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TOP50第3戦・濁流の旭川ダム閉幕の巻

急遽代替え地となった旭川ダム。
プライベートでは楽しい場所だが、トーナメントとなると関西屈指のタフレイクとして知られる。

早明浦ダムが減水のため中止となり、急遽会場変更になったTOP50第3戦旭川ダムが終わった。結果はいいのか悪いのか微妙な9位。今年は昨年以上にコンディションが良くなく、開幕2戦連続の予選落ちと言うこれまた昨年以上の窮地に立たされていたが、急増水で濁流化した旭川戦を、シングルで折り返す事が出来たのは素直に喜ぶべきことなのかもしれない。言い訳に過ぎないが、この試合も含め今年は試合の内容以上に、如何に試合を無事終えるかにほとんどの気力を使いはたしていると言っても過言ではない。腰椎の状態維持に6割の神経と気力を使い切り、残り4割程度の集中力で試合を戦っているのが現状だ。

初日は強引な上流攻めに出てキロアップを2尾を仕留め
3尾12位スタート。
このスタートは悪夢の出来事から奇跡的に立ち直ったスタートだった・・。

今回の旭川戦。振り返ってみればまたしても悔しさだけが残った試合となった。この試合はシングル入賞の嬉しさより、確実に悔しさが勝った。その理由は自分のフィジカル的な問題から勝ちに絡む決定的とも言えるチャンスを幾度も逃してしまった事に尽きる。せめて7割のフィジカルだったなら、少なくともお立ち台を滑る事は絶対になかった試合だった。濁流の旭川最上流部で、初日、2日目と何度も響いた絶叫は本来、歓喜の絶叫になるはずだった。ミスが決定的に少ない事が最大の長所と自負していた自分が、十中八九、手にしていたはずのチャンスすら失う。これが今の自分の状態を語るベストとはほど遠い4割程度の実力なのだ。

昨年の開幕戦旧吉野川、今年の高滝湖と言い、
決定的な凡ミスはほとんどがランディングネットを持った後に起こっている。
その凡ミスの理由ははっきりと解っているのだが・・・。
  

ここまで試合経過は昨年同様、腰の状態と比例するかのように推移している。暑くなればなるほど寒い時期に比べると腰の状態は比較的マシで、昨年もほぼ同じ展開だったが、第3戦から立ち直り、お立ち台復帰、ランキングも巻き返す事が出来、エリートへの出場を果たした。そして今年も同じく第3戦からは手応えとして感じられる。ただ、それは本来の通常状態ともほど遠いコンディションでの結果であり、このフィジカルの問題を克服しない限り前人未到の3度目のTOP50年間優勝はほど遠い。しかし、逆を言えばフィジカルさえ戻れば、その可能性をまだ十二分に感じている事も事実だ。敢えて反感を承知で書くなら、今の状態でここまでできるのなら、あと30%戻せればその可能性は現実になる自信はある。無論その努力は怠るつもりはない。

試合前のプランでは最上流でのサイト勝負に賭けていた。
しかし、試合本番は濁流に。
それでも結果的にサイトでシングル入賞となったのは不幸中の幸いか・・・。

今回の試合に関しては、今週号のルアーニュースに今の心境とフィジカルの現状について詳しく明かしている。またこの3日間の詳しい試合内容、そして結果的にこの窮地を救ったアリウープ・サイトアタックについては今月末号のルアーマガジン誌面で興味があれば見て欲しい。

 

 

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