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TSRクロニクルスII・「メジャーレイクで50アップを釣る方法」近日発売&特別付録DVD予告編オンエアの巻
珍しく夏風邪を引いたのか、花粉症級の酷さで鼻と喉が・・・。
鼻血が止まらないので上向いている訳ではありませんが・・・
(本日より、写真のSGハドルPLUS改造法実演、ルアマガモバイルにて連日配信中!)


いやはや久しぶりの更新になってしまったが、と言うのもこの1週間、私を含めバスワールド編集部関係各位はもれなく「地獄」状態にハマっていた。おまけに珍しく夏風邪らしき(豚?と言う噂も…)原因不明の超絶鼻詰まり&激喉痛&発熱にも苛まれ、それでも休めない怒涛の徹夜に近い原稿校正&最終確認に付き合わされてダウン寸前、生活リズムも何もあったもんじゃない、もうこれ以外の仕事は何もできない程の過激な1週間だった。

遂に本日校了を迎えたTSR総集編クロニクルスII、
TSR連載の本来の目的がここにある。
(この表紙はサンプルです・・・・本番はお楽しみに!)

と言うのも、実は今回、かねてからバスワールドと共に約3年計画で続けてきたビッグプロジェクトが遂に形として実を結ぶ時が来た。このビッグプロジェクトこそが、バスワールドのTSR連載記事の最終目的であり、そこから学んだ自分の足跡を形として残す集大成としてのテクニカル・データブック作りだったのである。

TSRの最終目標だった全国メジャーの50アップ捕獲方法のデータ収集。
全国33か所+αのフィールドでの50アップの釣り方、実際に釣れた場所などを私なりに分析してみた。

BW誌の大型連載であるトップシークレット(TS)を一旦終了し、1年の休養を経てトップシークレットリターンズ(TSR)として再開を決めた時、私がこの仕事の目標とした事がある。それは外来生物法、リリ禁問題等によってバスフィッシングの社会性が問われたこの時期に、可能な限り全てをオープンにし、誰もが訪れる事のできるフィールドで、しかもデカいバスを狙って釣る方法を伝えていく事だった。同時にこれからの時代において、これ以上フィールドの消滅を進めないためにも、入漁料やスロープ、駐車場等のローカルルールの解説にきちんとページを割き、昔はトレードマークだった「5本バス持ち(通称フンガー持ち)」も、取材によってバスへの不要なダメージを与えないため、キープが必要な試合以外では2006年早明浦取材を最後に辞める事にした。

2006年以来、取材では封印しているフンガー持ち。
ただですら貴重なデカバス、大切に守っていきたい。
(試合でも最近フンガーできてませんけど・・・・)

その上でTSRでは場所名が公開できる湖を原則とし、ルールとマナーを守れば誰もが訪れる事が出来るフィールドを「メジャーレイク」と呼ぶ事にした。そして、もう一つの課題として、そのメジャーレイクでの価値ある正解パターンを紹介するために、「50cm以上のバスを毎回日程内にNGなしで釣る」事を自己目標とした。故にTSRでは必ずメジャーを使用し、DVDとカメラの前で口を閉じ計測を必ず実行する事にしていたのだ。正直、この連載を始めた時は、この目標が実現可能かどうか余りも不安だったので、最終目的は一度も公にした事がなかった。それほどメジャーレイクで50アップを狙って必ず、取材日程2日間で釣るのは易しくない。結果的にそれが達成された今、ようやく公開できたと言う訳だ。

ハッキリ言ってこの瞬間が一番怖い。ホントは計りたくない・・・でもナンチャッテ50アップで済まされないのがTSRの掟。さすがに尾っぽはJBルールの自然体にしましたが、口閉じ計測は厳守。

