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ELITE5/2009 「パンドラの箱」近日公開&SGスクリューPLUS水中動画オンエアの巻
前回の大寒波に引き続き気温は氷点下、水温は6〜7°・・・天候は激風・・・。
真冬の過酷な取材が続いたが、紙一重ながら全て成功させる事が出来た。



こないだの大寒波以来、本当に「今年の冬は暖冬」なのかと言う疑問符が頭の上に何個もついているほど寒い日が続いている。おまけにまるで予定していた取材ロケに合わせるかのように毎回寒波が来襲し、一気に各地のフィールドは沈黙、非常に厳しい取材が続いた。しかし、毎回際どい紙一重の展開ながらも、来年一発目の極秘開発品お披露目取材もようやく一段落。なんとか奇跡的に毎回ノルマを達成する事が出来た。いよいよ初公開になるイマカツVision2010、是非ご期待ください!

クリスマスプレゼントは奇跡の一発!
あまりの厳しさにやむえずバクラトスイマーの封印解除、
やっぱりバクラトのリアル50アップ率は凄かった!
(写真は夕刻、取材終了後、スロープで撮影したものです。)

さて、2009年の師走は実釣取材に工場にと、例年以上に忙しい日々が続いたが、おかげさまで様々な事が充実し、実を結び始めてきた手応えを得る事が出来ている。まもなく2009年もその幕を閉じるが、今年は2009年12月29日にスカパーELITE5/2009,CASE OF IMAEがオンエアされる。


既に単なるショートーナメントではなく、TOP50最終決戦のような盛り上がりになってきているエリート5。
今年の放送は12月28日から順位を追って5夜連続。
格闘技イベントのある大晦日に当たらなくて良かった・・・。

正直なところ、今回のエリートは勝手知りたる得意の遠賀川開催と言う事もあり、優勝だけに固執してしまい、冷静な状況判断を欠いた自爆以外の何物でもない「雑」な試合をしてしまった事を深く後悔している。そして最後の最後にパフォーマンスアングリングではない、今のトーナメントに勝つためのリアルを思い知らされる、象徴的な結末が待っていた。オンエアを見てもらえばすぐに解ると思うが、昨年お立ち台に立った元祖スピンクランク発祥の遠賀川で、しかも同時期、なぜ得意のシャッドを巻かなかったのか?何故、プレッシャーがないにもかかわらず誰よりも知りつくしたピンスポットをしらみつぶしに回らなかったのか…あまりにもシンプル過ぎる今回の私の行動に、様々な疑問が浮かぶかもしれない。確かに全放送を見て結果論で言えば、シャッドでもピンスポットでも、今回の状況では十分に勝てた可能性はあった事がよく解る。

得意のワスプのパターンもあったが、シャッドでは絶対に取れないサイズのバスがいた。
グライド能力を活かしたダイナゴンに賭けたが・・・。

クレバーに判断していれば、過去1度もお立ち台を逃した事のない遠賀川で、もっとも優勝できる可能性が高かったことは事実だろう。自分に大きな誤算があったとすれば、過去のエリートがトーナメントフィールド以外の経験値の浅い場所で開催されていたのに対し、今回は5人だけの舞台とはいえ、そこは紛れもない超ハイプレッシャーの「トーナメントメジャーレイク」だったと言う事実かもしれない。

最後の最後に手を出したのが、開発に2年近くかかったスピニングの最終プロトタイプ。
この1尾が今のトーナメントメジャーフィールド打開の鍵になった。

かつてホームレイクである最も得意な琵琶湖で、タイトルを賭け幾度も辛酸を舐めさせられたように、勝ちが手の届く所に見えた時程、慎重にならなければならないはずだった。しかし…
「優勝以外は意味がない。」プラクティスでは一度も触らなかったパンドラの箱を開けた時、そこに昨年のELITE利根川戦2位から引きずった、大きな落とし穴が待っていた。

