に迫ってきた。今年はファンの皆様には申し訳ないが、大阪フィッシングショーのみ参加することを決めた。その最大の理由は、ここ数年、何かこのフィッシングショーが一つの大きな「業界開幕戦」的なイベントになってしまい、ショーを終えると同時にホッとすると言うか、ドッと疲れると言うか、何処か緊張が一気に緩んでしまう事が多々あった。本来、このショーはあくまで業界の「2010年商売戦線の開幕戦」の様なもので、自分にとっての本当の開幕はいつも「TOP50開幕戦」だったはず。それがいつの間にか、ショーを全力で終えることで「本当の開幕」への緊張感が途切れてしまっていたような気がする。年齢を重ねると、若いころの様にあれもこれも勢いでこなせてしまう程、気力も体力ももたなくなってくる。今年は自分の原点である「TOP50開幕戦」に純粋に照準を絞るために、ビジネスとしては極めて重要なショーなのだが、敢えて今回は二の次におく事にした。我儘な理由だが、やはり「釣りのプロ」が一番輝ける舞台はステージではなく、フィールドの上でありたいし、ビリビリした緊張感を持って開幕へ臨んでこそ最高の試合が出来ると思う。関東の皆さんには申し訳ないが、2戦目の試合会場では最高のショーを笑顔でお見せできるよう、今年は現役トーナメントプロ「今江克隆」として2010年開幕に臨もうと思う。

やっぱり釣りのプロはフィールドが一番の舞台。
全ての原点。釣りを一生続けるために釣りを仕事に選んだのであって、釣りを仕事にするために釣りを始めた訳じゃない。

さて、今回から数回に分けて2010年フィッシングショーの見所と、イマカツ的2010年コンセプトを初公開していこう。まずは今回のショーの目玉は何と言ってもエバーグリーンブースのロッドから。

十分な実績と熟成期間を経て、4軸工法の最高峰に辿り着いたスーパークーガーとブラックガンナー。
製法どうのこうのではなく、本物のエキスパートなら使えば解る。シンプルだが、その姿はまさに機能美と呼ぶにふさわしいと思う。

今年は4軸クロスを実戦投入して1年半、4軸ロッドをあらゆる実戦下で使いこむ事によって、様々なメリット、デメリットも深く理解できるようになった。「熟成」と言える十分な期間を、実戦を通じて経験してきた事によって更に完成度の高い4軸ならではの特性を生かしたロッドを完成させれたと思う。そのなかでもほぼワンシーズンを実戦テスト期間に当てた異弾性高密度4軸構造(30-60°狭角ヘリカル構造)「スーパークーガー」、「ブラックガンナー」(旧称スーパートライアンフ)、08年末のバカラック以来、最もロングラン耐久テストを繰り返した8軸工法(デュアル4軸ヘリカル工法)採用の「WS・バリアント」、

カレイドの鍛え抜かれた筋肉に、ヘラクレスの鎧を纏った4×4 新8軸モンスターロッド
「ワイルドスタリオン・バリアント77XXX」。
スローアクションを彷彿させるその濃厚極まりない未体験の
トルク感は、ワイスタとはまた全く違う種族のロッドとして
遂に完成。

そしてスピニングモデルでは、特許申請したペンディラムティップ搭載の高速シェイク専用スピニング「カットインシェイク」を始めとした、革新素材4軸クロス工法熟成の結晶とも言える新モデルが登場する。

その名の通り、カットインしたカバーの中で超繊細なシェイクを可能とした「カットインシェイク61ULX」
ソリッドにも匹敵する高速シェイクティップと、琵琶湖のグラスエリアでも60cmクラスとまともにやりあえる驚異的ベリーバットを持つ異端児。
私の我儘を100%表現した「完全今江専用仕様」超攻撃型スピニング。30-40工法の極み。

さて、異弾性高密度4軸とは簡単に言うと、異弾性のカーボン靭帯を緊密なヘリカル(螺旋)状に巻きあげた従来のスーパー4軸工法を、更に倍近い緊密度に圧縮増幅させ、格段にトルクアップさせたものである。従来のスーパー4軸と比べ、一目で解る外見の違いは、4軸独特の「X」状の網模様が数と密度において圧倒的に増えている所だ。

