HOME < K.IMAE Top Secret

カレカ予約開始&秘められたもう一つの可能性の巻

TOPプラグとして優れた才能を持つカレカだが、
そのカレカを沈めた時、新たな可能性の扉が開いた。

昨日から受け付け開始されたデビルリッパーカレカ。嬉しいような悲しいような、微妙な誤算で受け付け開始2時間で抽選販売が確定。5年も前のルアーだけに3000個も売れるかどうかかなり不安だったのだが、予想外の大反響にちょっと戸惑っている…。

今も大切に机の横に飾ってある本家リッパー「ハイローラー」。
5年前、グレートアマゾンDVDの影響でショップに氾濫したが、直ぐにワゴン行き・・・。モグチャ同様、真の力は知られる事はなかった。

まあ、なんで3000個限定なのと言われても5年間眠っていたジュラルミン金型(高価なステンレス製なら何万個でもOKなんですが…)の生産限界と特注パーツの都合上仕方ないのだが、正直白状してしまうと、カレカ再臨の本当の目的は、今回のTOP専用モデルだけではない。ただし、このTOPモデルが未完成と言う訳ではない。これはリッパーベイトとしては自分自身、アマゾンでのノウハウを完璧にバスルアーとして再現できた最高の完成度であり完成形である。ただ、あれから5年、時代の進化は当時予想もしなかった方向に動いて行った。よもや沈むスイッシャーが普通に理解される時代になるとは…。当然の様にその流れからカレカを遊びで沈めた時、5年前には気がつかなかった、思いもしないカレカの潜在能力に気がついてしまう事になる。その発端は、バスではなかったが…。

半分、シャレで顎下に7gのタングステンシンカーを突っ込んでチューンしたシンキングカレカ。
最初は「ふ〜ん・・・」だったが、ある瞬間、スタッフ全員が息をのむ結果に・・・・。

突然何故、カレカが蘇ったのか…その理由はもう察する事が出来るだろう。昔々、バズベイトがTOPと知らなかった学生時代、池原でバスベイトをスピナーベイトと同じように使ってボコボコに釣っていた。しかし、あれだけ釣っていたのに、今はそうやってバズを使う事が出来なくなっていた。メディアがほとんどなかった当時は、良くも悪くも釣り人の自由な発想があったのかもしれない。

大学2年の頃、バズベイトを知らなかった私は、普通に沈めて使っていた。特に夜釣りでの効果は驚異的だった。
後にTOPと言う事をメディアで知って、何故かものすごく恥ずかしかった・・・。

「カレカは限定販売ではなく、また違った形で再販するかもしれない。」そう書いた理由は、「カレカ・シンキングリッパー」の秘められた能力を今シーズン、実戦で試したくなったからに他ならない。昨年末、この事に気がついた時点で既にシーズンオフであり、その能力はまだ想像上の仮定でしかない。根本的に実際試したら企画倒れかもしれない。とにもかくにも、全ては実際にこの春、実戦で結果を問わない限り何も言う事は出来ない。しかも、ただ単にシンキングにすれば良いわけでもなく、現在のカレカの完成金型を流用することは到底不可能。TOPモデルとは別にシンキング専用の型を新たに起こす必要がある。そうなった場合、そのカレカは今のカレカとは全く別のモノになっているかもしれない。

S字に続き、またしてもガンクラフトから開かれたスクリューへの扉。
そのスクリューが2010年、ハード、ソフトへ、どう進化していくのか?フィッシングショーが楽しみである。

いずれにせよ、プロトタイプ「カレカ・シンキングリッパー」のテストは3月から琵琶湖で始まる。
そのテストでのメインテクニックは「逆リッピング」と言う全く今までに存在しないテクニックである。また、実験の過程で驚くような副産物まで生まれてきている。2010年は「ライジング」から「シンキング」への潮流がくるのか?その結果次第で、早ければ「新型シンキング・カレカ」が夏前に再登場する可能性がある「かも?」と言う事をここに公開しておきたい。



イマカツ的もう一つのプロップベイトの進化。
SGスクリュープラス。
S字モーションを全く損なわない新開発のプロップは、様々なTOPプラグをこの夏、大きく変えていくかもしれない。
「SGスクリュープラスMOVIE」

今月末、出荷が確定した「SGスクリューPLUS(PAT/P)」。
動画公開時より更にS字のキレ幅を増した。
無論、I字も可能。そのほとんど止まらない回転とサウンドは、この春ビッグプリの切り札に間違いなくなると確信している。

 

 

TOP OF THIS PAGE