延々、淡々と続く遠賀護岸地獄。
そこはまさにパンドラの箱、累々たる絶望が飛び出した後に、希望は残っていたのか・・・。

だが、今回、無謀なストロングパターンに固執した惨めな敗戦は、パフォーマーとトーナメントプロ、理想と現実、ビジネスと真剣勝負、そのはざまに揺れ動いたここ数年の自分の迷いを深く反省するとともに、今後自分が見据えていくバスフィッシングの将来へのビジョンを明確に諭してくれた試合だったように思う。おかげで何か迷いが吹っ切れたような、ブレない強い気持ちが戻った。それがこの2009年後半、色々な面で良い影響を発揮し始めているようにも思う。つい先日、公開に踏み切ったトーナメント限定専用モデルKALEIDO DESIGNO(カレイド・デジーノ)の発進もその一つである。

カレイドスピニングシリーズを設計するにあたって、ずっとマスプロダクションの限界を感じていた。
フィネスの究極の世界には、それを経験した者、極めた者にしか表現できない職人の世界がある。
本気で極限のフィネスに踏み込む決意をした時、
自ら元TOP50プロ、神谷の工房を訪ねた。

今回の試合は正直、皆さんの期待にとても応えられるものではなかったという想いが強く、自分でも見たくないのが本音だ。しかし、負けた事から学ぶ事は多い。そして来年、再びこの試合に挑戦する機会をなんとしても得るために、今度は選出されるに相応しい、文句の付けようのない戦績を残す事が私を選んでくれたファンの皆さんへの責任だと思っている。

応援してくれた多くのファンの皆さんに応えられなかった事が悔しい。
来季は、選ばれて当然の成績をTOP50で残し、
最高の試合を魅せる事が最大の目標だ。

…と言う事でスカパーの放映は29日だが、今回は特別サービスとしてルアマガモバイルでオンエアされたSGスクリュープラスの水中アクション動画を、イマカツザムービーで公開です。このSGスクリュープラス、こいつは私自身、来季プリスポーンに最も期待が膨らんでいる楽しみなモデルで、様々な使い方や更なるチューンアップ法が存在する。SGプラスはダンパー切り替え式なので、ダンパーをワイヤー等に交換すると完璧なI字オンリー仕様にもすぐにチェンジできるが、普通、絶対不可能と思っていたスイッッシャーをS字モードで使えるように出来た事はまさに革命的な進歩なのである。論より証拠、一度水中アクションを見てもらえれば、その可能性の広さに衝撃を受けるはずだ。


SGスクリュープラス




最近の一番のお気に入り「SGスクリュープラス」。
何処に行ってもスタメンだが、さすがに寒すぎて今は釣れません・・・。しかし、この動きとテールの波動は絶対に来春、ブレイク間違いなし!!

また、こちらも最新情報なのだが、来年1月半ば、遂に6年の眠りから覚めた「デビルリッパーカレカ」が市場に完全限定販売で登場する。発売はバスワールド・サイドリバーネット販売限定予約式で、現定数量に達し次第受付終了となる予定なのでご注意を。と言う事で、今回は何故か26日より「ルアマガモバイル」でそのカレカの水中アクション&実釣解説を荒技オンエア先行開始中。最近のスクリューブームでようやくその悪魔の封印を解かれた「カレカ」、その超絶過激凶悪なプロップパワーをとくとご覧ください。

ルアマガ黒帯グレートアマゾンでは、ジャイアントピーコック相手に衝撃の威力とサウンドを発揮し、一時、店頭をにぎわせた25cmもあるビッグリッパー「ハイローラー」。
その衝撃にインスパイアされ作ったのがデビルリッパーカレカ。まもなく最終モデルを公開します!。

ルアマガモバイルはコチラ



しっかし、今月のロケは全て恐ろしく寒かった。
ブログ用前座君どころか、毎回、完全お手上げ崩壊寸前・・・
しかし、諦めなければたまに奇跡は起こるものですね!

 

 

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