あれから約3年、色々な事があったが、なんとかここまでTSRを休まず続けてくる事が出来た。一番印象に残っているのは連載を中止させないために、癌の告知を受けた1週間後に強行取材した湯原湖だろう。自分でも呆れるほどこの企画に対する熱意は本物だった。その最終目標こそが日本全国のメジャーレイクを全て釣破し、全ての湖で50アップを狙って釣って、それを全国メジャーレイクガイドとして、一人でも多くのバスフィッシングファンの一助として自分の言葉で残すことである。これはトーナメントプロ今江克隆とは別の、バスアングラーとしての自分の、生涯かけての仕事だと思っていた。
まあ、実際は後何年釣りができるかビミョーな部分もあるし、古くなりすぎても情報として意味がないので、かなりの実績とデータを蓄積できた今、一旦、その総集編としてこの本の制作を決意したのが今年の春だった。

もちろん「オカッパリで50アップを釣る方法」も特別編集。川、皿池、山池、カバー池編等など。
何故か超デカはオカッパリで釣れる事が多かった・・・。

まあ、それからホンマに忙しかった事…、さすがに自分一人では回りきれない場所も多くあったので、今回は阿部ちゃんに亀山湖、相模湖、そして高滝湖をアシストしてもらい、鬼門?の霞ヶ浦はイマカツが誇るWBS最強霞メンバー達に担当してもらった。そしてしてもらい、未調査の池原に関しては60ハンターとして誰もが一目置く黒崎君にその秘密を語ってもらった。

琵琶湖編では前山プロと小南ガイドが実釣解説。64cmも飛び出した。琵琶湖だけは「55アップを釣る方法」です。
(ちなみにこれらの記事のキャッチ&文章はダミーです。ホンモノとは内容が違いますのでご注意を!)

と言う訳で、この1週間はとてもブログ更新どころか寝る時間もなく、鼻をカミすぎて鼻血まみれの発熱発狂状態…まさにスタッフ総勢限界ギリギリの状態で最後の追い込みを頑張り抜き、遂に250ページ(バスギア並み)にも及ぶTSR総集編クロニクルスII「全国メジャーレイクで50アップを釣る方法」が完成した。

阿部ちゃんは相模湖で50アップ攻略。
本編では地図によるポイントガイド、傾向と対策、50アップ捕獲のツボと3部構成になっている。

そして、今回は特別付録としてここ約1年間に訪れたTSR最新ロケの全てを収録したDVDも付いている。このDVDは「90分間オール50アップのみ出演」と言う前代未聞のDVDで、約3分に1回は色々な湖で、様々なパターンで50アップが登場する。まどろっこしい導入や無駄なストーリー、宣伝的解説は全て省略し、各湖の各50アップ1尾ずつをメニューから選んで好きな場所から見れる新方式を採用している。一番知りたい事、「何がどんな場所で、何をどうしたら釣れたのか」、を一目で理解できるようにした、まさに目で見る50アップ場所と釣り方の実録データファイルである。

最後の最後まで悩みに悩んだ神業「アリウープZONEアタック」の公開。最終的には正直、寸止めパンちら・・。
しかし、DVD実録映像と合わせて読めば、30〜50%の人はたぶん開眼してしまいそうな気がする。相当際どいところまでは公開したつもりです。

このTSR総集編「メジャーレイクで50アップを釣る方法」は、単なる読み物や仮定の物語ではなく、少なくとも一アングラーが蓄積してきた渾身の事実とデータの集大成だと思って欲しい。本日、無事校了が終われば8月3日、書店及び釣り具店で発売される予定。価格はDVD付き本誌2800円(税抜き)、私が歩んできた、そして経験してきたバスフィッシングの集大成として、皆さんのバスフィッシングに少しでもお役にたてれば幸いである。
                                        


“ALL THAT 50’UP”ダイジェスト版公開。



 
いつも言っているが、やはり百聞は一見にしかず。
アリウープアタックのロッドワーク、
ハドスイの秘密、SGプラスのキモ、全て実録で収録している。くどい解説もないので、とにかく見て盗める人は盗んでください。ちなみに、このDVD落ちした哀れな40〜49cm君達は、近日、イマカッチャンネルにて怒涛の連続公開です!お楽しみに!

 

 

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