ドラゴンスケール(龍の鱗)と呼んでいる新4軸高密度工法のブランク。
その外観はヘリカル(螺旋)構造というよりまさに密集した強靭な龍の鱗。
実際にショーで見て欲しい。

これに伴い、更に贅肉を落とし、従来の4軸以上に軽量で強いロッドが可能となったのだが、新型カレイドは敢えて大幅な軽量化を選ばず、その分、同重量に維持することで爆発的なトルクとパワー、タフネスを更に増す事に方向性を振っている。特にトルク感と耐久性は、「しなやかに曲がるのに、ダイレクト感がある。」と言う矛盾した感覚を体験できるものになった。

本来、Mクラスではハッキリ言って無謀に近い54cmのごぼう抜き・・・高梁川バスワDVDでは300Wモザイクもスーパークーガーで悠々使いこなしていた。
バスのサイズ誤認が激しく、抜きあげた瞬間に後悔することしばしば・・・。

今回の新型スーパークーガーは09年のTOP50旧吉野川戦の時に完成させた思い出深いロッドでもある。特にモグラチャターとは超絶抜群の相性を魅せるが、両立の難しい「巻き」と「撃ち」を大げさでなく高次元でカバーできるのが最大の特徴だろう。従来の7フィートの「M」クラスのロッドは、長くて柔らかいためどうしてもベリーパワーの「ダイレクト感」に欠けてしまっていた。ところがこの4軸30-60狭角工法は、ベリーの「コッテリした粘り」を残しながら圧倒的に捻じれに強い特性があり、7フィートクラスのミディアムパワー/レギュラーアクションのロッドデザインとは実に相性が良かったのだ。
610Mへの新4軸工法の投入は、そのストロークのメリットにより66Mではモノ足りなかったエキスパートアングラーの要望を、高い次元で満たしてくれる「エキスパートバーサタイル」の名に相応しいロッドとなった。
一方、第5代正統電撃ロッド「ブラックガンナー70H」は流行や人様の意見完全無視の1000%今江専用電撃機ジグロッド、好き嫌いが分かれると思うが、私は20年前から終始一貫してこの「電撃」なくして今の自分はあり得ないと思っている。

こちらはブラックガンナーでの50アップブッコ抜き。
ガンナーは完全今江専用仕様の電撃ロッドなのでハッキリ言って室内ではメチャカタ。
しかし、実際は思いのほかトルクフルに曲がる。

今回のショーでは、他にもこの新4軸工法を搭載したベイトフィネス専用機種「スティングレー霞シェイク63ML」シングルハンドスモールクランク専用機種「トルクマスター霞クランク66M」の展示が予定されている。また、フィネスロッド設計の「名匠」神谷勇紀デザインのカレイド・DESIGNOも3機種展示予定になっている。

もはや現代トーナメントのマストとも言える究極のソリッドティップロッド「カレイド・デジーノ」
こちらはTOP50プロの多くが密かに制作を依頼していたソリッドの名匠、神谷勇紀がデザインを全て担当。
私は学ばせてもらっている立場で今期、トーナメントに投入する。

詳しくはセミナーで解説する予定だが、ひょっとしたら現在テスト中モデルも参考出品する可能性もあるので、まずは是非会場で新型カレイド2010年モデルを手に取ってみて欲しい。


スティングレー霞シェイクでは、神谷ロッド工房DESIGNOでの後加工で「DESIGNO TRIGGER -LESS」モデルも特注ラインナップ予定。トリガーレスフィネスベイトが2010年のベイトフィネスを席巻する。そのアドバンテージは全てに圧倒的だ。詳細は後日発表。

ベイトのスピニング化において、トリガーレスベイトフィネスのメリットに気が付いている人はまだほとんどいない。
スピンコブラに続き、スティングレーデジーノが
その先陣を切る!

 

 

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