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出発前夜の巻
いよいよ第4戦が始まる。あらゆる意味で分岐点となるこの1戦。
初乗り以来、入れ喰いが続く幸運の愛艇、Z21べラードで、そろそろ本気でまくりましょうか!



いよいよ明日からTOP50第4戦旧吉野川へ出発する。公式練習2日間を経て本戦突入するわけだが、今回ばかりは少し緊張感が高い。と言うのも、今年も完全にスタートダッシュに失敗、ようやく暑くなってきた第3戦でシングル入賞を果たしたものの、年間順位は昨年と同じ28位と低迷している。その原因の全ては昨オフ集中的に行った治療が功を奏せず、復帰以来2年連続コンディションの調整ミスのまま本戦に突入してしまったからに他ならない。情けない話だが、本当に激痛を如何に抑え込むかに精神力のほとんどを使い果たした結果だった。そして5月、霞戦寸前に椎間板後枝神経切除オペを急遽行い、なんとか霞戦を戦ったが、予選落ち。これも正直参加するだけで精いっぱいだった。

体調的には一番厳しかった霞ヶ浦戦。
しかし、何故か一番楽しくもあった。
霞水系は是非とも毎年開催して欲しいフィールドだ。

しかし、昨年もそうだったが、気温が熱くなるに従って体調は低温期に比べると少しは回復し、同時に成績も上向いてくる。昨年の第4戦から怒涛のまくりでエリート準優勝まで復活している。もともと癌の手術によって体の体温調節機能を司る部分が壊れてしまっている私は変温動物の爬虫類のようなもので、体が冷え切ってしまう寒さに異常に弱くなってしまい、逆に暑さはほとんど感じない。先日の旧吉野川も「今年って夏あったっけ???」ってな感じだ。

ナベはカエル腹をヒーヒーいわせて猛暑に苦しんでいたが、私は全然平気・・・って壊れてるだけやんけ!

と言う事で、今回の旧吉野川も全ては第2椎間板の状態にかかっている。プリプラは正直って釣れ過ぎだったが、それを差し置いても非常に良い感触がつかめている。そして今回は事実か思い過ごしかどうしても試合で試してみたい新しい発見があり、最近では本当に珍しく好戦的な気持ちになっている。そう言えば昔は常に相当、好戦的な性格だったが最近は随分丸くなった様な気がする…まあ年も年だしね。

プリプラは本当に楽しかった旧吉野川、
本戦はまたも激シブ大変身か?

いずれにせよ、今回の旧吉野川は公式練習日が満水日、本戦予選2日間が減水日と言う事で、水位が1m近く変動する。満水日のパターンには相当な自信があるが、旧吉野でも最も厳しい最低水位ともなれば、厳しい試合が予想されるだろう。

満水だとカバー天国、レイダウンにゴミパンチ天国、
減水するとカバーは全て陸の上・・・
激流化した流れの中で、如何にバスを見つけるかがカギだ。

理想は地獄の激重ランディングネットを使わない試合展開。すなわちベイトロッドでガンガンぶち抜いていく展開だ。琵琶湖のようにウィードの繁茂する夏の旧吉野川は、フィネス有利の春と違い、本物のストロングパターンが十分3日間通用する事もある。しかもバスはデカい。この点においても燃える要素はたくさんあるのが関西エリアでのTOP50の楽しさでもあるのだ。

台風9号余波で濁った旧由はまさに2mダイバーのIK200W天国。
高梁川に引き続き50アップ天国だったが・・・いまはクリアらしいです・・・。

プリプラではルアーニュースで散々書いたので割愛するが、やはりワインドリップ搭載のオーバーサイズクランクは異常に強かった。

上が200Wで下が高梁川での350W、雑誌でモザイクかけ忘れたのでもう公開(後悔)
でも、秘密は見える所だけではないのだ。
内部にはアッと驚く工夫が!

これから秋にかけてはその威力はさらに増していく感じがする。IK-200W、そして350Wには、その柔らかで甘く太い波動を発する独特の動きは間違いなく何かある事を感じずにはいられない。個人的にこいつの動きはボディー全体へ水の纏い方が独特で、「水流迷彩効果が高い」のが大きな理由なのではないかと考えている。

それにしても濁りのおかげでIK-200Wが高梁川に続いて爆発!
この動きは絶対何かある。

まあ、その他にもジンクスからダッドカットまで、ジャバシャッドと結構この時は何を使っても投入場所と機会を間違わなければ非常に良い反応が返ってきた。特にダッドカットは最も安定してグッドサイズを釣る事が出来、様々な釣り方も編み出す事が出来た。この辺に関してはまた後日、結果が良ければ報告しよう。

各地でウィニングルアーになりまくっているダッドカットはザリ喰いバスには激効きだった。
こんな素晴らしい50アップが何本も・・・。
嗚呼今は昔、幸せなプリプラでした・・・。

とにかく泣いても笑っても今年は後2戦。目標は残り2戦で28位から年間シングルランキングの確保。今の私の体調では「優勝」等と大それたことはとても言えないが、低く屈めば屈むほど、高くジャンプするための力も充電される。ここしばらくは耐える時期と言い聞かせ、じっくりと我慢して来るべき時に備えたい。


ダッドカットの良さは、マグロのように捨てる所がない程、チューニングが効く点。
今回も様々な使い方を発見できた。


ダッドカットの残骸達。
捨てずにあらゆるリサイクルが可能。
各パーツを大切にとっておくと、一度で3〜4度おいしいのがダッドカットなのだ。

 

 

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