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イマカツ最新情報のお知らせ…その(1)の巻

昨年6月初め、このタイミングで体調不調を押して
スウェーデンABU本社を訪問したのも、
何かの導きだったのかも・・・。


初めての北欧への旅はいつになくりラックスし、
とても有意義な旅だった。
K-1ファンの親父と格闘技の話で意気投合。
武蔵君、お疲れさまでした!!

さて、今回は短編お知らせ。
まずは、いよいよアンバサダーの2009年限定生産機種「レボエリート・オーロラ」そして「レボエリート・暁」がこの10月をもって最終生産となる。もともとスウェーデンに行った折、イオンプレーティングの塗装サンプルにあったオーロラのようなカラーを見つけ、ABU本社に半ば強引にコスト度外視で自分のオリジナルとして生産を依頼したのがこの限定生産機種の始まりだった。

北欧は本当に良い所だった。
ABU本社は昔ながらの「雰囲気」が最高にカッコイイ!
子供のころあこがれた姿そのまま・・・。

今だから言えるが、昨年の6月、なぜこの一見ド派手で奇天烈なカラーに私がこれほどの興味を示したのか、その理由は実は「AURORA(アウロラ)」と言う語源にある。そもそも初めての北欧の旅で、オーロラを調べる機会があった事がキッカケなのだが、このオーロラと言う言葉の語源にはローマ神話の「夜明けの女神」と言う意味がある。また夜明けの女神オーロラには「混沌(CAOS)からの再出発、夜明けへ導く神」と言う逸話がある事を知った。昨年春、私がスウェーデンを訪れた時、まさに私はここ数年の様々な「混沌」の中にいた時だった。癌、脳動脈瘤、椎間板変性、全て奇蹟的に紙一重でかわす事は出来たものの、約1年間で3回もの手術はこれまで手術などとは全く縁がなかった自分にとって大きな肉体的、精神的ダメージとなったのは間違いない。そんな混沌の中で、偶然スウェーデンで出会ったのがこの「オーロラ」だった。その偶然の出会、そしてフルーガとの再会も含め、何か運命めいたものを感じた私は、本当に半ば強引にABU本社に対し自分のモデルとして「オーロラ」の生産を直接懇願した。

ABU首脳陣に自ら直接リクエストしたオーロラ。
ABU一筋30年の想いが通じた。

質実剛健なABUの伝統からすれば、一見、悪趣味でド派手に見えるオーロラは本来のABUとはかけ離れた、まずあり得ない色である事は存分に承知していた。しかしそれを承知で、このリールに自分の名と決意を刻む事が、新しい夜明けへの出発となり、水先案内人となってくれるように思えたからに他ならない。
予想外にABU本社は二つ返事で快諾してくれた。「遠心(CB)も何か今コンセプトはないか」?と逆にリクエストされた時は、とっさに「夜明け=暁」の風景が頭に浮かび、「暁」が誕生する事になった。「暁」もまた夜明けの女神の和名であり、その込められた思いは表裏一体なのである。

暁は近距離戦と遠距離戦が混在するフィールドで多用する。
フルキャストと低弾道ピッチングが調整なしで即座位に対応できるのが理由だ。

このバックステージは最初から言ってしまうとなんか御利益?がなくなってしまいそうで、話す時は生産終了決定の時と決めていた。そしてその最終生産が10月頭に決まり、最終デリバリーは10月末と決まった。
振り返れば「夜明けの女神」は、あらゆる意味で本当に「再出発への女神」となってくれたと思う。それは奇しくも沢村氏の協力を得て、日本の如何なる国産機種をも性能でも凌駕する、新しいAMBASSADEURステイタスへの夜明けともなった。

衝撃的性能で国産最高機種を完全に凌駕した沢村ワークスフィネス27仕様。
私のオーロラは実に160g、ギア比1:76、
その能力の凄さは、ABUサポート以外のTOP50選手のタックルを見ても解る。

さらに25スプールを搭載し、巻き物に驚異的アドバンテージを発揮させたオーロラ沢村モデル。
1:76のギア比はチャターのブレード回転を意図的に、
且つ瞬時に操る事が出来るほどの超高感度。
1:7とですら感度面では信じられない程、圧倒的な差が出る。

オーロラは私の道具への思い入れから来た我儘だったが、このオーロラを購入してくれた多くの方々に感謝したいと共に、一見、「悪趣味」?な色の裏には、結構、深イイ?STORYが込められている事を知っておいて欲しい。今にして思えば、2つと同じ模様のない「AURORA」と、千変万化する万華鏡「KALEIDO」、それは万華鏡のような星空に輝く夜明けの極光、この予期せぬ偶然の出会いもまた、必然の出会いだったのかもしれない。



ZPIではビッグベイト&ビッグクランク対応ブン投げブン巻高強度チューンがほぼ確立。もはやベイトリールに関しては
一切の不利不満がなくなったと心から言える。
いや、むしろこのチューニングの幅広さは史上最強と言えるかもしれない。

 

 

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